草津温泉 御座之湯 2023年6月
御座之湯が出来立てホヤホヤの頃に一度来ていますが、なんと今回きっちり10年目での再訪問でした。この10年の間に入浴料金が500円→700円に変更になっていました。「石之湯」と「木之湯」二つある浴室は前回と同じ「木の湯」が男湯です。定期的な男女入れ替えがあるかは分かりません。館内二階には湯上がり後に休憩できる大広間、フリーWi-Fiありです。湯上り後に利用しましたが風通しが良く快適で湯畑方向の眺めも良いので気に入りました。
受付して早速に浴場へ移動です。前回の訪問はオープンまもなくの新しい木の匂いがしましたが、10年たった今回は建物や浴槽に使われている木材に段々といい味が出てきたように思えます。浴室に入ってすぐに掛け湯槽がありましたが、ここのお湯は温泉なのか真湯なのかは確認し忘れました。
浴槽での利用源泉に変わりがなく万代鉱と湯畑の二つ、それぞれ別の浴槽で単独利用されています。湯口も隣り合わせに配置されているので少しだけ口に含んでテイスト(※真似はしないでください)すると違いがわかって面白いです。特に酸味が明らかに違います。やはり湯畑は比較的マイルド感、万代鉱はピリピリするお湯です。何度か出たり浸かったりして久々に草津のお湯を楽しませていただきました。
(三昧・2023年6月)
新規オープン間もない訪問から丁度10年経ったということで、久々に草津温泉御座之湯へ行ってみました。当時はまだ全てが新しく、受付まわりもほぼ何も無い状態でガランとしていましたが、10年経った今では浴衣のレンタルや物販の品々も並び賑やかになっていました。またオープン当初には無かった「脱衣所・浴室の撮影禁止」の掲示もありました。
楽しみにしていた浴室は、今回もまた「石之湯」が女性側となっていました。男性側の「木之湯」は浴槽の木材がいい具合に時を重ね味わい深くなっていたらしいですが、「石之湯」の浴槽素材はその名の通り「石」なので劣化しにくく以前と変わった感じはありませんでした。しいていえば洗い場周辺がちょっと年季入って来たかなぁ程度です。
お湯は以前と同じく二つ横並びの浴槽片方に「湯畑」もう片方に「万代鉱」がそれぞれやや熱めで掛け流されています。どちらも酸っぱくやや熱めの湯なのですが、入り比べると湯畑は優しく、万代鉱は薬品的で刺激の強めな湯であることがよくわかりおもしろいです。温泉街の共同浴場のように小さい浴槽に熱い源泉をドカドカ掛け流しではありませんが、まだ入る人がいなかった朝イチ訪問だったためか湯の状態も良く楽しめました。
浴後は料金内で利用できる2階の休憩スペースに行ってみました。2階は広い畳敷き大広間となっていて、開け放たれた窓の向こうには観光客の行き交う湯畑が見えます。吹き込む風は爽やかで、旅情にたっぷり浸れる大広間でした。
(まぐぞー・2023年6月)
▼ちょうど10年ぶりの再訪です
▼御座之湯 下足箱
▼浴衣のレンタルがありました
▼ヘアセットもできるようです
▼料金内で利用できる2階の大広間(9時~20時)
▼生け花
▼窓の向こうに湯畑が見えます
▼窓からの眺め(手前の屋根は白旗源泉です)
▼2階から1階の浴室(脱衣所)に行くことができます
草津温泉 御座之湯 2013年6月
リニュアルした白旗源泉のすぐ後ろに新しくできた日帰り温泉施設「御座之湯」。草津の日帰り温泉施設はほとんどが料金高め設定にもかかわらず、御座之湯は500円とまあ良心的なものとなっています。しかし施設専用の駐車場が無いので近隣の有料駐車場を利用するか、離れた無料駐車場に停めて歩いて来ることになります。
建物自体は二階建てで木材を多用した「あたたか味」のあるもの。浴室は「石之湯」と「木之湯」の二種類あり男女入替え制、当日の男湯は「木之湯」でした。浴室空間のまだ新しい木の香りがいい。天井が高めな設計で湯気抜きがしっかり行われていて快適そのものです。
御座之湯で利用されている源泉は「湯畑」と「万代鉱」の2つ。横並びの二つの木造浴槽で、片方は湯畑でもう片方は万代鉱を利用し掛け流しています。二つの湯船はそれぞれ10人サイズの広さがあり、浴槽中央には湯船の端と端に架けるように丸太が置かれ、これは頭を乗せる枕のようなな役割があるのだろうと思いました。湯温は万代鉱利用浴槽が体感で44℃ちょいはあるかな、湯畑利用浴槽が42.5℃ほどかな。二つの浴槽を入り比べてみると万代鉱は熱くチクチクと刺されるような感覚で強い酸味に収斂味。それに慣れてしまうと湯畑はまったりとした感覚のマイルドな湯に思えてしまう。何しろ施設が新しくキレイで快適でした。
(三昧・2013年6月)
湯畑上部の白旗源泉後ろ側で、以前より工事を進めていた新しい温泉施設「御座之湯」が、2013年4月25日、遂にオープンしました。建築前は見慣れた湯畑の景色が一変してしまうんじゃないかと心配でしたが、落ち着いた木造和風建築の建物は周囲の景色とよく馴染み、より一層日本的情緒が増したんではないかと思います。この御座之湯は、よくある日帰り温泉施設とはやや趣向が異なり、以前存在していた同名の共同浴場を現代に蘇らせ、本来の草津温泉の姿である「湯治を体感してもらおう」という趣旨のようです。
館内には「木之湯」と「石之湯」二箇所浴室があり、おそらくは男女入替え制かと思います。今回訪問時は「石之湯」が女性用となっていました。扉を開けると、天井の高い広々とした浴室です。木材と石板をふんだんに使用した浴室で、なんとも落ち着いた風情があります。浴室にはそれぞれ10人づつに仕切られたセパレートタイプの長方形浴槽があり、手前に万代鉱、奥に湯畑源泉が、それぞれ掛け流し利用となっています。
御馴染み万代鉱はピリピリ感とヌルヌル感が楽しめ、湯畑はタマゴ臭が香り、万代鉱と比べると随分優しい湯というのがわかります。こうして2源泉を隣同士で入り比べられる機会はあまりないのですが、なるほど随分違うものだとあらためて感じる事ができました。街中の共同浴場と比べ湯温は高くないですが、朝一番の訪問だったためか鮮度は良く、気持ちの良い湯浴みが楽しめました。
(まぐぞー・2013年6月)
▼新規温泉施設「御座之湯」
▼別の角度から(手前にあるのは白旗源泉です)
▼玄関横の湯もみちゃんマンホール
▼御座之湯 受付
▼御座之湯 木之湯
▼木之湯 掛け湯槽
▼木之湯 浴槽
▼別の角度から
▼石之湯 脱衣所
▼石之湯 浴室
▼石之湯 掛け湯槽
▼石之湯 浴槽
▼別の角度から
▼湯口(湯畑と万代鉱が使われています)
▼浴槽から
▼天井
▼洗い場
▼草津オリジナルです
▼夜の御座之湯も雰囲気あります
▼御座之湯ができる前の様子
草津温泉 御座之湯 データ
群馬県吾妻郡草津町大字草津421
→Googleマップで見る
0279-88-9000
7時(12月~3月8時)~21時(受付20時30分)
500円→700円
訪問:2013年6月・2023年6月
草津温泉 御座之湯 温泉分析
湯畑 酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)53.9℃ pH=2.0 湧出量測定せず(自然湧出) 溶存物質計=1720mg Na=61.2mg K=26.8 Mg=34.3 Ca=73.8 Fe2=19.0 Mn=1.23 Al=52.2(22.05mv%) H=10.0(37.73) F=11.4 Cl=381(41.22) SO4=606(48.44) HSO4=206 H2SiO3=230 HBO2=8.8 H2SO4=5.2 H2S=13.0 (H15.4.15)
万代鉱源泉 酸性-塩化物-硫酸塩泉 94.6℃ pH=1.7 溶存物質=3510mg Na=149.0mg(13.55mv%) K=74.8(4.00) Mg=57.9(9.95) Ca=93.2(9.72) Fe2=7.27(0.54) Mn=2.35 Al=48.3(11.23) H=24.5(50.83) F=20.4 Cl=901(49.93) HSO4=826(33.78) HSO4=683(14.11) Br=3.25 H2Sio3=558 HBO2=20.3 H2SO4=42.4 H2S=0.3 総ひ素=9.727mg (H15.6.10)