くろがね小屋は建替えのため2023年3月31日をもっていったん営業終了。新規施設完成予定は2025年度。
あだたら山中の鉄山の麓に「くろがね温泉」という登山者のための山小屋がある。そこに温泉があるというので、ちょうど登山に行く温泉仲間と行ってみた。あだたら高原スキー場横の奥岳温泉登山口からゆっくり歩いて約2時間程度で到着できます。またスキー場のゴンドラに乗れば登山道の途中にショートカットできます。立ち寄り入湯をお願いするとなんなくOK。建物はウッディな造りでしゃれた山小屋。
浴室は男女別内湯のみ。浴槽は木造3-4人湯に浸かればいっぱいの広さで、塩ビ管より透明な源泉が浴槽に30L/minほど注がれてます。浴槽では薄白濁り、玉子臭、酸味と記憶する。白い細かい湯華が浴槽内に浮遊します。思う存分に湯を楽しんだ後は、あだたら山山頂へは行かずそのまま下山です。まあそれにしても温泉だけに浸かりにここまできてしまう自分はなんなんでしょうかね?
(三昧・2003年9月)
歩いてしか行かれない温泉「くろがね小屋」へ行って来ました。安達太良山の山頂を目指す温泉仲間にくっついての山小屋行きです。朝6時に登山口集合。そこから徒歩で「くろがね小屋」を目指します。登山道は穏やかな林道といった感じで、激しいアップダウンも無く、ゆっくり歩いて2時間程で「くろがね小屋」に到着。
さぁ、いよいよ待ちに待った湯浴みです。素朴な山小屋の浴室は男女別に木造の浴槽がひとつ。そこに白濁した湯が滔々と流し込まれています。浴室にはまったりとしたタマゴ臭と酸味を帯びた臭いが充満していました。
掛け湯をし湯に浸かると、なんともいえぬヌルヌルツルツルとした浴感に包み込まれます。湯の中には沢山の細かな白い湯花が舞い、口に含むとまろやかな酸味、ジューシーな柑橘系といった感じです。湯の鮮度もよく大満足でした。
湯上がりは小屋の休憩所をお借りして、持参したオニギリを頬張りました。最初は他にお客さんはいなかったのですが、あれよあれよという間にどんどん登山客が到着しアッという間に大混雑。最近の登山ブームは凄いですね。その後再び徒歩で下山。帰りは1時間半程で登山口まで到着。山の空気もひんやり爽やかで、途中の景色も爽快。平地の残暑を忘れる心地よさでした。
(まぐぞー・2003年9月)
▼登山口からゆっくり歩いて2時間ほど
▼しっかり整備された登山道です
▼くろがね小屋が見えてきました
▼くろがね小屋
▼館内
▼掲示
▼掲示
▼男性浴室
▼別の角度から
▼女性浴室
▼源泉地は立ち入り禁止
▼くろがね小屋より先は急こう配
山地図アプリと紙地図
山の温泉に行くのに必要な登山マップは「YAMAP」や「ヤマレコ」で無料ダウンロードできます。無料でひと月にダウンロードできる地図数は限られますが、頻繁に行かなければ十分だと思います。地図アプリの他に、もしスマホが使えなくなった時のために紙の地図も携帯されると安心です。
くろがね温泉 くろがね小屋 データ
福島県ニ本松市(安達太良山山中)
あだたら高原スキー場横の奥岳温泉登山口かゆっくり歩いて約2時間
10時~15時(まで受付)※天候により変動あり
360円→500円
訪問:2003年9月
くろがね温泉 くろがね小屋 温泉分析
岳温泉元湯 単純酸性泉 58.3℃ pH=2.4 1446L/min 溶存物質計=722mg Na=19.8mg K=6.2 Mg=9.2 Ca=29.6 Fe2=1.9 Fe3=0.1 Mn=0.2 Al=20.9(23.99mv%) H=4.0(41.06mv%) NH4=0.5 F=1.0 Cl=5.7 SO4=433.7(91.77) I=0.1 HSO4=58.1 H2PO4=0.1 H2S=1.7 (S63.8.2)