飯坂温泉 清流の宿 花之湯は閉業しました。
摺上川沿いにある中規模な温泉旅館で建物隣には公衆浴場「切湯」もある。夜も21時頃の立ち寄りでしたが「うちは21時まで受付してるからギリギリOKよ」と明るい女将さん。
男性浴室は帳場より階下にありました。男女別浴室それぞれに内湯が一つずつあり露天風呂はありません。男湯は大理石を浴室内の壁やら床やら湯船に利用している「大理石風呂」でした。
ガラス窓沿いにゆったり5人程が浸かれる長方形浴槽が一つ。シャコガイの貝殻に似たような湯口があり、そこからボコボコと源泉が湯船へと注がれる。無色透明、弱薬臭。湯口付近は熱め、湯尻では丁度良い浸かり具合で当日の湯の鮮度もまずまずです。湯船内には以前利用していたと思われる循環穴がありましたが、現在では目張りされて使用していませんでした。激熱な湯も多い飯坂温泉で、掛け流し湯に適温入浴が出来る点オススメです。
入浴後ロビーにて休んでいると女将さんにアイスをいただきました。
(三昧・2012年1月)
切湯共同浴場のすぐ隣にある旅館です。当初お目当てだった切湯共同浴場が定休日で、既に時間は夜の9時近くでしたがダメもとで隣の花之湯へ立寄り入浴を伺ってみました。すると元気な女将さんが対応してくださり、快く迎え入れてくださいました。感謝、感謝です。
館内には趣きの違う内湯が二箇所あり、訪問時は「花風呂」が女性用でした。男女入替え制かは不明です。「花の湯」という名前の通り、浴室中央には梅の花のような形をしたタイル浴槽がひとつあり、底にはタイルで「花」という文字が描かれていて、なんともかわいらしいです。
湯口より無色透明の熱い源泉が投入され、飯坂らしい熱湯が静かに掛け流し。スッキリとした芒哨臭漂う湯は、年末年始の宿泊客が多い為か、だいぶ「こなれて」いたものの、キリリとした熱さで気持ちよく浸かる事ができました。
浴後に先ほどの女将さんが再び登場し、帰り際アイスをくださいました。「うちは気兼ねのいらない宿だからいつでも来て頂戴」の言葉が嬉しかったです。
(まぐぞー・2012年1月)
▼夜撮ったのでわかりずらいですが外観です
▼男性浴室
▼湯口
▼溢れ出し
▼掲示
▼女性浴室
▼湯口
飯坂温泉 清流の宿 花之湯 データ
福島県福島市飯坂町湯野字切湯の上32
8時~21時
500円
訪問:2012年1月
飯坂温泉 清流の宿 花之湯 温泉分析
湯野分湯槽 単純温泉 60.0℃ pH=8.6 成分総計=809.5mg Na=211.3mg K=4.9 Mg=0.2 Ca=30.4 F=5.0 Cl=102.3 OH=0.1 SO4=328.1 HCO3=42.8 CO3=4.5 S2O3=0.1 H2SiO3=76.2 HBO2=3.6 (H17.2.3)