横川温泉

たまたま通りがかりで建物外観とその佇まいが気になって県道を引き返して行ってみました。周囲は田園風景でのどかな環境です。民家の敷地内にあるような浴舎で管理人さんがいらして料金を支払いました。

建物や室内は古いですがきっちりと整理整頓された脱衣所と浴室は好印象です。浴槽は石とタイルのミックス造り。石組み湯口より実測43.0℃の源泉を浴槽へと流し込み、そのお湯の通り道は黄褐色に変色しています。

湯船は二つに分割されて湯口がある右側は適温(41.7℃)、左側はぬるめ(40.4℃)に調整されていました。湯口直下の湯船底が温泉成分により焦げ茶色に染まっています。お湯は無色透明で弱金気臭、ツルツルとちょいキシ感ありです。サッパリ湯が細工無しに掛け流しの毎日浸かりたい湯でした。
(三昧・2024年11月)


県道50号線を通過中にフト視界に入り急遽立ち寄りした地域の共同浴場です。周囲を田畑に囲まれた長閑な地にポツンとたつ鄙びの共同浴場で、すぐ横には赤い実をつけた立派な大木がありました。湯小屋には管理人さん常駐で料金を支払い浴室へ向かいます。

女性浴室には3人サイズの扇型浴槽と4人サイズの長方形浴槽がくっつくようにして配されていました。湯口は扇型の方にあり、やや熱めの無色透明湯を投入しています。浴槽内で適温となった湯はスベスベとした肌触りが心地よいです。その湯が隣の長方形浴槽へと流れ込み、ややぬるめとなって掛け流されていました。浴槽サイズにして十分な投入があり鮮度良好、投入口のある扇浴槽はもちろん、流れ込み浴槽でも心地よい湯浴みが楽しめました。

入浴後に外の大木が気になって管理人さんに伺ってみると「くろがねもち」という霧島の市木で、たくさんの赤い実は人間は食べないで鳥が食べるんだそうです。横川温泉にはくろがねもち以外にも、様々な樹木が植えられていました。
(まぐぞー・2024年11月)

▼立派な大木に目を奪われます

▼クロガネモチという霧島の市木だそうです

▼横川温泉外観

▼名前をアップで

▼右の管理室で入浴料金を支払います

▼男性脱衣所

▼パチンコキング

▼昭和60年の成分表

▼男性浴室

▼別の角度から

▼湯口

▼湯口浴槽から隣の浴槽へ流れ込み

▼源泉井かな?

▼動画もどうぞ(26秒)

横川温泉 データ

鹿児島県霧島市横川町
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7時~21時
月曜日休み
200円
訪問:2023年11月

横川温泉 温泉分析

横川2号 単純温泉 43.8℃ pH=7.4 溶存物質計=708.2mg Li=0.1mg Na=119.4(79.12mv%) K=12.9 Mg=4.3 Ca=13.1 Al=0.2 Mn=0.1 Fe2=0.2 F=0.2 Cl=13.5 SO4=25.4 HPO4=0.4 HCO3=335.8 HAsO2=0.2 H2SiO3=179.0 HBO2=3.4 CO2=26.4 (H27.7.8) ※温泉利用状況=見当たらず

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