奥おおえ柳川温泉

2022年5月訪問時「脱衣所・お風呂でのカメラ、携帯電話、タブレット類のご使用はご遠慮ください」の掲示がありました。使用の浴室画像はそれ以前のものです。

奥おおえ柳川温泉 2022年5月

山形県では当然のように朝から営業している温泉施設です。今回も朝のオープン時間に合わせて来てみました。久々に来てみると施設の横にオートキャンプ場ができていました。分析書も更新されていたので載せておきます。

館内・浴室などは特に変わりはないように思えました。内湯はタマゴ臭は感じず。体感で約44℃ちょいの熱め湯です。露天風呂は湯面からもタマゴ臭を感じとることができます。湯の中には白や茶系色の湯華の浮遊がありました。露天は体感で約42~43℃で丁度よしです。ここも何度来ても良いですね。素泊まり設定のみの宿泊も良さそうです。
(三昧・2022年5月)

▼奥おおえ柳川温泉 外観

▼玄関横の飲泉所と源泉オブジェ

▼飲泉所

▼飲泉所の案内

▼復興のシンボル大江4号源泉

▼掘削の経緯が掲示されています

▼足湯もあります

▼お賽銭の変色が源泉パワーを物語ってます

▼館内では温泉タマゴを売っていました

▼おいしかったです

奥おおえ柳川温泉 2012年1月

柳川温泉は震災後に源泉の調子が不調になり、新たに温泉を掘削して湧出に成功したという。新源泉は「大江4号源泉」で泉質は以前の硫酸塩泉から硫黄泉に変更になっていました。湧出量は一日当たり432000Lというから、分当たりだと300L/minの計算になる。地域住民や関連の方々にとっては「祝・新源泉湧出、再オープン」といったところではないでしょうか。

今回の訪問は元日、同系列の「テルメ柏陵」と同様にみかんの振る舞いがあった。源泉が新しくなった他は施設内や浴室内の様子には変わりはない。湯は焦げタマゴ臭が香り、芒硝風味は相変わらずでした。内湯で体感44℃の湯が源泉そんまま加工なしで掛け流され、露天風呂も同様でした。
(三昧・2012年1月)


東日本大震災で温泉が止まっていた柳川温泉が、新源泉の掘削に成功したとの事で行ってみました。訪問時は元旦の夜明け前。降雪こそなかったものの、道がツルツルに凍って運転には気を遣います。ちなみに前回訪問時も雪の季節で、この辺りは特に雪深い印象があります。

到着してみると、新湯を知らせる誇らしげな看板が掲げられています。どんな湯かワクワクしながら浴室へ。浴室は以前と変らぬ造り。変ったのは源泉のみです。「新源泉ではタンクを通さずに浴槽へ湯を投入するので湯花が混入しやすい」といった掲示がされています。

肝心の湯ですが、暗かったので湯色はハッキリ確認できなかったのですが、おそらくは無色透明、浸かった瞬間ヒリヒリと熱さの染みる湯で、芒硝薬臭+焦げタマゴ臭がプンと香ります。内湯、露天風呂ともにやや熱めで、寒い冬場には丁度いい湯加減。個人的に好みの湯で気に入りました。特に露天風呂では、薄っすらと明るくなる夜明けの雪景色がボンヤリ浮かび、幻想的な雪見風呂を楽しむ事ができました。
(まぐぞー・2012年1月)

▼この時期は雪がたっぷり

▼新源泉の開湯を知らせる看板

▼玄関横の飲泉場も健在

▼奥おおえ柳川温泉 外観

▼館内ではミカンのお振舞がありました

▼男性内湯

▼内湯 湯口

▼女性露天風呂(雪見風呂をたっぷり楽しめました)

奥おおえ柳川温泉 2009年12月

数年前にこの施設前の県道を通過した事はありましたが、その時は他に目的地があり素通りしてしまいました。宿泊施設と日帰り温泉施設が隣合わせにあり「奥おおえ」の名の通り奥地にある公営温泉複合施設です。入口玄関手前に誰でも利用できる飲泉所も設置してありました。浴室は内湯と露天風呂を併せ持つ。施設規模の割りに利用客が少なかったので、比較的にゆったりとした、のんびり気分に浸ることができました。

内湯10数人サイズのL字型浴槽はタイル張りの造り。湯は若干黄緑がかったようにも見える透明。薬臭味、弱タマゴ臭のちょいスベスベする浴感がある。浴槽内45℃と熱め、充分に掛け湯をして湯に浸かる。冷却後の源泉を湯口より投入しての掛け流し。結構な温まり湯で体はポカポカになる。夜の訪問にもかかわらず湯の状態も悪くなかったです。

露天風呂は夜間だったのに加えて照明が暗め設定のため、あまり観察できなかったのが残念。長方形の浴槽内に木板で浴槽を二つに仕切っている。それぞれで温度が異なり、湯口側では45℃で片方は42℃に調整されていました。次回は日中の明るい時にでも再訪してみたい。
(三昧・2009年12月)


とっぷりと日も暮れた冬の夜、民家は途絶え、行き来する車もなく、ひたすら進む雪道に「これで休みだったら嫌だな~」などと不安になりつつ車を走らせました。施設に近づくと闇夜の中に明るい電飾が見えてホッと一安心。やっと辿りついた奥おおえ柳川温泉は、自炊施設と浴舎施設からなるウッディで立派な温泉施設でした。

男女別浴室には内湯と露天風呂があり、まずまずの広さがあります。脱衣所を抜けると先ずは内湯ですが、縁に丸石を配した広さのある岩風呂がひとつあり、湯口より熱い源泉が流し込まれ、浴槽内でやや熱めとなっていました。浴室内が暗くてよくわからなかったのですが、ほんのり色づいているようにも見える透明湯で、スベスベとした肌触りがあり、ほんのりタマゴ臭が漂います。

続く露天風呂は20人入れそうな広さがあり、源泉近くは板で仕切られています。この仕切りの内側(源泉寄り)では足を浸けるのもシンドイ程の熱湯となり、仕切りの向こう側では適温となっていたのですが、真冬の露天風呂ではチョット肌寒く感じる所もあり、ベストな湯温を求めて広い露天風呂内をウロウロしてしまいました。

お湯としては、ほのかに塩タマゴ薬味のする熱湯を掛け流し。熱めで少々疲れる湯でもありますが、まずまずの好印象。残念だった事は、浴室があまりに暗すぎて湯色がよくわからなかった事と、他にお客さんがいなく貸し切り状態だったにもかかわらず湯気と暗さで浴槽の写真が撮れなかった事。次回は明るいうちに訪問してみたいとこです。
(まぐぞー・2009年12月)

▼暗くてわかりにくいですが外観です

▼男性内湯

▼温泉マークが気に入ったパンを購入

奥おおえ柳川温泉 データ

山形県西村山郡大江町大字柳川1502-3
Googleマップで見る
0237-64-2151
4月~11月6時~20時
12月~3月6時30分~20時
第1火曜日休み(祝日は営業)
300円→400円
訪問:2009年12月・2012年1月・2022年5月

奥おおえ柳川温泉 温泉分析

大江4号源泉 含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉 56.6℃ pH=8.0 溶存物質計=2614mg Li=0.9mg Na=718.0 K=7.0 Mg=0.7 Ca=147.0 Mn=0.2 F=4.5 Cl=539.3 Br=2.1 HS=3.1 S2O3=2.0 SO4=1076 HCO3=63.0 CO3=0.5 H2SiO3=42.2 HBO2=8.1 CO2=1.1 H2S=0.4 (R3.9.27) ※温泉利用状況=(確認忘れました)

平成23年9月24日

大江4号源泉 含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 56.7℃ pH=8.2 溶存物質計=2788mg Li=0.9mg Na=746.0 K=7.5 Mg=0.7 Ca=148.6 Mn=0.2 Fe2=0.4 F=4.8 Cl=634.2 Br=2.7 HS=4.6 SO4=1087 HCO3=69.5 CO3=0.2 H2SiO3=44.2 HBO2=6.2 CO2=2.7 H2S=1.3 (H23.9.24) ※全ての項目で該当無し

平成7年1月6日

大江2号源泉 ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 60.0℃ pH=8.1 蒸発残留物=2525mg Li=1.0mg Na=664.3 K=8.1 Mg=1.1 Ca=138.1 Mn=0.1 Fe2=0.1 F=4.6 Cl=508.9 Br=2.4 I=0.3 HS=0.6 SO4=1072 HCO3=59.2 CO3=0.6 H2SiO3=42.5 HBO2=7.5 CO2=0.8 (H7.1.6) ※冷却棟で湯の滝をつくり源泉を冷却している

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