高峰温泉

高峰温泉 2022年11月

黒斑山・蛇骨岳への登山帰りに立ち寄ってみました。11時に行ってみましたが当日は日帰り入浴客のなかで一番乗りだったようです。まだ下山後の汗流しに来る登山客もいなくて館内は空いていました。受付と同時に撮影許可もいただきお宿の方からの簡単な入浴と休憩スペースについての案内説明がありそれを伺ってからの浴場への移動となります。

脱衣所に入る前の通路左側壁には分析書が掲げられています。サッと目を通し足を進め、他のお客さんが来ないうちに早速に浴室内のあちこちの撮影をサラッと済ませます。宿の方針なのかもしくは環境に配慮してなのかはわかりませんが浴室では石鹸やシャンプー等は一切使用出来ません。

浴槽は横並びで二つあります。木造湯船となっていて左側が一人サイズ、右側が三人サイズの大きさです。やはりお目当ては左側の源泉掛け流し浴槽です。薄い緑白色の薄濁り湯は硫化水素臭を放っています。源泉温度は36.0℃、お湯に浸かると体感ですがそれ以下の湯温に感じます。弱くスベッとした浴感がありました。

隣の半循環浴槽では約42℃ほどに調整されているので源泉槽との交互入浴も良さそうです。このほかにも宿泊者専用の浴場もあるのでここは宿泊して楽しみたいです。
(三昧・2022年11月)


浅間山のすぐ近く、標高2000mの高所に位置する高原の温泉宿です。はじめて車で訪問すると、スキー場のゲレンデを横切るアクセスに「この道で合ってるの?」と、ちょっと戸惑うかもしれません。

高峰温泉は外観はごく一般的な中規模の温泉宿ですが、木材がふんだんに使われたフロントまわりは素朴な山のロッヂといった雰囲気の良さです。特に日帰り客も利用ができる「お休み処」は大きなガラス窓の向こうに明るい浅間高原の林が広がり、すぐ目の前には小鳥の餌代が設置され、リスやホシガラスが餌を食べに来ていました。

お楽しみの温泉は館内に二か所の男女別内湯と一か所の露天風呂があり、日帰りではフロント近くにある男女別内湯「ランプの湯」のみ利用ができます。前回訪問時は9月の連休に訪問したため日帰り入浴客で混雑し、お湯の状態も「なまり気味」となっていてやや残念でした。その経験もあって今回は立ち寄り時間受付開始と同時に訪問してみました。

受付を済ませ浴室へ向かいます。脱衣所は狭く2~3人同時が限度かな?脱衣所を抜けるとこぢんまりとした浴室ですが、目の前のガラス窓が大きくとられ、高原らしい清々しい木々が広がり窮屈さは感じません。カラン・シャワーも設置されていますが場所柄かシャンプーや石鹸類の使用は不可です。

浴室には3人と1~2人サイズに仕切られた木造浴槽がひとつあり、大きい方が非加熱湯と加温湯を投入し適温調整された半循環浴槽、小さい方が非加熱湯のみを掛け流すぬるめ浴槽となっています。大きい方は無色透明、小さい方が薄白濁となっていました。お目当てはもちろん源泉掛け流しの小浴槽です。人肌より冷たく感じるぬる湯はフワッとした包まれ感とすべすべとした肌触りがし、前回訪問時よりあきらかに湯の状態が良いです。これです、この状態の湯に浸かりたかったのです。湯口より一口ふくんでみると、思わずしかめっ面になってしまうエグミがありました。この日はほぼ貸し切り状態で湯を満喫できたのも良かったです。
(まぐぞー・2022年11月)

▼標高2000mです

▼高峰温泉 外観

▼男性浴室

▼別の角度から

▼右が加熱・左が非加熱源泉掛け流し

▼男性浴室洗い場

▼女性浴室

▼非加熱源泉浴槽

▼お休み処

▼山小屋のような雰囲気です

▼動画もどうぞ

高峰温泉 2015年9月

記憶が曖昧でいつか再訪したい宿のひとつだった高峰温泉です。運よくその機会が巡ってきてようやく訪れることができました。立ち寄りでは内湯のみ利用可能で、露天風呂は宿泊者専用のため利用不可です。

早速、浴室へ向かいます。ガラス張り浴室は若干空間が狭く思えてしまいます。浴槽は2つあり、片方は加温でもう片方は非加熱源泉が楽しめます。浴槽広さは小さ目で、出来たら個人的な感想ですがそれぞれ3人・1人で浸かりたいですね。3人浴槽は見た感じ薄青白っぽい湯色、タマゴ臭の残骸臭がします。2本の塩ビ湯口よりそれぞれ非加熱源泉と加温湯が浴槽投入されています。湯温は体感42.5℃ほど、湯使いは半循環でしょう。

続いて非加熱源泉浴槽に浸かりました。手足を伸ばして1人独占したい湯船です。塩ビ湯口より5-6L/min程の投入量があります。飲用も可能のようで、湯口横には木製枡が置かれていました。口に含むと苦エグ味、金属っ気も少々感じます。湯に浸かると体感36℃ほどでしょうか。一度浸かるといつまでもそのまま浸かり続けたくなりますが、日帰り客が結構多いので他の人も浸かりたいのではと思い頃合いを見て撤収しました。
(三昧・2015年9月)


約12年前に一度訪問した事のある秘湯会のお宿です。再訪したいと思いつつなかなか実現しませんでした。浅間山のすぐ近く、標高2000メートルの地にあるお宿です。訪問時はまだ暑さの残る初秋でしたが、ここまで来ると空気はヒンヤリとしていました。周囲はハイキングコースが整備され、山歩き後の汗流しに立ち寄る人がとても多いです。訪問時は登山客の他に観光客も訪れ日帰り時間帯はかなりの賑わいでした。

館内には二箇所の浴室と露天風呂があるようですが、立ち寄り可能なのは一階受付横にある「ランプの湯」という浴室のみです。女性浴室は狭い脱衣所をぬけると、こぢんまりながらガラス窓が広くとられ明るい印象を受けた浴室です。

浴室には4人サイズと1~2人サイズに仕切られた木造浴槽があり、大きい浴槽が少量の非加熱源泉を投入しつつの加温循環浴槽、小さい浴槽が非加熱源泉浴槽だと思います。

加温循環浴槽のお湯自体は既に大勢の人が浸かった後のようでだいぶなまり気味でしたが、薄っすらと青みがかった湯は視覚的に綺麗でした。非加熱源泉浴槽はほんのりタマゴ臭のある白濁湯が掛け流されていて、こちらもややなまり気味となっていました。「ランプの湯」では、この非加熱槽がメインと思いますが浴槽が狭く、ぬる湯のため長時間居座る人もいてゆっくり湯を楽しむ事はできませんでした。次があれば連休などは避け、お客さんの少なそうな時期を狙って訪問したいと思います。
(まぐぞー・2015年9月)

▼高峰温泉 看板

▼高峰温泉 外観

▼受付

▼浴室の掲示

▼シャンプーなどは使えません

▼男性浴室

▼加熱浴槽(右)と非加熱浴槽(左)

▼非加熱浴槽湯口

高峰温泉 データ

長野県小諸市高峰高原704-1
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※冬季は村道・林道通行止めにより高峰マウンテンスキー場駐車場からの送迎車利用。
通行止め期間・送迎車の時間などに関しては高峰温泉公式サイトで確認ください。
0267-25-2000
11時~16時
500円→700円
冬季送迎車利用はプラス1000円
訪問:2003年9月・2015年9月・2022年11月

高峰温泉 温泉分析

高峰温泉3号井 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型) 36.0℃ pH=6.7 50.0L/min(掘削動力) 溶存物質計=1.928g Na=162.8mg(27.63mv%) K=6.0 Mg=29.3 Ca=319.0(62.13) Sr=1.9 Mn=0.5 F=0.1 Cl=8.2 HS=3.4 SO4=781.4(63.27) HPO4=1.3 HCO3=553.8(35.31) H2SiO=59.7 HBO2=0.8 CO2=164.4 H2S=7.7 (R元.5.23) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし(ランプの湯 源泉浴槽)

以前の分析

高峰温泉3号井 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型) 35.6℃ pH=7.0 175.4L/min(掘削自噴) 溶存物質計=1974㎎ Na=173.9mg(28.03mv%) K=7.0 Mg=19.0 Ca=352.9(65.29) Sr=1.9 Mn=0.5 F=0.2 Cl=7.8 NO3=0.4 HS=3.1 S2O3=0.3 SO4=1078(83.97) HCO3=244.4 H2SiO3=83.5 HBO2=0.8 CO2=44.3 H2S=3.8 ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり

以前の分析

カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉 26.2℃ pH=6.6 溶存物質計=1343mg Na=85.5mg(23.29mv%) Mg=40.2(20.73) Ca=175.5(54.85) HCO3=819.7(82.60) SO4=125.0(15.99) HS=0.3 H2S=0.9

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