不動温泉 ホテルまるなか(閉館→弘法不動の湯へ)

不動温泉 ホテルまるなかは新施設へ建て替えのため2008年8月15日をもって閉館しました。このページの情報は「ホテルまるなか」当時のものです。

前回の立寄り時には混雑で湯を楽しむどころではなかった「ホテルまるなか」。今回は良い湯を期待して平日夜間に立寄ってみました。入口玄関周辺には源泉を汲むために入湯客が持参した大容量のペットボトルが置かれています。1L=10円で持ち帰り可能のようです。

先客は3人のみ、前回は15人以上はいたような気がする。3×3.5mのタイル張り浴槽は10人ちょいが入れる広さです。後で話を聞くとどうやら女性浴場の方が男性浴場より広いような気がする。

浴槽隅の湯口より40L/minほどの源泉を投入しての掛け流し。40℃ほどのぬるめ湯温で、細かいアワが湯中を漂っています。体に付着した泡を拭い払うと非常にニュルニュルすべすべするのだ。鉱物系の香り、弱苦味もする。泉質はアルカリ性単純のMg-Cl泉型(マグネシウム-塩化物泉型)とは珍しい部類ですね。

やはりどんなに良いお湯であっても、混雑していては湯がなまりが発生してよろしくないと前回は思いました。今回は空いている時に見事な肌触りの湯に浸かることが出来て満足。
(三昧・2006年6月)


約3.5年振りの訪問です。前回混雑過ぎてあまりいい印象が持てなかった「ホテルまるなか」を再訪問しました。が、今回はお湯の状態が前回とは比べ物にならない程の好印象。これだから温泉は何度も通わなきゃわかりません。

今回も夜に訪問したので、薄暗い館内は相変わらず侘しい雰囲気プンプンです。浴室を覗き込むと先客は御婆ちゃんひとりきり。前回のように湯口を独占するグループはありません。

そっと湯に浸かると「おおっ」とビックリ。前回の湯とは別モノのように泡付きがありヌルスベするではありませんか。黄色がかった透明湯を見つめると、湯の中を泡がフラフラ漂う様子も見えます。溢れ出しも豊富で鮮度も良好、湯温はそれほど高くなく、のんびり浸かるには最適です。ご一緒したお婆ちゃんはナント「今日はもう2時間入っている」との事でした。

湯口では鉱物臭というか、何か植物が発酵でもしちゃったような臭いがプーンと漂います。飲泉コップがあったので、グイグイ飲んでみるも特に味はなし。

そうこうしているうちにお婆ちゃんは先に上がってしまい私の貸切風呂となってしまった。最初は「わーい」と喜んだものの、薄暗く広々とした浴場内にピチャピチャと湯の音だけが響き、何かこう「物の怪」でも居そうな雰囲気があり恐くなって私も早々に上がってしまった。次は明るい時間帯に訪問してみたい。
(まぐぞー・2006年6月)

▼外観

▼受付まわり

▼掲示

▼女性浴室

▼湯口

▼湯口アップ

▼湯口から引いた掛け湯

不動温泉 ホテルまるなか データ

福島県岩瀬郡鏡石町岡の内418
5時~22時
300円
訪問:2002年・2006年6月

不動温泉 ホテルまるなか 温泉分析

ホテルマルナカ不動滝温泉 アルカリ性単純温泉(Mg-Cl) 41.0℃ pH=9.2 266L/min(動力500m掘削) K=0.1mg Na=1.2 NH4=0.1 Mg=64.6(96.38) Ca=1.4 Al=0.4 Fe3=0.5 As3=0.1 F=0.9 Cl=29.7(60.02) OH=0.3 SO4=2.6 HPO4=4.6 CO3=0.4 Br=2.0 I=3.7 H2SiO3=23.8 HAsO2=0.2 CO2=5.5 S2O3=1.5 PO4=4.6 AsO2=0.1 BO2=4.7 (S55.8.1)

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