蔵王温泉 堀久旅館は閉館しました。
下湯共同浴場の隣にある中規模な旅館です。朝なので立寄り可能かどうかは不明でしたがなんなくok。玄関に入り廊下を左方向に進んだ突き当たりに浴室があります。
浴室には1.8×2.8mの斜め長方形?菱形?のような木造り浴槽が一つあります。満たされているお湯が薄く灰白色気味に見えるのは木の浴槽のせいか?実際は薄白色半濁りとなっています。弱タマゴ臭、刺激的な明礬臭がします。塩ビの湯口より54℃の源泉を3-5L/min程度投入して、静かに掛け流し。口に含んでみると強酸味に収斂味、何か口内に残るようなギシギシ感がある。浴槽のサイズからして源泉の投入量が少ないため、湯の鮮度抜群とはいかなかったが、誰もいない温泉浴槽を独占状態というのは何度体験してもいいものです。
(三昧・2006年8月)
下湯共同浴場のすぐ裏に位置する温泉旅館です。玄関が開放されていたので立寄りを伺ってみたところ、快く受付けてくださいました。浴室は男女別に内湯がひとつづつ。近くの三浦屋によく似た台形浴槽となっています。洗い場はタイルですが、浴槽は全て木造。ぬくもりある肌触りが心地よいです。
3~4人サイズの浴槽に無色透明、触るのもしんどい熱湯が少量投入。入浴に適した湯温にする為、源泉の半分以上は浴槽の外に捨てられています。浴槽内で白濁となった湯は適温。そっと浸かるとザッと溢れ出しがあり、湯面からは「もったり」とした明礬臭が漂います。口に含むと柑橘系にも似た酸っぱさも。この源泉にしてはやや「ぬるめ」の設定で、キリッとした刺激はあまり感じられませんでしたが、ゆったりと浸かるにはいい感じでした。
(まぐぞー・2006年8月)
▼男性浴室
▼女性浴室
▼湯口
蔵王温泉 堀久旅館 データ
山形県山形市蔵王温泉29
8時~21時
300円
訪問:2006年8月
蔵王温泉 堀久旅館 温泉分析
蛇荒川洞門源泉 酸性-含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 57.7℃ pH=1.5 溶存物質計=3515mg H=31.8mg(62.93mv%) Na=26.2 K=16.1 Mg=26.8 Ca=66.5 Al=95.3(21.15) Mn=1.2 Fe2=24.1 Zn=0.1 F=14.7 Cl=448.2(24.78) Br=3.1 I=0.8 HSO4=1258(25.41) SO4=1181(48.20) H2SiO3=205.1 HBO2=13.9 H2SO4=100.4 H3PO4=1.7 CO2=551.1 H2S=12.8 (H3.5.21)