かやぶき屋根が目立つ古民家風建物の公共温泉宿泊施設で、立ち寄りも気軽に可能です。館内に入ると小上がり囲炉裏からの煙がモウモウとしていて、串うちされた川魚が調理中です。当日は休前日で宿泊客も多いですが、夕食時間帯で浴室は先客なしで貸切風呂状態でした。
浴場施設としては内湯、ガラス窓向うには露天風呂もあります。内湯はタイル張り、10人サイズの造り。木造湯口がありますが、訪問当日は利用されていませんでした。満たされているお湯ですが無色透明、弱いカルキ臭、ちょいスベ感があるものです。湯船内にて吸い込み吐き出しの循環仕様で公共施設に多い湯使いです。
露天風呂もあります。露天風呂からは少し山の眺めが楽しめました。天然石をくり抜いた3-4人サイズの湯船があり、内湯同様に木造湯口がありますが、当日は使われていません。浴槽内で循環濾過あり。お湯も特筆すべき点はありません。もう一つ桶風呂がありましたが、湯が空っぽだったので見学し終了しました。しかし、あとで解ったのですがこの桶風呂は自分で加温源泉を自由投入して湯張りして楽しむシステムだったようです。ココだけは掛け流しだったそうです。失敗したなぁ。
(三昧・2014年3月)
長野市中条の山の中にある古民家を利用した一軒宿です。周囲には民家もほとんど見当たらず、なんだかとても遠い場所に来てしまったような気がします。高台にあるため眺めもよく、周囲に重なる山々を見渡す事ができます。さすが古民家をウリにしたお宿だけあり、館内も昔話の中にタイムスリップしたかのような雰囲気がありました。こういう立地と雰囲気の良さに惹きつけられるのか、訪問時は多くの宿泊客で賑わっていました。
男女別浴場には内湯+露天風呂があります。まずは内湯ですが、10人サイズ浴槽がひとつあり、無色透明湯が循環利用されていました。湯口はあるものの使われておらず、訪問時は完全循環の湯使いです。弱い塩素臭のする湯は塩素のためか、弱いスベ感があります。
続く露天風呂は3~4人サイズ浴槽がひとつあり、コチラも完全循環利用されていました。また一人用桶風呂もあり、セルフで湯と水を投入するシステムのようです。構造上、この桶風呂は掛け流しで楽しめそうでしたが、訪問時は終始チビッ子に独占され、お湯を確認する事ができませんでした。
(まぐぞー・14年3月)
▼駐車場からの眺め
▼玄関
▼館内
▼浴室入り口
▼男性内湯
▼男性露天風呂
梅木鉱泉 やきもち家 データ
長野県長野市中条日下野5286
026-267-2641
11時~19時(受付18時30分)
500円→520円
訪問:2014年3月
梅木鉱泉 やきもち家 温泉分析
梅木鉱泉(湯口における分析)泉質名は無し(温泉法第2条に規定する温泉資格を有す) 13.5℃(湯口41.0℃) pH=9.6(湯口8.9) 溶存物質計=278.4mg Na=57.4mg(90.09mv%) K=1.9 NH4=0.1 Mg=1.0 Ca=2.8 F=0.4 Cl=17.3 SO4=22.2 HPO4=0.3 HCO3=86.2(50.60) CO3=12.0 H2SiO3=69.0 HBO2=7.7 (H18.5.16) ※温泉利用状況=加水あり・加温あり・循環濾過あり・塩素系薬剤の使用あり