湯川温泉の宿に立ち寄りしようと数軒の宿を訪ねましたが、あいにく年の瀬の繁忙期で丁重にお断り。そんな中で受け付けていただけたのが今回の高繁旅館さんです。湯川温泉の中では大きめな旅館で現在では貴重な自炊湯治ができるお宿でもあります。浴場は「黄金風呂」と称する内湯浴室と「大浴場&露天風呂」それぞれ別々な箇所にあります。
「黄金風呂」は8人円形浴槽と、5人サイズのハート型浴槽の2種種類。円形浴槽は無色透明で39.9℃、ちょいツルツルする。浴槽底近くの側面部分より高温湯の湯注入がある。ですが全体的にお湯に元気がないかなぁ。ハート風呂は見学のみです。
続いて一度服を着なおして大浴場へ移動です。浴室内は左側に洗い場のカランシャワーが並び、右側には20人オーバーサイズのタイル浴槽が置かれています。これぞまさに大浴場といった造りです。浴槽端には木箱型の湯口がありますが、浴槽サイズからすると投入湯量は明らかに少ない気がします。その影響でか少しばかり湯に白濁りを生じ鮮度的にはいまひとつでした。
内湯から扉を開けると露天もありました。10数人サイズの露天岩風呂で、岩組み湯口から高温湯を浴槽へと流し込んでいます。湯口周辺は温泉の良い香りが漂います。無色透明ツルツル感あり。訪問時では露天風呂のお湯が一番良かったと思う。浴槽からは雪深い見事な雪見風呂も楽しめて満足しました。
(三昧・2022年12月)
湯川温泉街の一番奥にある高繁旅館に立ち寄りしました。比較的大きく、どこか懐かしい昭和風情漂う旅館です。
館内には大きく分けて二か所の浴場があり、まずは「黄金風呂」という内湯に行ってみました。浴室に入ってみると「黄金風呂」という名前にちなんでか、壁や浴槽にはキラキラと光沢のあるタイルが使われ、恵比寿様と大黒様のタイル画があったりと、なんとなくご利益がありそうな雰囲気です。
女性側にはクローバーの形をした6人サイズ浴槽がひとつありました。浴槽内には階段状に段差がつけられています。一番底の中央あたりから適温湯、階段の下から熱い湯を投入し、スベスベと引っかかり感の混在する無色透明湯が、ややぬるめ寄り設定で満たされていました。浴槽底に穴があるものの強い吸い込み稼働は感じられず、常に少量の溢れ出しあり。この黄金風呂はあまり人気ないようで終始貸切状態でした。
お次は大浴場に行ってみました。浴室に入ると20人入れそうなメイン浴槽、7人サイズの円形浴槽、外には露天風呂もありました。メイン浴槽は湯口より無色透明な熱めの湯を投入、湯口付近で熱め、湯尻は適温となっていました。常に溢れ出しはあったものの、既に大勢の人が入った後なのか湯なまりが生じていました。
宝石?があしらわれた円形風呂は元々は湯口はふたつあったようですが、ひとつは塞がれていました。浴槽湯はややぬるめ設定で、常時溢れ出しはあるものの、こちらも若干の湯がなまりが生じていました。
露天風呂は10人弱サイズ。熱め無色透明源泉を適量投入、常時溢れ出しもあり湯の状態はまずまず良かったです。露天風呂の目の前に雪景色の雑木林があり、雪見風呂が楽しめました。今回入った中では、露天風呂が一番お湯の状態は良かったです。
(まぐぞー・2022年12月)
▼玄関
▼まずは黄金風呂から
▼男性浴室
▼円形風呂
▼浴槽がギラギラ
▼ハート型風呂
▼ご利益ありそうなタイル画
▼女性側はクローバー型浴槽でした
▼お次は大浴場(男性露天風呂)
▼露天風呂 湯口
▼露天風呂から
▼源泉と湧水
▼懐かしいゲームがありました
湯川温泉 高繁旅館 データ
岩手県和賀郡西和賀町湯川52地割140-15
0197-82-2333
立ち寄り時間要問合せ
300円
訪問:2022年12月
湯川温泉 高繁旅館 温泉分析
高繁の湯 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 76.6℃ pH=記載なし 溶存物質計=1.334g Li=0.4mg Na=337(82.58mv%) K=16.8 NH4=0.1 Mg=0.4 Ca=52.1 Sr=0.3 Fe2+Fe3=0.3 F=3.8 Cl=386(58.29) Br=0.8 I=0.2 SO4=288(32.09) HCO3=99.0 H2SiO3=125 HBO2=23.4 HAsO2=0.5 CO2=8.5 (R4.10.11) ※成分に影響を与える項目は空欄