日光湯元温泉 湯守釜屋(営業終了)

施設・設備老朽化のため2024年11月25日をもってホテルとしての営業を終了。

2013年12月 (薬師の湯)

再訪しました。釜屋には二か所に浴室がありますが、前回時は露天風呂併設の「瑠璃の湯」だったので、今回は内湯のみの「薬師の湯」へ向かいます。少しムシっとする脱衣所、浴室内は季節がら湯気充満のモウモウとしています。宿泊客のチェックイン前なのと、立ち寄り客もなく暫くの間は貸切状態での入浴でした。

野球のホームベースのような形の浴槽は、20人サイズのタイル張りの造りです。満たされている湯は薄い緑灰白色にごりでフルーティーなタマゴ臭がするものです。鮮度はまずまずで悪くはありません。個人的には瑠璃の湯よりココ薬師の湯に軍配が上がって気に入りました。また、すぐ隣に体感30℃ちょいと思われる少人数浴槽もあったがこちらは見学のみにした。
(三昧・2013年12月)


釜屋を再訪しました。またもや雪の積もる寒い時期の訪問です。寒くなるとなぜか無性に日光湯元の硫黄に浸かりたくなるのです。今回のお目当ては前回入らなかった「薬師の湯」です。こちらは露天風呂はなく内湯のみの造りです。

ガラス窓から薄ボンヤリとした冬の陽が射し込む浴室には、ほぼ四角い12~3人サイズ浴槽がひとつ。湯口より熱い源泉を投入の掛け流しとなっています。最初は浴槽サイズからしてもう少し投入して欲しいとも思いましたが、体感湯温がやや熱め寄りの適温だったので加水せず丁度良い湯加減を保つために、これがベストな量と納得しました。真っ白に白濁した明礬タマゴ臭ムンムンの湯は、ツルツルとした肌触りがあり鮮度もまずまずです。なにしろ浴感の強い湯の染み入り感がたまりません。内湯に限っては釜屋では「薬師の湯」の方が良いように感じました。
(まぐぞー・2013年12月)

▼日光湯元温泉 湯守釜屋 外観

▼館内

▼薬師の湯 男性脱衣所

▼脱衣籠

▼男性浴室

▼タマゴ臭ぷんぷんの湯です

▼湯口

▼女性脱衣所

▼掲示

▼女性浴室

▼湯口

2013年3月 (瑠璃の湯)

湯元温泉の中でも規模の大きな部類の温泉観光旅館。立ち寄りも午前から夜間まで受け付けています。浴室は二箇所にあり、それぞれに男女内湯と露天風呂を備えている。

今回利用したのは「瑠璃の湯」の一箇所のみ。浴室内はモワッとした熱気が立ち込めていて不快な程。内湯浴槽は大小2つあり、それぞれ10人と5人サイズ。湯温はどちらも42.0℃前後、僅かに微妙に温度差を設けている。湯色は薄緑色濁りと薄青白濁りでこちらも異なっている。共通するのは甘いタマゴ臭が香る事だ。湯口からは15L/minほど投入があるが、浴槽サイズからしては物足らない湯量です。湯口にて甘いタマゴ臭、弱甘味、苦エグ味を感じる。実は両浴槽は露天への通路下で繋がっている。加水ありの掛け流しだが鮮度的に物足らない。

そのまま外へ移動すると露天風呂があります。四方を目隠し塀で囲われている造りの、大人が4-5人でゆったりサイズの広さです。湯は薄緑色透明、消しゴムのカス状や黄白の湯華が沈殿する。独特の湯の香りは内湯よりも露天風呂の方が上でした。43℃ほどの湯は鮮度も良好で、満足のいく湯浴みをしばし楽しませて頂いた。
(三昧・2013年3月)


日光湯元温泉街の中心部に位置する大型観光旅館です。玄関をくぐると広いロビーがあり、制服を着た若いスタッフ達がキビキビと仕事をしています。日帰りも積極的に受付けているようで、訪問時もロビーで待ち合わせをする立ち寄り客の姿を数組見かけました。館内には「瑠璃の湯」と「薬師の湯」の二箇所大浴場があり、それぞれに男女別内湯と露天風呂を構えています。

受付を済ませ「瑠璃の湯」へ。脱衣所を抜けると内湯ですが、広めの浴室に2~3人サイズの長方形浴槽と、6~8人サイズの四角い浴槽があります。小浴槽には灰色がかった白濁湯が溢れ、浸かってみると適温でまったりとした「こなれ感」があり、万人向けの湯となっています。大浴槽はやや熱めの緑白濁湯が掛け流され、こちらは小浴槽よりも鮮度良く気持ちの良い湯でした。どちらも玉子臭がプンプン香る濃厚な湯で、スベスベとした肌触りがあり、日光湯元ならではの香りと浴感を楽しむ事ができました。

続く露天風呂は3~4人サイズの石風呂です。こちらは湯を入替えたばかりなのか、綺麗に澄んだメロンソーダ色をしています。底にはパウダー状白湯花も沈殿。そっと浸かってみると湯温はかなり高く、その熱さのためビリビリとした痛みさえ感じますが、そのぶん鮮度はとても良いです。こちらの湯はマニア向けかな。瑠璃の湯ですっかり長湯をしてしまったので、もうひとつの大浴場「薬師の湯」は次回のお楽しみとしました。
(まぐぞー・2013年3月)

▼日光湯元温泉 湯守釜屋 外観

▼瑠璃の湯 男性脱衣所

▼男性内湯

▼二つの浴槽は繋がっています

▼湯口

▼男性露天風呂

▼露天風呂浴槽

▼女性脱衣所

▼旅館でお馴染みのアメニティがズラリ

▼女性内湯

▼浴槽(大)

▼浴槽(小)

▼女性露天風呂

日光湯元温泉 湯守釜屋 データ

栃木県日光市湯元2548
10時30分~20時
1000円
訪問:2013年3月・12月

日光湯元温泉 湯守釜屋 温泉分析

奥日光開発㈱3.4.7号森林管理署源泉混合泉 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型) 74.1℃ pH=6.5 溶存物質計=1.284g Na=126.1mg K=20.2 Ca=191.5 Mg=4.2 Mn=3.1 Fe2=0.1 F=1.0 Cl=77.8 HS=10.9 SO4=496.2 HCO3=236.4 S2O3=0.6 HAsO2=1.0 H2SiO3=96.0 HBO2=18.4 CO2=119.8 H2S=37.2 (H20.5.19) ※温泉利用状況=加水あり

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