GWは奥秩父・2【雁坂小屋でテント泊】

GWは奥秩父の雁坂峠~古札山~燕山~雁峠の周回コースを歩きました。このページでは一晩お世話になった雁坂小屋テント場の様子を記しています。→登山道の様子はこちらをどうぞ。

 

雁坂小屋でテント泊

雁坂峠から足元に白いオーレンの咲くやや薄暗い樹林帯を下ると、本日お世話になる雁坂小屋が見えてきました。

 

雁坂小屋は昔ながらの素朴な木造の数棟で構成されていて、到着すると外で待っていた男性二人が「お疲れ様です」とにこやかに出迎えてくれました。画像は受付を行った宿泊棟です。

雁坂小屋公式サイト
 

受付で氏名・住所・電話番号・翌日のルートを記入し、テント泊ひとり1500円×2を支払いました。小屋泊は素泊まり(寝具付き)で5500円とのこと。どちらもトイレと水場の料金込みでした。

 

管理人不在時の案内も掲示されていました。

 

雁坂小屋テント場

テント場申し込みの際「個室的に張れて静かな場所、おすすめの場所はありますか?」と聞くと、テント場マップを見ながら詳しい案内をしていただけました。(画像ブレた)→雁坂小屋の公式サイトに、ちゃんとした画像が掲示されていました。

 

宿泊棟の横を進みトイレを通過すると…

 

テント場です。

 

通路から見て高い位置にあるエリアは、横並びに点々と張れます。

地形の関係であまり詰めて張ることができないので、それが逆にゆったり感あります。眺め良いし風の吹かない日ならこのエリアが良さそう。斜面には点々と個室的に張れるスペースもあり。

 

別の角度から見た様子。トイレや水場、管理棟も近く、コンパクトにまとまった使い勝手のいいテント場です。

 

こちらは通路の奥にある数張ぶんのフラットなスペース。平坦なぶん詰めればたくさん張れるので、当日は一番テント数が多かったです。

 

その奥の樹林帯に、ふた張スペース。

 

そして、ひと張ぶんスペースがあります。我家は静かにひっそり過ごしたかったので、ここを使いました。前日使った方がキレイに整地してくれたようで、すんなり張ることができて有難かったです。ペグの刺さりも良好。フラットで快適スペースでした。

 

この他に宿泊棟のすぐ裏にも張れるようでした。

さらに日の出ポイント近くにもテントエリアがありましたが、あそこは混雑時に使っていると小屋番さんが言っていたので気になる人は現地で確認されてください。

 

雁坂小屋のテント場は予約なしで利用できるので、天気の良いGWのこの日は大混雑を覚悟していたら、まったくそんなことはなかったです。小屋の方が言うには「賑わってる」ってことでしたが、夏の北アルプスや南アルプスの大混雑っぷりを思えば「なんてゆったりしたテント場なんだろう」と思いました。

それと特徴的だったのが、利用者の年齢層が高めだったこと。40~60代位が多かったかな?そして大半がソロの人でした。その為かとても静かで心地よい一晩を過ごすことができました。

 

しし鍋と売店商品

宿泊棟の向かいにある、管理棟です。ここで売店商品を買うことができました。

 

売店商品いろいろ揃ってます。GWだからかな??

 

飲料冷えてます。そして、なんと、飲料の空き缶まで回収してくれました。(要持ち帰りの山小屋も多い)

 

雁坂小屋オリジナルてぬぐいもありました。雁坂にちなんだ雁が描かれたイラストがかわいい。

 

大鍋で作った「しし鍋(ぼたん鍋)」(一杯700円)。

 

野菜や猪肉がたっぷり入って食べ応え満点。アルコールとセットで購入すると少し安くなります。

 

もちろんセットで買うでしょ。猪肉から出る甘い脂でコクが出て、ほんのりピリ辛風味でとても美味しかったーー。

 

水場とトイレ

テントと小屋泊の人は水場とトイレ代込、通過者は一回100円の協力金です。トイレットペーパーは無いので要持参です。※訪問時は売店で販売されていました。

 

雁坂小屋では徒歩30分離れている水場から、管で水が引かれているので助かりました。

 

水場の詳細。

 

トイレは小屋からテント場へ行く通路上にあります。

 

個室が4つと男性用小便器が2つ。個室が4つあるので朝のトイレラッシュ時も並ぶことはありませんでした。(←これはホントにありがたい)

 

個室はボットンの和式で臭いはキツめです。トイレの近くには水が引かれた手洗い場(朝は凍って水が出ませんでした)と、アルコール消毒が置いてありました。

 

トイレで「おや?」と思ったのが、個室内に張られていた和式トイレの使い方のイラスト。インバウンド用に英語表記じゃなく日本語で書かれていたってことは、今は和式トイレの使い方を知らない人がいるってことかな??

 

古い切株と看板

小屋の敷地内に説明書きのある古い切株が点々と残されていました。これは昭和42年に宿泊棟建て替えの際に使用した木とのことです。

 

雁坂小屋には古い看板も残されていて興味深かったです。

 

火の用心。

 

林野庁は鳥への思い入れが強いみたい。

 

日の出ポイントと夜景ポイント

小屋のすぐ横に日の出ポイントと夜景ポイントがありました。こちらは日の出ポイント。

 

こちらは夜景ポイント。暗くなったら見に来ようと思っていたら…

 

夕方になりガスがどんどん押し寄せて周囲は真っ白け。これじゃあ夜景は見えない。…というわけで簡単に夕食を済ませ早々におやすみなさい。

 

そして朝です。朝5時で気温は0℃。バケツにたまった水が凍っていました。

 

日の出ポイントに行くと、既に太陽が上ってました。(早いハナシが寝坊)

 

簡単に朝食を済ませ出発です。心地いいテント場でした。一晩お世話になりました。

 

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