薬師峠キャンプ場・テン場の朝はめちゃめちゃ早い
7月21日(土)晴れ
昨日の早朝、折立の薬師岳登山口から山行を開始、薬師峠キャンプ場(テント場)で一泊しました。時間はまだ朝の5時ですが、もう出発した人もいます。テン場の朝はめちゃめちゃ早いよぉ。
きょうもキッチリよい天気です!よおし、きょうも歩くぞぉ。(いつも朝だけ元気)
今回の北アルプス周回では、相棒ステラリッジではなく、軽量化を優先してU.L.ドームシェルター(いわゆるツェルトに分類されるのかな?)を持ってきました。で、案の定というか、想定内というか、結露が凄かったです。そりゃもうテント(ステラリッジ)の比じゃないです。シュラフカバーつけてなかったらヤバかった。
朝食はテント場ど定番のラーメン!キャンプ場での朝ラーはひときわ美味しい!
テント(正確にはツェルト)を撤収します。U.L.ドームシェルターは設置も楽々、撤収も楽々です。さすがモンベル、いい仕事してます。
ひと晩お世話になりました!
歩き出す頃には、多くのテントは撤収し、皆さんそれぞれの目的地へ出発していました。広さがあって、ペグも刺しやすく、使い勝手いい水場にトイレ・・・薬師峠キャンプ場なかなかの快適なテント場でした。
さぁ、私達はこれから雲ノ平へ向かいます!同じように薬師峠から雲ノ平に進む人が多い印象でした。
出発前に太郎平小屋に立ち寄り、昨日予約したお弁当を受け取ります。笹の葉に包まれズッシリと重い押し寿司に、パックの十六茶も付いて1000円也。
テント場でダラダラとしていたらすっかり受け取りが遅くなってしまい、受付には私達の押し寿司2個だけがポツンと置かれていました。お姉さんも「早く取りに来ないかしら・・・」と思っていたようで、私達に寿司を渡すと慌ててサーっとどこかへ消えてしまいました。
太郎平小屋のまわりは、ホントお花畑が綺麗です。ここに二泊ぐらいして、じっくり高山植物を眺めるのも楽しいかも。
そのお花畑の向こうには、これから歩く山々や、雲ノ平の台地がよく見えます。あの雲ノ平の台地に乗るには、ここからいったん薬師沢までガクッと下りて、グググッと登り返すんですね。見るからにキツそうな予感がします。(実際きつかった)
太郎平から雲ノ平目指して出発!
7:10今日もピーカン青空の下、元気よく出発しますよ~。
昨日の猛暑でふたりとも首の後ろがギンギンに日焼けしてヒリヒリ痛いくらいなんですよ。一日目でコレだからヤバイなぁ~。
お花畑に彩られた木道や
樹林帯の小道を歩いていると、
パッと明るい笹野原に出ました。ポツポツと立つ針葉樹が、どことなく絵本の世界のようで素敵な眺めです。
花の顔ぶれも、かわってきました。
素敵なベンチも設置されています。
風に揺れるワタスゲも素敵。
流れる岩清水も素敵です。
薬師沢の真横に位置する薬師沢小屋
やがて乾いた急坂を薬師沢に向かってググッと下ると、
薬師沢小屋です。
9:05薬師沢小屋に到着しました。周囲を樹木に囲まれた沢沿いの小屋で、限られたスペースにギュっと建てた感のあるこぢんまりとした所です。
対岸から見るとこんな感じ。名前の通り、まさに薬師沢の真横!凄いとこに小屋を建てたな~。
こういう立地なので、登山客だけじゃなく釣り人も利用する小屋のようです。
玄関前には冷たい水が常に流れっぱなしになっていて、自由に飲めるようになっていました。※飲用については水質の変動もあると思うので、必ず小屋にて最新状況を確認されてください。
ジュースに混ざって牛乳も売られていたのが珍しく、ひとつ(300円)買って飲んでみました。玄関前はテラスのようなちょっとした休憩スペースになってるんですが、シニア層のハイカーさんで満員御礼。なので牛乳を立ち飲みしてすぐに足を進めました。
薬師沢小屋からは、高所恐怖症の人がビビりそうな足元スカスカの吊り橋を渡り、
少しばかり沢沿いを左側に進むと・・
雲ノ平と高天原の分岐です。私達は雲ノ平方面へ進みます。
薬師沢小屋から雲ノ平の台地に乗るまでがキツイ!
薬師沢小屋からは、雲ノ平の台地を目指して、初っ端から急登が続きます。
蒸し暑い樹林帯の急登を延々と登る!登る!これがとにかくキツイっっ!
暑さで体中の水分が全部出ちゃったんじゃないの?というくらい大汗かくし、ほとんど変わらない樹林帯の単調な景色が続くし、体力的にも精神的にもダメージ大!もう、ここだけは二度とテント装備で歩きたくないよ~っっ。
急登がやっと終わり念願の平行移動になったころ、木陰でお昼ご飯の大休憩です。太郎平小屋で買った押し寿司弁当、疲弊した体に酢飯が染み入りおいしかったなーー。
やがて木道が整備されたハイマツ林が広がり、アラスカ庭園の文字を見たとき「どうやら雲ノ平の台地に乗ったんだな」と確信しました。
つづく。