2019年3月14日
欧米びいきで、街もスリランカの中で特に欧米臭が強く、なんとなーく「すかした」雰囲気だったキャンディ(あくまでも個人の感想です)をあとに、次の目的地ダンブッラ(Dambulla)へ向かいます。
ダンブッラといえば、そう!世界遺産「石窟寺院(ダンブッラの黄金寺院)」の街です。
さらには、これまた世界遺産のシギリヤへの玄関口でもあるんです!シギリヤといえば日本では美しい壁画の残るシギリヤロックが有名。スリランカ訪問前までは、このダンブッラがスリランカ旅行のハイライトととらえてました。
ところが実際にスリランカに来てみると、壮大な仏教遺跡や、日本では見ることのできない野生動物達の活き活きとした姿が次々と現れ、最初は2週間ほどの予定が最終的には約1ヵ月になっちゃいました。日本のテレビ番組なんかで得られるスリランカの情報は、まだまだほんの一握りだったんですね。(画像はミンネリヤの野生のゾウの群れ)
キャンディーからダンブッラまでの移動手段はもちろんバス!
乗り場はキャンディー鉄道駅すぐ近くにあるバスターミナル。このバスターミナルの存在が鉄道駅周辺の大渋滞を引き起こしている気がしないではないです。
→Google Mapでみる
膨大なバスの量に最初は戸惑ってしまいました。すると通りがかったいかにも通勤途中の男性が「どこに行くんだ?」と声をかけてきて、ダンブッラ行きを周りの人に聞いて探してくれました。この男性だけではないです、他にも数人「ダンブッラに行くんだね?あっちにダンブッラ行きのバスがあるよ」と教えてくれたりもしました。スリランカの人は旅人に親切な人が多いです。
そして男性が他の人に聞いてくれたところ「41番・42番・43番のバスが行くらしいよ」と教えてくれました。さらにはそのバスの所まで連れて行ってくれましたよ。(あきらかに通勤途中だったこの男性、仕事に間に合ったのかな~)
※バスの番号は流動的だと思うので、必ず現地で最新情報を確認されてくださいね。
今回乗るバスはアヌラーダプラ(Anuradhapura)行きのこちら。ダンブッラは途中下車になります。私達の大型バックパックは後ろの荷物置き場に入れてもらいました。
「ちゃんと降りれるか心配」と最初は不安でしたが、バスには車掌さんがいて、目的地に近づいたら教えてくれたし、こちらが言わなくても預けた荷物もちゃんと降ろしてくれました。
乗り込んだバスは内装がとてもポップ。スリランカのバスって誰の趣味が反映されるのか、一台一台個性が異なって、眺めるだけでも楽しいんです。毎回「今度はどんなバスかな?」とわくわく。
バスターミナル停車中は次々と物売りがやってきます。ちょっとした食べ物や、飲み物、お土産、宝くじ、日用品、新聞・・・。
水を2本買ったら普通に冷えている水とカチカチに凍った水をくれました。この凍ってる水が嬉しかったなぁ~。暑いスリランカではアッという間にとけちゃうんだけど、冷却剤にもなってよかったです。
10:23キャンディー出発。と、同時にスピーカーから大音響のミュージックスタート~っっ!アジアのバスあるあるです。
集金はバスが発車してから行われました。この背中を向けてる若いお兄ちゃんが車掌さんです。
運賃はひとり110スリランカルピーでした。この記事を打ってる2020年11月のレートで約63円。訪問した2019年3月はもうちとレートは悪かったですが・・・それにしたってスリランカはバス代がとても安いっっ。
マータレー(Matale)や、パルポーラ(Pallepola)、そしてのどかな田園の景色を通り、
いよいよダンブッラの街に入ります。
ダンブッラで真っ先に目についたのがコレ。巨大な青果市場のようなところでした。市民が買い物をするマーケットじゃなく、ホンモノの青果市場。
キャンディーから約2時間10分でダンブッラに到着です。景色を眺めていたらアッという間に到着。大きなバスターミナルではない、ごく普通の道路の道端で降ろされました。Google Mapだとだいたいこのへん。
今日からお世話になるゲストハウスはここから歩いて15分くらいのところにあります。めちゃめちゃ暑いけど、街の偵察がてらゆっくり歩いて行きましょか。
仏教の街ダンブッラには街角に綺麗な仏像がありました。
キャンディより埃っぽく垢ぬけない田舎の街という印象を受けたダンブッラ。私にはこっちの方が落ち着くなぁ。そしてコロンボやキャンディより暑く陽射しがジリジリと痛いくらいです。
女性の日傘率高し。私も日傘が欲しい。
それなりに栄えているけれど、どこか田舎っぽいダンブッラ。
素朴なおもちゃが並んでます。
丹頂鶴のおもちゃ。スリランカにも丹頂鶴っているのかな?
途中の食堂で食べたカレー。メイン通りには数軒の食堂が並んでます。
スリランカでよく見かけるポップなトラック。
おやぁ?トゥクトゥクが売りに出されていました。
今日からお世話になるゲストハウスに到着しました。
素朴だけれど、とても清潔なゲストハウスです。
なんとスワンのタオルアートが!これって予約サイトの写真では定番なんですが、実際に見かけることがないんです。約一年半、世界のゲストハウスに泊まり続けてスワンのタオルアートを見たのは、ここだけ!
一息ついたところで紅茶が出て来ました。スリランカでは「まずはお茶でも」って紅茶を出していただけることが多いです。親切なご夫婦と中学生くらいの息子さんの家族三人で切り盛りするアットホームなゲストハウスです。ご夫婦は英語は話しませんが、息子さんは話します。スリランカは親御さん世代は英語を話さないけど、お子さんたちが話すというパターンが多いです。学校以外の時間は家の手伝いをする、ほんとうにしっかりとした息子さんでした。
お世話になったゲストハウスはこちら。Googleマップを開きます。
→パワナ レスト(Pawana Rest)
南国の樹木が植わる庭の木々にはリスが。マングースも歩き回っていました。
大きなジャックフルーツの実もなってます。スリランカではジャックフルーツがカレーの具として大活躍。
明日から、ここを拠点に世界遺産のシギリヤロックや石窟寺院を巡りますよ~。