世界放浪1年半2018~2020年 南アジア スリランカ

チャンドラハースの湯と呼びたい魔王ラーヴァナ伝説の温泉|スリランカ・トリンコマリー

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スリランカのトリンコマリーに温泉が湧いているということで出かけてみました。スリランカで温泉ってイメージがぜんぜんなくって、最初に知った時はちょっと意外でした。温泉は無いと思ってぜんぜん調べてもいなかったんですよね。

その名は「カンニヤ温泉」(Kanniya Hot Water Springs)、どうやら日本のように浴槽に浸かるではなく、体にパシャッと浴びる宗教的な沐浴場のようですが、それだって立派な湯浴みですよ。

カンニヤ温泉へは宿泊していたホステル近くで流していたトゥクトゥクを利用しました。前回と前々回の記事でも記したとおり、トリンコマリーは長きにわたる内戦、そして津波で甚大な被害を受けた地です。復興の手助けになればと、ここではできるだけお金を使おうと思いました。

 

カンニヤ温泉に近づくと参道のようになっていて、両側にはお土産屋さんが軒を連ねていました。これだけお土産屋さんがあるってことは、この時はお客さんは誰もいなかったけど、普段は賑わうのかな?

 

「カンニヤ温泉」(Kanniya Hot Water Springs)をGoogleマップでみる

ゲートです。門の上には仏旗がはためいていました。旗だけ見ると仏教施設のようですが、このカンニヤ温泉は、仏教・ヒンドゥー教・イスラム教ともに特別な場所となっているようです。

 

ゲートの扉にはオープン時間が掲示されていました。平日は7時~19時、土日は6時~19時のようです。

 

敷地内は緑の多いこぢんまりとした公園のようになっていました。

 

立派な菩提樹もあります。

 

こちらで入場料を支払います。料金は50スリランカルピーでした。

 

なんと、この温泉はアヌラーダプラ時代の仏教施設で使われていた古湯のようですね。(だから門に仏旗が掲げられていたのかな?)

 

手前のコンクリ塀の内側が温泉、右にちょっと見えるオレンジっぽい屋根の所が男女別更衣室です。更衣室といっても、あくまでも神聖な沐浴場なので裸は厳禁ですよ~。サロン(布で体を巻くアレ)が無難なのかな。温泉の奥に見えるのが仏像と、仏教僧侶の宿坊?みたいなところでした。

温泉エリアは土足禁止です。さて中へ入ろうとしたらなんとカメラに×マークの掲示があるじゃないですか。「んぁぁっっ!?まさかの撮影禁止?」受付に戻って聞いたら、「いいよ」と。(よっしゃゃ~)

温泉エリアに戻ると今度はヌシ様のようなオジサンが眼を光らせていたので(単にそう見えていただけで、実際は優しい御方でした)、カメラを見せて撮影するしぐさで「OK?」って聞いたら、笑顔で頷いていただけました。(再度よっしゃゃ~)

ありがたく堂々と撮らせていただきます。もしかしたら女性が沐浴しているとか、そういうデリケートな場面は撮っちゃダメってことなのかも?

 

お楽しみの温泉は、入口から少し下った場所に四角い七つの湯升がありました。この湯升に浸かるのではなく、置いてあるバケツでお湯を汲んで体にかけるのです。

 

それぞれの湯升には微妙に湯温の違う無色透明湯が、適温~ぬるめで満たされています。

 

じっと見ているとポコッポコッ・・と気泡が浮き上がり、どうやらそれぞれの枠が湯畑になっていて湯が湧いているようです。

 

カンニヤ温泉は、あの魔王ラーヴァナが、愛する母のために剣を突き立てて温泉を湧きあがらせたという伝説も残っています。

はて?魔王ラーヴァナとは?

インド神話の主人公ラーマの宿敵で、「チャンドラハース」という剣を持って神々相手に暴れまくった御方です。想像絶する苦行を耐え抜いたストイックな方でもあり、悪役でありながら実は庶民には慕われてたんじゃないか説もある、その魔王ラーヴァナの本拠地が現在のスリランカとも言われています。その伝説にちなんで、個人的にチャンドラハースの湯と呼びたいです。

その伝説の湯を(若干破壊気味の)置かれていたバケツで、頭と手足に浴びてみました。弱いスベスベ感のある気持ちの良い湯で、全身で浸かりたい欲望にかられてしまいますが、我慢、我慢。

 

そうこうしているうちに、ツアーグループの皆さんがこられ、混んできたので撤収です。

 

温泉のすぐ背後には、仏像が鎮座し仏旗を掲げた宿坊のような建物があり、ちょうどオレンジ色の衣を着た男性が出てきたので三昧が駆け寄って「ここ(宿泊施設)にも温泉があるんですか?」って聞いたら、「ここにはないよ、私達も下の温泉に通ってるんだよ」ってことでした。ほらぁ、日本なら宿坊にも温泉浴場持ってるところがあるじゃないですか。だから一応聞いておかないと。

スリランカの温泉は一切調べていなかったので、このトリンコマリーの湯との出会いは予想外の嬉しいできごとでした。

こうして古くからの自然湧出が存在するということは、ちゃんと探せばもっと他にもあったかもしれないなぁ。

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