【インドでまさかの寄生虫】マナリの病院へ行く

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2019年7月4日

インドの北部マナリで病院を受診しました。受診の理由は「なんとなくお腹の具合がスッキリしない日が続いている」から。

 

インドでのお腹の不快感・これまでの流れ

「インドの洗礼=下痢」なんて言葉があるくらい、インドに入国した旅人の多くは下痢になるらしいです。

 

ところが4月25日にインドに入国してから約一か月以上、生水・生野菜・生ジュースをがんがん摂取していたのにもかかわらず、なぜかまったく何も起こりませんでした。

 

「どうやらインドの飲食とは相性がいいらしい」と思い始めた6月初旬、遂に一発目の下痢襲来。「来たかインドの洗礼!」と身構えたものの、酷い下痢は一回だけで、その後はダラダラと「なんとなくお腹の調子が悪いな」が続く程度でした。

 

「なんだインドの洗礼たいしたことないな」と思いつつ、その当時滞在していたダラムサラのマクロードガンジでチベット医のドクターに診察してもらい、チベット薬を処方してもらいました。

チベット薬を服用した後はお腹の調子もまぁまぁ緩和されたんですが、それでも何とも言えぬ「お腹のハリ」みたいなのが持続。チベット医のドクターに「もし改善しなければ西洋の病院にも行くように」とも言われていました。

→関連記事「マクロードガンジでチベット医学の薬を処方してもらった話

 

 

そして今回(7月4日)、スピティ谷への夏道開通を待っていたマナリのバシスト村で時間があったので「チベット医の先生にも言われてたし病院行ってみるかぁ」となりました。

 

マナリの病院Lady Willingdon Hospital

マナリの病院「Lady Willingdon Hospital」です。バススタンドから近く繁華街の中にあるので街をぷらぷら散策しながら訪問できます。

Lady Willingdon HospitalをGoogleマップで見る

 

山に囲まれたマナリらしい爽やかな山小屋ロッジのような病院でした。

 

まずは受付です。到着時はまだオープン前でカーテンが閉まってました。順番待ちはまだ一組だけ。

 

この時はまだ空いてましたが時間が経つにつれて混雑してきました。

 

診察の待合室です。まだ誰もいないけれど、診察開始時間に近づくにつれてワラワラと患者さんが来て椅子はアッという間に満席になりました。

やがて診察開始予定時間になりましたが誰一人呼ばれません。20分過ぎても始まる様子がありません。他の患者さんが「まだ?」と受付に聞きに行くと「まだ」インドスタイルのアノ首振り。

30分経ったところで今度は三昧が受付のスタッフに「どうしたの?」と聞きに行くと「ドクターがランチから戻って来ない」らしいです。なるほど。開始予定時間40分過ぎたところでようやく診察開始です。私たちの順番になり診察室に入ると、爽やか系青年ドクターでした。

 

インドの病院でウンコの無茶ぶり「今すぐウンコとってきて」

爽やか青年ドクターによる一通り診察の後に「お腹の調子が良くなる薬が欲しい」と言うと「ダメ!原因がわからないのに薬出せないよ」「トイレでウンコとって来て」「いま!?」「そう、いま!」という大便の無茶ぶりです。

 

(コレにうんこ入れるんだ~中が丸見えで嫌だなぁ)な透明大便捕獲容器を持たされてトイレへ。このトイレがガッタガタの年季入りまくり木造インド式便所で扉はちゃんと閉まらないし、一刻の猶予もない急便もギュンッと引っ込むハイクラスなトイレでした。

私は比較的大をコントロール出来る体質で「よし出ろ」と思うとすぐ出せるので無事に大便捕獲完了。ところが三昧は「オレここじゃ無理だわ」と言いドクターの所に戻ると「じゃあその容器持って帰っていいからウンコとれたら1時間以内に持ってきて」と、またも大便の無茶ぶりです。

とりあえず私の便だけ提出して、三昧の方はいったん持ち帰ることになりました。検便の結果は1時間後に出るらしいので「今日聞いてく?」と聞かれましたが三昧の検便結果と一緒に聞くことにしたので、また明日来院になりました。

 

インドでまさかの寄生虫発覚

2019年7月5日

ゲストハウスの綺麗なトイレで三昧も無事に大便捕獲完了。とにかく急ぎだったんでオートをつかまえて病院まですっ飛んで行きました。

そして検便の結果は・・・・

爽やか青年ドクターがニッコリ微笑みながら「うん、ふたりとも寄生虫だね」と渡してきた紙に寄生虫の名前と潜血反応+の文字が。

「うぉぉーっまぢか!しかも出血もしておったのか!」とワァワァあほみたいにうろたえる私達に反して沈着冷静に(え?寄生虫なんて普通っしょ?逆に寄生虫出ない人いたら見てみたい)と言わんばかりの表情を浮かべるドクター。

「これって治るんですか?」と聞くと力強く(インド流に)頷きながら「治るよ!今日出す薬をちゃんと飲めばね」ということです。

 

診察後に渡された伝票を持って中庭を挟んで向かいにある建物へ。ここで薬の受け取りと病院代の支払いをしました。ちなみに出された薬は新聞紙に包まれて持たされました。お会計はひとり診察(検便込)110ルピーと薬150ルピーでした。

 

長らく続いたお腹のスッキリしない原因もわかったことで、なんとなーく安心して、診察の後は病院内にあった売店のコーヒーで一休み。一杯70ルピーでした。それと売店でロッテのチョコパイを見つけて嬉しくなって4個お買い上げ。1個10ルピーでした。

その日の晩から薬をしっかり飲みましたよ。すると1か月以上ダラダラ続いたお腹の不快感がスッキリ無くなりました。ってことは虫下しが成功したってことかなぁ?

その後、お腹に住み着いた寄生虫について調べてみたところ潜伏期間が結構長くて、体に入り込んだのはインドじゃないっぽいです。ミャンマーかスリランカかタイかベトナムかカンボジアか・・・。

【後日談】念のため日本帰国後に大腸と胃の内視鏡とエコーで検査しました。特に問題なしでした。虫下し成功。

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