スコータイ・アメージングナイト

スコータイは世界遺産にも登録されている遺跡群が有名ですが、そのエリア内で毎年盛大に行われる「ロイクラトン」なる祭も有名なようです。

ロイクラトンというのはタイ各地で11月頃の満月に行われる灯籠流しの事で、その発祥の地がスコータイとのこと。夜の水面に無数の灯籠が浮かび、それはそれは幻想的らしいのです。

・・と、知ったように書いてますが、実はロイクラトンの事はスコータイへ行くまでまったく知らず、宿泊していたホステルのご主人が教えてもらって初めて知ったという・・・。

 

「でも今はその時期じゃないから見れないなぁ」

するとご主人が、

確か今日から年末年始の

アメージングナイトがはじまるんじゃないかなぁ?

と。

 

そういえば、こんなポスターがオールドシティのあちこちに掲示されていました。

でも今日は12月28日。アメージングナイトは12月29日からって書いてある・・。明日はもうチェンマイに移動するから見れないよぉ・・残念。

するとご主人が、「アメージングナイトのライトアップと屋台街は今日から始まると思うよ。夕方行けばサンセットも綺麗だから行ってみたらいいと思うよ。」とおっしゃる。・・・ならば、と夕方、ホステルの自転車でいそいそと行ってきました。

 

スコータイ・アメージングナイト

 

夕方の城壁内エリアは無料開放され、たくさんの屋台が並んでいました。

 

ふと、横を見ると・・

 

おお~~っっ、ちょうど夕陽が沈むタイミングです。

 

遺跡群に沈む太陽は、とても美しくそしてどこか寂しげでした。毎日繰り返される光景なのに、こうも胸にジーンとくるのは、なぜでしょう。これがスコータイマジックでしょうか。

 

屋台での食事は後にするとして、ライトアップされた遺跡を見学します。

 

昼間に見る遺跡も良かったですが、日没の中ライトアップされる遺跡群はドラマチックで、これにはとても感動しました。

 

凄い・・いつまででも見ていられる光景です。

 

昼間は賑やかに見学する人も多かったんですが、みんな口数少なく、この光景を、ただ、ただ、だまって見つめています。

 

昼に比べてグっと涼しく、快適なのもよいです。

 

城壁内を華やかに彩るイルミネーションも素敵でした。

 

コムローイをモチーフにしたイルミネーションもたくさんありました。

カメラの腕がアレなんで申し訳ないです。実際はこの数十倍華やかで素敵です。

 

屋台街に戻って夕食にしました。

 

屋台で好きなものを買って、池のほとりの敷物の上でいただきます。

周囲にはワンコが数匹おこぼれを期待してウロウロしています。ここのワンコ達はとても穏やかでかわいく、あの無人遺跡で威嚇してきた野良ワンコとはまるで違います。

タイの人達は基本的に動物が好きなんで、あっちこっちから絶え間なくポーンポーンとワンコの元に食べ物が飛んできます。まぁ、少し食べてあまり好みじゃなかったものを投げている気もしないではないですが・・。それを見ていた欧米のお客さんも真似してポーン。ワンコ達は敷物の外周を食べ物をもらいながら何周もグルグル回っていました。まさに回転寿司状態で「おっ、今日はなんだか凄いなぁー」と思っていたかも。

こんなホノボノしたスコータイ・アメージングナイトの屋台ですが難点がひとつ。メチャクチャ蚊が多いんです!例の我家愛用のタイのコンビニでも売っている虫除け(→知らない人はアユタヤナイトマーケットの記事をどうぞ)を塗った場所は全然刺されないんですが、「長ズボン履いているから大丈夫だろー」と虫除けを塗らなかった足は見事に数か所も刺されてしまいました!

そうなんです。なんとスコータイの蚊は、生地のしっかりしたトレッキングパンツの上からも普通に刺してくるんです!

いや~~コレには参った・・。

そんなワケでスコータイのアメージングナイトへ行かれる方は、ズボンで隠れる部分にも虫除けをお忘れなく。

 

城壁正門前から続くオールドシティも華やかにイルミネーションが輝いていました。ここは一番の撮影スポットで、入れ代わり立ち代わりタイ人観光客が撮影しています。タイ人ってホント写真撮影(自撮り)が好きですねーー。

一番端っこにブタの顔が見えてますが、最初「来年は猪年なのになんでブタなんだろう?」って思っていたんですが、タイではイノシシじゃなくブタなんですね。ここに来て初めて知りました。

 

ちなみにこの撮影スポット、こんな具合に三輪自転車に乗って撮影ができました。(昼間撮影)

さぁーー明日はスコータイからチェンマイまで移動です!

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