2018年12月29日
この日は明け方から何度も激しいスコールが降り、朝になっても雨が降りそうな生憎の曇り空です。タイに来てこういう空模様ははじめてです。
今日はスコータイからチェンマイまでの移動日です。バスは2日前にホステルオーナーを通して予約しました。アユタヤからスコータイまでのバスチケットが、帰省と観光のダブルピークでとれなかった一件があったので、「今回は大丈夫かな~?」なんて心配してたんですが、かろうじて席を確保できました。
朝食を食べた後、ホステルオーナーの奥さんの妹さんが自家用車でバス乗り場まで送ってくれました。
バス乗り場はオールドシティのニューシティ寄りにあり、既に数人のお客さんがチラホラ。
チェンマイまでのバス代はひとり207バーツ。ホステルオーナーが電話をかけて予約をしてくれ、チケットをわざわざ持って来てくれたんですが、その際一切手数料を取ってないんです。滞在中も終始いろいろよくしていただいて本当にいいホステルでした。
8:50予定ピッタリにスコータイ行きバスが到着。
バスは座席指定はなく、乗車後に好きな所に座ります。とはいっても座席以上の人数は取らないので、席に座れないってことはなさそうです。
バスはオールドシティが始発ではないので既に満席近い状態でお客さんが乗っていました。なのでオールドシティから乗ったお客さんは、グループ隣同士で座ることはできず、バラバラと空いているところに座ります。バスは結構年季が入っていますが、空調は寒すぎることもなく、椅子も座り心地は悪くありませんでした。
オールドシティを出発してから、時々ちょっとした町に来るたびに乗客が乗り降りします。どうやらこのバスはチェンマイまでの直行ではないようでした。とはいってもほとんどのお客さんはチェンマイまでのようでほとんど動きはありませんが。
乗客は8割がタイ人で、2割が観光客といった感じでしょうか。
それにしてもこの車内、妙に臭いんですよね。二階建てのバスで私達はその二階に座ったんですが、一階の方から時々空気の流れに乗って、なんとも独特なアノ臭いが漂ってきます。
アノ臭い・・。
これは間違いなくドリアン臭でしょう。誰かが帰省のお土産に(こっそり)持ち込んだに違いない。(でも臭いでバレる)
10:00どこかしらのバスターミナルに到着。ここで5分のトイレ休憩です。まぁ5分で全員がトイレってのは無理で十数分くらい停車してましたが。出発時は車掌さんが人数をしっかりカウントしていたんで置いてかれることはないと思いますが。でもこの間のカンボジア→タイの国境越えで置いてかれそうになった人も実際に見てるんで、早めに戻っておいた方が無難かな。
このバスターミナルからも乗客が乗って来るので、席を離れるときは当り障りのない荷物(お菓子や飲料など)でも置いてキープしておかないと、新しく乗り込んで来た人に席を取られちゃうおそれが十分あります。
出発から3時間ほど走ったところで、車掌さんにシートベルトをするように言われます。やがてバスはチェックポイントらしき場所に停車すると、外から男性係員が乗り込み、乗客がシートベルトをしているかチェックしていました。
ここから少し行くとそれまでの長閑な田園風景は、木々の茂るちょっとした林の景色になりました。北上したからか木々は黄色く色づき、中には落葉しているものもあります。景色はまるで日本の晩秋のようでした。タイにもこんな季節を感じる場所があったなんて意外でした。
木立の道を抜けると、ちょっとした町のような場所に出たのですが、ここが何やら渋滞中。ぜんぜんバスが動かなくなりました。もしかしたら日本同様に帰省渋滞なんてのもあるのかな!?
13:00出発から4時間15分ほど。どこかのバスターミナルで10分間のトイレ休憩。てっきりこれまでのバス同様、30分位の食事休憩でもあるもんだと思ってましたが、どうやらそれは無さそうでした。バスターミナルは帰省客なのか、かなり混雑した様子です。トイレは年季の入ったタイ式で、隣との仕切り壁が腐食破損し、ちょっと見えそうになっていました。バスターミナルの目の前にはセブンがあったんで昼食でも買ってこようと思ったんですが、たった10分じゃ混雑しているトイレに並んで終了で、とても買い物に行ける余裕はありません。
バスターミナルの売店でお菓子を買って再びバスに乗り込みました。
その後はちょっとした山道のクネクネ道が続き、再びどこかの町へ。ここも帰省ラッシュの影響か渋滞発生、なかなか車が進みません。
その道路上で今乗っているバス会社と同じバスが路肩で脱輪して斜めになり、乗客が外に出てうろうろしていました。あら~、もしかしたら一本前の便だったりして。この便のお客さんは到着が相当遅れそうだな~。でも怪我人が出たりの大ごとはなさそうなのが不幸中の幸いです。
チェンマイ到着!
15:00やっとチェンマイ到着です!
チェンマイのバスターミナルに到着すると、さっそくソンテウのお誘いが。市内の予約したホステルまで150B(2人)でした。
チェンマイでの移動手段は、どうやらこのソンテウが主流のようで、街にはたくさんのソンテウが稼働していました。
初めてやってきたチェンマイの第一印象は、どこかのんびりとした空気の漂う、日本でいう東北の地方都市のような印象でした。
その国の北部というのは、世界共通で似たような雰囲気になるんでしょうか。北東北出身の私の身には不思議と懐かしい感じもしました。