ほのぼのファミリー経営の温かホステル・アユタヤPan Din Boutique

アユタヤで宿泊利用したホステルの紹介です。アユタヤはバンコクから日帰り観光をする人も多いですが、遺跡や寺院が多く日帰りでは慌ただしくなってしまいます。バンコクから容易にアクセスできるので、ツアーを抜け出す個人旅行の手始めにアユタヤで足慣らしなんてどうでしょう？

Pan Din Boutique

アユタヤで4泊お世話になったホステルです。最初に予約サイトで3泊し、現地で1泊延泊しました。アユタヤの賑やかな中心地からは離れた場所にあり、周囲は住宅や寺院などがならんでいます。

私達はバンコクからロッティーで来たのですが、その下車地点(ロッティー乗り場)からは徒歩15分ほどでした。

途中には遺跡もあり「アユタヤに来たんだなぁ」ということを実感しました。グーグルマップで行くとホステルの裏側に到着するようで、最初レセプションの場所がわからずウロウロしてしまいました。

敷地内にはゲスト用コテージが2棟あり、1階と2階それぞれ一部屋づつ。よって一日に泊まれるゲストは計4組となります。私達は最初の3泊は1階で、延泊した1泊は2階でした。備品などはどちらも一緒です。

1階の部屋

こちらはシングルベッドが2台置かれたツインルームになります。

窓が広くカーテンを開けると目の前には木々の緑が見え、とても清々しいです。その木々にはかわいいリスもやってきて心が和みます。

この部屋は窓に網戸もついているので、朝夕の涼しい時に外気を取り込むこともできました。ベッドも寝心地がよく、枕も掛布団もふかふかでした。

備品としてはミニ冷蔵庫(水のペットボトル2本)、コーヒー、紅茶、ココアなどのセット、湯沸かしポット、歯ブラシ、シャンプー、ボディソープ、タオルセット(代・小)、ドライヤー、テレビ、効きのいいエアコンなど必要なものはほとんど揃っています。

▼水回りも綺麗でピカピカ

シャワーはトイレと分離していて、お湯の温度も勢いもいいです。シャワー用のサンダルがあったのも良かったです。

▼庭の共有スペーステラス

一階は扉を開けるとすぐ共有スペースの椅子とテーブルのあるテラスで、のんびり寛げるブランコもあります。ただ私達の宿泊した母屋寄りの棟は目の前が喫煙スペースになっているので、誰かが喫煙すると少し煙草の臭いが入ってきます。もう一棟の方は少し離れているので、煙草の臭いは入ってこないんじゃないかな？

▼リスも遊びに来ました

2階の部屋

こちらはダブルベッドが一台ありました。備品その他の様子は1階とほぼ同じ感じです。二階になったぶん窓からの眺めが広くなりますが、少し離れた場所の近隣住宅の窓もよく見え、やや落ち着かない感じもしました。個人的には一階の方がいいかなぁ。

朝食は一階のテラスでいただきます。7時～10時に行けば朝食を用意してくれます。

前日あたりにアメリカンスタイル(目玉焼きとソーセージとチキンとサラダ)またはタイスタイル(お粥のようなもの)のどちらがいいか聞かれます。

メインの他に必ずタイスィーツもつくというボリュームさ。

この他にキッチンカウンターにはコーヒーセットやオレンジジュース、シリアル、パン、フルーツなどが置かれているので自由に食べることも出来ます。が、メインとして用意される料理、フルーツ、そしてタイスィーツがどれもボリュームがあるので、パンなどに手を出すのはちょっと待った方がいいかもしれません。

果肉のたっぷり入ったオレンジジュースが気に入って滞在中は毎日飲んでました。

こちらのホステルは家族経営で、皆さん優しくいつも笑顔で、こちらも安心して過ごすことができました。

周囲には旅行者向きの食堂などがないので、毎晩6時30分頃にレストランやナイトマーケットに送迎してくれたり、その帰りには必ず「セブンに寄りますか？」と聞いてくれたり。

自転車も無料貸し出ししてもらえるので遺跡巡りは勿論、ちょっとした買い物にも利用できて助かりました。外出から帰るといつも冷たい水を持たせてくれたり、日本の高級旅館もビックリの「おもてなし」です。

滞在中に三昧がバンコクで受けた黄熱病ワクチンの副反応で熱が出てしまった時は、オーナーの弟さんが車で病院へ連れて行ってくれたり、食事に出かけられなかった私達のために二人分のお粥と生姜湯を用意してくれたりと本当にお世話になりました。

部屋は清潔で雰囲気良く、静かな環境でゆったり過ごせます。バンコクから日帰りが多いアユタヤですが、ゴミゴミとしたバンコクより、ゆったりとしたアユタヤに宿泊して、じっくりと遺跡観光した方がよっぽどいいんじゃないかと思いますが。

▼ぐでーーんと昼寝中のお宿のわんこ