今回インレー湖にやってきた最大の理由、それはもちろん温泉っっ!
え?言わなくてもわかってた?
ただ下調べをまったくしていなかったので、現地に到着後ミャンマー人に聞き込み入れて探しつつ訪問するという効率の悪さ、くわえて移動の足がホテルの無料貸し出しポンコツ自転車しかなく機動力も著しく低下、結局二湯しか巡れなかったという微妙な結果になってしまいました。
インレー湖ど定番・カウンダイン温泉の地元用露天風呂(Khaung Daing Hot Spring)
まずはド定番のカウンダイン温泉。ここは旅行者にも人気のある観光スポットなので特に聞き込み入れることもなく容易に到着できました。ただ私達が利用したのは観光客用の高級リゾートホテルではなく、地元民用の露天風呂。この二か所はとても近い場所に位置しています。
インレー観光の中心部(ニャウンシェ)から自転車で約40分位。
ホテルで貸してくれた自転車がポンコツ過ぎて(無料なので贅沢は言えないぞ!)サドルが右や左にガタガタ揺れるしペダルが鉛のように重いしで、この往復だけでかなり筋力を鍛えられましたよ。
長閑な田畑や沼地を眺めながらのサイクリングで旅情もたっぷり楽しめます。
これはアスファルトを造っているところ。
これは何だろう?掻い掘りみたいにして魚でも獲るのかな?
到着したカウンダイン温泉です。この先には観光客用の高級・高額なキラッキラのリゾートホテルがあり、本来の目的地もそこでしたが、あともうちょっとで到着という地点で何やらローカルな露天風呂を見つけ吸い寄せられてしまいました。
今日は高級リゾートの見学のみを予定していたので水着すら持たず、ましてやここに観光客が入っていいものかわからず、しばらく不審者感丸出しでウロウロ。するとご近所さんがいらして「さぁ、どんどん入りなさい」と熱烈歓迎で迎え入れていただけました。
誘ってはいただけたものの私達は水着を持っていません。ガックリと肩を落とし帰ろうとすると、なんとご近所さんがロンジーを持って来てくれ「さぁ、これを使いなさい」と貸してくれました!
お~っっなんというご親切、ありがとうございますっっ。
ミャンマー人の中には欧米人には媚びへつらい中国人をやたら見下す「調子こみ野郎」がいる反面、国籍問わずくったくない笑顔で親切にしてくださる優しい人々もとても多いんです。
男性はこちらのオープンな脱衣所で着替え、女性は露天風呂の浴槽横で着替えていました。ひょんなことからの初ロンジー、女性用は一枚布ですが、男性用は中がズボンのようになっていて、とても動きやすい構造になっていたのにはビックリ。
ロンジーに着替えたら、先ずは露天風呂近くにある洗い場兼洗濯スペースへ。ここにも温泉が掛け流されていました。ここで体を洗ってから露天風呂へ入ります。
露天風呂は勿論、こちらの洗い場も男女別です。男女の区分はかなり厳しく、私が男性側に足を踏み入れそうになったらミャンマーマダム達に全力で止められました。道路側が男性用、塀の向こうが女性用です。露天風呂も洗い場も男性は全て道路側と覚えるといいと思います。
男性露天風呂&三昧おじさんの初ロンジーです。後で見せてもらったところ、よほど嬉しかったのか、いろんなポーズで写真を撮ってもらっていました。男性側は比較的オープンですが、女性側は中が見えにくい構造になっていました。
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【はしご湯別館温泉棟】カウンダイン温泉(地元用露天風呂)(Khaung Daing Hot Spring)
なにしろ浴槽がプールのように大きいんで鮮度的にはいまいち感がありましたが、まずまず楽しめました。なにより地元皆さんの親切が心に残る温泉でした。
タン レイ ロン温泉(Taung Lay Lone Hot Spring)と勝手に呼ばせてもらうミャンマー個室温泉
続いて訪問したのは、自転車漕ぎ漕ぎ迷いに迷って2時間かけてやっと到着した温泉。ミャンマー語がさっぱりわからないんで地区名と思われる「タン レイ ロン温泉」(Taung Lay Lone Hot Spring)と勝手に呼ばせていただきます。さきほどのカウンダイン温泉とは、まったく別の場所にありますのでくれぐれもご注意ください。
インレー観光の中心部(ニャウンシェ)から、自転車を漕ぎ漕ぎ。
馬車もいる賑やかな(信号もある!)道路を左に曲がり・・
大きな幹線道路をひたすら漕ぎ漕ぎ。
この細い農道チックなローカル道へ入り線路を越え、
ひたすら漕ぎ漕ぎ。
はいっ、左手にあるこの入口が温泉ですよ。
ところがですね、私達はここが温泉だとは気が付かず通り過ぎてしまったんです。
この温泉はミャンマー人に聞き込み入れて探したんですが、訪問時の2019年2月時点ではGoogleマップやMAPS.MEにも一切載っていないし、入口はチラ見したものの農園かと思い込んで通り過ぎ、さらに別の道へと2㎞ほど進んでしまいました。
山の斜面の素朴な集落を自転車でウロウロ。
その集落の住民に「あっちじゃないの?」と言われ再び戻りウロウロ。
この時点でニャウンシェのホテルからあわせて約20㎞ほどウロウロ彷徨ったでしょーか。猛暑の乾いた土埃の中をポンコツママチャリで彷徨うキツさといったら・・。
最後はヘロヘロになりながら再び戻った温泉近くの食堂にいたチビッ子に場所を教えてもらって、やっと辿り着きました。
再び温泉の入口です。あ、まともな入口の画像コレしか撮ってないんで、温泉棟の記事とあわせて全部で3回使いまわしますよ。
先ずは管理人棟にいるご主人にお金を払います。「露天風呂か個室風呂、どっちにするの?」みたいなことをミャンマー語で聞いて来るので、入りたい方を指させばOKだと思います。
そうなんです、こちらの温泉施設、メインはプールのように広い露天風呂ですが・・・
なんと個室風呂があるんですね~。ミャンマーにも個室風呂があったとは嬉しい驚きです。
この個室風呂、絶妙湯加減を掛け流しで最高なんです。入浴中はオーナーさんの選曲によるBGMが流れるんですが、なんと北国の春のミャンマー版が流れてました。そして隣の部屋で入浴中のご婦人が上機嫌で熱唱していましたよ。
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【はしご湯別館温泉棟】タンレイロン温泉(Taung Lay Lone Hot Spring)
ミャンマー人に聞いたところ、この付近にはあと何ヶ所か温泉があるっぽく(実際に自分での確認していないので不確定・不確実、距離や位置関係、本当にあるのかも一切不明)、浴後はそれらを探す予定でいましたが猛暑の中での自転車漕ぎに疲れてこの一湯だけで撤収しました。その中の一か所は(おそらく)結構いい線まで近づいたと思うんですが、前方に逞しい犬がいて怖くて泣く泣く引き返しました。
個人的な感想しては、本気で探索するのであれば奮発して一日タクシーを借り切って、運転手さんにも通訳などを手伝ってもらいつつ探す方が絶対に効率良いと思います。
帰りも照り付ける猛暑の中を汗だくになりながらママチャリで戻りました。疲れ切ってまったくスピードも出せず、後ろから来たガキんちょどもに笑われつつ抜かされまくりましたが。
一般の人は「何のための温泉?」と思うかもしれませんが、これが世にいう「マニア」というものです。
以上でインレー湖周辺・・というかミャンマーで入った温泉の紹介全てになります。全然温泉入ってないなぁーミャンマー。