インドで楽しみにしていた事のひとつが、世界遺産でもあるハンピの建造物群を見学することでした。
広大な大地にゴロゴロと奇岩が積みあがる壮大で奇妙な景色のハンピは見どころが比較的広範囲に分散していて、その全てを見ようとするとかなり時間がかかってしまいます。なので初訪問の今回はあまり欲張らずに有名どころと興味があったところを自分の趣味で厳選ピックアップ、三日にわけて見てまわりました。
この記事ではハンピ観光二日目にレンタルバイクで行ったアンジャネーヤの丘(Anjaneya Hill)を紹介します。
ハヌマーン生誕地!アンジャネーヤの丘(Anjaneya Hill)
レンタルバイクを借りて最初に向かったのがハヌマーン生誕地(かもしれない)と言われているアンジャネーヤの丘(Anjaneya Hill)です。アンジャネーヤ(ハヌマーンの別名)の丘の上にはその名の通りハヌマーンを祀る寺院があります。
ハヌマーンって西遊記の孫悟空のモデルともいわれる好奇心旺盛な冒険好きの猿族で、ちょっと子供っぽいところもあるヤンチャなイメージ。古いインドの物語では魔王にシータ姫をさらわれたラーマ王子に加勢し活躍するサブヒーロー的存在なのね。
インドのこの辺りではハヌマーンが大人気。車にラクシュミ様やシヴァ様じゃなくハヌマーンを飾っている人がすごく多い印象でした。
大人気の寺院だからか駐車場もしっかり完備。ここからして観光客の多さ、ハヌマーン人気がわかります。
駐車料金バイク1台5ルピーでした。
ここから人の流れに乗って目の前のあの岩の上を目指します。(キツそ・・・)
参道には供物やお土産屋さんが並んでワクワク。
麓から上りが続きます。
なかなかの急な岩山でなにげにキツイ。
階段は575段というのが鉄板情報らしいけど、実際に数えてないので本当かどうかは定かじゃないです。階段の他にも坂道部分もあるので結構な距離を上らされます。
だいぶ上ってきました。
うん、眺め良い!
どうやら岩山の上に乗り上げたようです。ここから寺院側は土足禁止。靴をここで預けます。
あの白い建物がハヌマーンを祀った寺院かな?
ここは何かというと無料の飲料水コーナーです。下から上ってきてすぐに目につく所にありました。
みんな喉がカラッカラで上って来たから、この水はホントにありがたい。インドでは共用のコップは口を直接つけず、こうして器用に飲みます。私も何度も挑戦したけどダーって服にこぼしてインド人に笑われまくってました。ホント難しい。
こちらにも水場があったけど、ここのは手洗い用かな?
展望スペースがありました。岩山のてっぺんだけあって眺めがとてもいいです。
ではさっそくハヌマーンにお参りします。
さいすがハヌマーンのお寺!お猿さんまでお参りしてますよ!
なんて信心深いお猿さんなんでしょうか!
・・・と感動していたら、なんだ油舐めてただけか・・・。
ではイザ本堂へ!って、すごい人!でもここまで来たら、突撃するしかないですよ。
インドは人混みのどさくさに紛れてお触りしてくる輩もいるらしく、前にいた若いお嬢さんがとても不安げでした。後ろにいたのが私(女性)だとわかったとき、ものすぐくホッとした顔してましたよ。ちなみに私は4ヵ月インドにいて一度も痴漢にあったことも卑猥なことを言われたこともないです。
本堂内は狭いうえにギュウギュウ蒸し風呂(スパイス臭満載)状態で、このまま窒息するんじゃないの?くらいの状況の中、無事にハヌマーンにお参りしました。(写真撮れる余裕ない程の混雑)
ヒンドゥー教のお供えヤシの実コーナーです。
麓の出店でヤシの実を買ってきて、皆ここで何かしてます。でも何をしているかは、わかりません。もっとしっかり見て聞いてくればよかった。
一番右のお兄さんがビニール袋に入れて持っているのがヤシの実です。みんなこんな感じにヤシの実を持ってます。
すっごいヤシの実。超ヤシの実。
さっきの水飲み場の前にアイス屋さんが出店してました。暑い中、下から上ってきてやっと岩の上に乗り上げたタイミングの場所で出店しているから、まさに入れ食い状態でした。(お兄さんの後ろの人達ほとんどがアイス食べてます)
お兄さんもお買い上げ~~。もちろん私達もお買い上げ~。
眺めのいい岩山側へ行ってみました。
ほぉぉ~~、なかなかの雄大さです。
みんな思い思いにハンピの景色を眺めています。
こちらは木陰で寛ぎ中。
わずかな木陰も無駄にしません。
景色よりアイス。
笑顔が爽やかなお兄さん二人組。
岩の亀裂。画像だとたいしたことないけど、実際は亀裂が深くてちょっとコワイ。
華麗なジャーーンプ。
なんと岩山の上には貯水池までありました。
アンジャネーヤの丘を満喫したので戻ります。大渋滞で全然前に進みません。
イライラMaxのピンクシャツのお兄ちゃん。
ハヌマーンのような身のこなしであっという間に降りて行っちゃった。(壁画もビックリ)
お次はドゥルガー様の寺などをレンタルバイクで巡ります。