【ティクセ ゴンパ 】インド・ラダック

北部インドのラダックに滞在した約1ヶ月の間にバイク(スクーター)を3回レンタルしてレー周辺のゴンパ(チベット仏教寺院)や近郊の村などを訪問しました。

レンタルバイクで巡った所

[1回目]サブー村(鉱泉見学)/ティクセゴンパ/シェイゴンパ
[2回目]へミスゴンパ/ウプシ(鉱泉探し)/タクトクゴンパ/チェムレゴンパ
[3回目]タクトゴンパ(お祭り)

このページではティクセ ゴンパを紹介します。

 

ティクセ ゴンパ(Thiksay Gompa)

2019年7月21日

レー周辺のゴンパ巡り、最初はティクセ村のゴンパを目指しました。画像はティクセゴンパに向かう途中の仏塔が大量にある不思議なところ。

 

インドでよく目にする山肌に描かれた巨大な絵と文字がありました。あんなザレた山肌にどうやってあんな大きな絵を描くんだろう?描いているところを一度見てみたい。

 

ゲートではダライ・ラマ法王がにっこり微笑んでいました。

 

ゴンパっていうのは、その多くが集落から隔離された山の上にあって、馬力ひ弱なスクーター(しかも二人乗り)で「ちゃんと辿り着けるのか!?」と心配でしたが、なんとか到着。

 

ティクセ ゴンパをGoogleマップで見る

インド北部に点在するゴンパはだいたい同じような構造で、ティクセゴンパもいくつもの施設が集合した要塞のようなお馴染みの全体像でした。

 

入館料30ルピー。

 

それとチケット売り場にガイド冊子50ルピーで売られていたのでそれも購入。値段は2019年訪問当時。この冊子いいですよ、ティクセゴンパの仏像や壁画についていろいろ知れます。

 

見取り図もあるので境内の散策に便利。

 

ギューンと登る急な階段が多くてゴンパ見学はほぼ山登りの体力勝負です。そもそもレー自体が標高高いんで高所トレーニングしているようなもんです。

 

お邪魔します。

ティクセゴンパには見学者に開放されている部屋が幾つかありますが、チベット仏教にはまったく疎いので、どの部屋がどんな役割があるのかさっぱりわかりません。ガイドさんもつかないし入口で買った冊子が無ければホント、ヤバかった。

なので解説的なことは一切書けません。ふわっとした感覚的な感想ばかりですがご了承くださいm(__)m

 

比較的明るめのこの場所は皆でお経唱えたりするとこかなぁ?ガイド冊子を見ると「ドゥカン」って書かれています。ドゥカンって何?本堂とも書かれていたので、ドゥカン=本堂ってことかなぁ。

 

2本の柱の上に鎮座するのは釈迦牟尼像だと冊子に解説されていました。

 

なかなか暴れん坊な神様がビッシリ描かれた壁。

 

暗い部屋の奥に鎮座する釈迦牟尼と、微笑むダライ・ラマ法王。

 

ラマ・ツォンカパ(左)とグル・リンポチェ(右)が並んでいました。冊子の解説と場所が違うので配置換えしたのかな?

 

なんか、槍に首が刺さってます。→どうやらこれは三毒の煩悩を表しているっぽいです。

このグル・リンポチェという御方はチベット密教を世に広めた高僧で、ダライ・ラマ法王が亡命する予言を遥か昔に残していたことでも有名らしいです。

 

上から何かぶら下がっている壁画がありました。

 

よく見るとハゲタカくんみたいなのが内臓みたいなのをくわえています。上からもいろんな部位の内臓がぶら下がってる。どういう意味で描かれているのかさっぱりわからないけれど、ピカソのゲルニカみたいで怖い。

 

部屋の外に出ると、バーンと外の景色が広がり眩しいです。

 

薄暗い室内と開放的で光の溢れる景色、このギャップがたまりません。

 

このお部屋には、かなり古そうな仏像らしき像がギッシリと並んでいました。冊子によるとゴンカンという守護神のお部屋らしいです。

 

どの像も布で顔を覆ってます。

 

特別な儀式のときに御開帳になるらしい。

 

一番上の顔が「ムハーーッ!」と出てるけど、これはいいのかな?

 

ヤクやハゲタカなど、黒い動物シリーズの壁画。

 

これもまた相当古そうな。

 

上に骸骨が施された扉は相当使い込まれていました。(いったい、いつからここにあるのかなぁ?)ティクセゴンパには、遠い昔に思いをはせる、そんな情緒があちこちにあります。

 

こちらでは何かを制作中。冊子によると、大麦粉・砂糖・バターで作った特別な行事の際に使用する供物のようです。

 

「写真撮っていいですか?」と聞くと「いいですよ」とのことで遠慮なく撮らせていただきました。

 

こちらでは別のものを作っています。

 

仏旗カラーの糸で組まれたこれは・・・

 

凧??

 

豪華絢爛な大仏様です。冊子には弥勒菩薩と記されていました。ダライ・ラマ法王も大絶賛だったようです。

どれくらい大きいかというと、この大仏様は一階と二階をぶち抜いてドドーンと鎮座しています。これは二階からの様子。

 

二階から一階をのぞき込んだ様子。

 

こちらの明るいお部屋は冊子によると「ターラー寺」とのことです。

 

大人気ターラー女神さまが大小ビッシリ祀られていました。

 

ティクセゴンパを出る前に、もう一度雄大な景色を眺めます。冊子によるとあの悠々と流れる川はインダス川らしいです。

 

ティクセゴンパのあちこちから見える景色は、どれも美しかったです。

 

レー近郊のゴンパ巡り一個所目のティクセゴンパは、見どころが多く何時間いても飽きない場所でした。

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