ヌブラ渓谷9・ヒッチハイクでパナミックからディスキットへ

2019年7月31日

温泉を2泊3日たっぷり楽しんだヌブラ渓谷のパナミックから、いよいよレーに戻る朝です。トゥルトゥクで2泊、パナミックで2泊、本当はあともう少しヌブラ渓谷を訪ね歩きたかったですが、旅は気持ち腹八分目くらいで切り上げるのが丁度いい・・・かな?

帰りはパナミックからレーへの直通シェアタクシーで一気に楽々移動。別の宿に泊まっていたアリャさんサンディップさんご夫婦と「一緒のシェアタクシーで帰ろう」ということで、泊っていたホステルのお兄ちゃんに代理で電話予約してもらいました(私達が使っていたエアテルがパナミックでは使えなかったので)。

 

すっかり仲良くなったワンコトリオが見送りに来てくれました。

ところがこの時点で、実はやっちまってました。

 

寝坊して20分くらいシェアタクシーの通過する道路に出るのが遅れちゃいました。「もしかしたらシェアタクシーが待っててくれてるかな?」と淡い期待を持ちつつ通りに出たんですが案の定いませんね。「もしかすると出発が遅れているかも?」としばらく待ってましたが一向に来る気配がありません。

 

ここまで旅してわかったことは、インドってバスやシェアタクシーの出発時間がほぼ正確なんですよ。集合時間にも早め早めに来るし、インドの人って結構真面目人間。

 

ワンコ「車、来ないね」

 

しょんぼりしながらホステルに戻るとお兄ちゃんが「えっ乗り遅れたの!?」と目をむいて驚いてました。お兄ちゃんによると「これからレーまで行くには誰かに乗せてもらうのがいい」ってことで、今日レー方面に行く人がいないか知り合いに電話しまくってくれました(スミマセン)。するとレーには行かないけれどディスキットに行く家族がいるってことで、途中まで乗せてもらえることになりました。お兄ちゃん、ほんとアリガトウ。宿代はかなり取られたけれど、そのぶんいろいろ手助けしてくれた。

やって来たのは30代くらいのラダッキご夫婦と小学生のお嬢さんでした。

「私たちはディスキットまで行くけれど、レーは途中で別方向になるから分岐で別の車をヒッチハイクするといいわよ」ということで、その分岐まで乗せてもらうことにしました。

 

荒涼としたヌブラ渓谷を砂埃あげながら走ります。

 

ご家族は敬虔な仏教徒のようで、遠くに仏像が見えると手をあわせ、道端の仏塔はグルっと左回りで通過していました。

 

印象的だったのは小さなお嬢さんもしっかりと手を合わせていたこと。

 

レーへの分岐に到着しました。ここでご家族とお別れです。「いくらかお礼を・・・」と伺うと「この辺りでは誰かの車に同乗するのは普通のこと」「不便な場所だからこうやって皆で助け合って暮らしている(だからお礼とかそういうのは不要)」とのことです。うーーーっっ本当に感謝しかないです。連絡してくれたホステルのお兄ちゃんもありがとうございました。

 

分岐の近くには造りかけの立派な仏塔がありました。

 

完成予定図。

 

分岐では既に数組の人たちがヒッチハイクする車を待っていました。最初は(ヒッチハイク??)と不安でしたが、どうやらこの地域では当たり前の交通手段のひとつになっているようでした。なんとなくのルールとしては、我先に車を停めるんじゃなく「あの人の次は私達」と順番にヒッチハイクしているようです。

みんなのヒッチハイクの様子を見ていると、まぁまぁの確率で車が止まってくれてました。ただ、観光客を乗せたチャーターとインド軍のトラックは、まーーったく無視の素通りです。インド軍のトラックなんてゾロゾロ通過してるんだから、ケチケチしないで乗せてくれればいいのに。

 

この分岐は「パナミック~ディスキット」と「レー方面」への分かれ道になっているようで、私たち以外の人たちはみんなディスキット側で車を待っていました。最初は「レーに行く人が少ないのかな?」程度に思ってたんですが、その理由がすぐにわかりました。

パナミック~ディスキットの道は地元民の生活道路になっているらしく、乗せてくれそうな普通の自家用車が頻繁に往来しています。

片やレー側はヒッチハイクで止まってくれそうな車が全然来ない。たまーーに来るのは観光客が悠々と乗ったチャーターとか、乗車率100%のシェアタクシーとか、アニキ達をたくさん乗せたインド軍のトラックとか、そんなのばっかり。

「よーーし、こうなったら一発チャレンジしてみるか」とインド軍のトラックを止めてみたところ「どうしたの?」「レーに行きたいから乗せて」「無理無理無理!あはははははーーっ!」と爆笑のまま走り去って行きました。なんだよアハハって!こっちは本気なんだよぅぅぅ!

この辺りでようやく「どうやらレー方面のヒッチハイクは非効率だぞ」と気付き「いったんディスキットに行ってシェアタクシーに乗ろう」と作戦変更。

ディスキット方面へ移動すると、私達の前には年配男性がひとり車を待っています。すぐに一台の乗用車が止まったのですが、男性がなぜか「お先にどうぞ」と私達に順番を譲ってくれました。車の持ち主さんはカシミールからドライブに来たという、ちょっとリッチそうな中年男性3人組で「新車で買って今日が初めてのドライブなんだ」と言います。見ると座席にはまだビニールシートが。ヨレヨレの埃だらけのザック持ち込むのがめちゃめちゃ申し訳なかったです。

途中、私達の乗った車をトラックが追い越していったんですが、その荷台にさっき順番を譲ってくれたオジサンがいて手を振ってました。(オジサンも無事に車をゲットできたんだ、よかった)

そしてやっとディスキットのバススタンドに到着。カシミールのオジサン達、本当にありがとうございました。

 

「さてこのままレー行きのバスに乗れればラッキー」と思っていたんですが「今日はもうレー行きのバスはない」「シェアタクシーなら乗れるかも」ということで、炎天下の中をシェアタクシー乗り場までトボトボ。

 

ディスキットのバススタンドとシェアタクシー乗り場って1㎞ほど離れているんですよね。

 

シェアタクシー乗り場に着くと「この時間だともうレー行きは難しいかなぁ」と、ドライバーさんらしきオジサンに言われます。それでも、もしかしたら「今からレーに行くぞ!」という人が来るかもしれないと思って1時間ほど待っていたんですが、やっぱり誰一人来なかったですね。シェアタクシーは満席にならないと出発しないんで今日はもう諦めるしかないです。オジサンによると「朝は確実にレー行きが出るから朝に来るといいよ」とのことでした。

こうして本日のディスキット泊が決定しました。「もうこうなったら2泊くらいしてディスキットを観光してみるかぁ」

 

飛び込みで宿泊したのはこちら。

 

ディスキットの中心地にあってバススタンドにも近く、部屋も清潔感あってなかなか良いゲストハウスでした。

 

部屋からの眺めもなかなか。

 

町の食堂で今日初めての食事をやっといただきます。

 

すきっ腹に染み入る美味しさでした。

 

長い一日だったなぁ・・・。

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