カンボジアで泊まったホステルの紹介です。とにかく清潔度優先で選びました。
プランタナ・ヘリテージ・スイーツ(プノンペン)
▼レセプション
カンボジアのプノンペンでお世話になった一軒目のホテルです。すぐ近くには広々と綺麗に整備されたベトナムとの友好公園があり、サッカーや健康体操など市民の憩いの広場になっています。周囲には観光客のための歓楽施設はなく、市民が日常生活を行うとても静かな場所でした。夜ともなればシーンと静まり、ときおりヤモリのケッケッケッという小さな鳴き声が聞こえるだけです。
▼緑に囲まれた外観/テラス席
緑に囲まれたホテル入口はとてもこぢんまりとしていて、レセプション横の階段を上がると朝食(別料金)などをいただけるテラス席、そのすぐ横が今回の部屋でした。
▼宿泊した部屋
館内や部屋は白を基調とし、素朴な木材の作業デスク、クローゼットなどが置かれ、雑貨のカタログにでも登場しそうな雰囲気の良さです。
部屋にはダブルベッド、バスタオル、石けん、ボディソープ、シャンプー、湯沸かしポット、ミニ冷蔵庫、パスワード入力式のセーフティボックス、テレビ、効きのいいエアコン、ハンガーなど必要なものが揃っています。
あればいいなぁと思うのは室内で履けるビーチサンダルとバスタオル以外の小さいタオルでしょうか。テレビは日本のNHKが普通に映ります。スイッチを入れたらいきなりHNKだったんで、前の利用者も日本人だったかな?と思いました。
ここのトイレ&シャワールームの上部が大きくガラス窓になっていて、昼間は周囲の木々や青空や屋根にとまる小鳥たちが見えます。トイレに座ると丁度スーッと伸びるヤシの木が見えるのもおもしろいです。夜になればテラス側の軒下に集まるヤモリくんたちとご対面もできます。シャワーとトイレは分離されているのも使いやすいです。
▼トイレとシャワールーム
ただ難点としては基本的にシャワーの水圧がとても弱いです。なのでしっかり体や頭を洗うとなると時間がかかります。さらに初日の夜はシャワーを使い過ぎたのか、はたまたま他の部屋の使用と被ったのか、水量がとても少なく終盤でほとんど出なくなりました。水シャワーでも全然OKなんですが、シャワーの構造上水だけに切り替えることもできずこれには困りました。
翌日は念のためシャワーを浴びる時間を早めにずらし、お湯も節約で浴びたので途中で出なくなることはありませんでした。このシャワーに関しては地域のインフラ問題もあるかもしれません。
シャワーの件以外は一切問題もなく、清掃もバッチリ(本当にとても綺麗です)気持ちよく利用できました。その他の点としてはランドリーサービスは行ってなく、近所の店舗紹介になるそうてす。
また、ホステル玄関横にはちょっとした小さな出店があって、ビールやジュースなどを買うことができました。
▼周辺の様子
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
2018年12月3日・4日
モーリャン ホテル(プノンペン)
▼とても細い路地沿いにあります
プノンペンで二泊お世話になったホテルです。ここに来る前にお世話になったホテルからは徒歩10分ほどと、それほど離れていません。イオン1号店まで徒歩10分、王宮なども徒歩圏内です。
車通りの激しい表通りと並行しているローカルな裏通りとの間に位置し、細い通路に面して入口はあります。この通路には素朴な美容室や食堂などが並び、さらに小さな商店などがゴチャゴチャと詰まったまさに地元住民のためのミニマーケットとなっています。夜はさぞやうるさいのでは?と心配しましたが、観光客の歓楽施設ではない地区なので夜がとても早く、あっという間に静かになります。10時も過ぎればシーーンと物音すらしません。
▼レセプションまわり
部屋は301号室、日本でいう4階にあたります。レセプションまわりは照明暗めな落ち着いた印象ですが、客室は窓が大きくとられ明るく、白と茶色を基調にし爽やかな内装です。
▼宿泊した部屋
また部屋はのびのびと過ごせる広さがあり、メインのベッドルームの他にキッチンスペースや椅子と机の置かれたちょっとした小部屋のような箇所もありました。窓を開けて日当たりのいいベランダにも行けるので、洗濯物も干せて助かりました。
▼キッチンスペース
▼備品など/ちょっとした小部屋もあります
備品としてはエアコン、大きめの冷蔵庫、室内セーフティーボックス、タオルセット(大中小)、シャンプー、ボディソープ、歯ブラシ、髭剃り、くし、石けん、バスローブ、ティッシュ、使い捨てスリッパ、湯沸かしポット、コーヒー・紅茶など至れり尽くせりです。ランドリーは有料サービスでした。冷蔵庫内には有料の水やドリンクが置かれているんですが、これは高めなので近所で調達した方がいいと思います。
トイレとシャワーは一体型で、シャワーの勢いがいいのでお湯がかなり広範囲に飛び散ります。前もってトイレットペーパーとタオル類は別の場所に避難させておいた方がいいです。お湯は頭の上にある大きな固定シャワーのみで使えます。手持ちシャワーは水のみですが、カンボジアはとても暑く水もぬるめで、かえってお湯を浴びるより気持ちよく私は常に水シャワーでした。シャワーはお湯、水共に満足のいく勢いがあります。
▼トイレとシャワールーム
部屋は新しい印象で清掃がしっかりされとても清潔感があり気持ちよく利用できます。唯一の難点はトイレ・シャワーの扉が重くて開閉が大変なこと。逆に言えばマイナスポイントはこれだけってことです。
料金内に入っていた朝食は、サラダ、フルーツ、パン、お粥、ハムやソーセージ、自家製ヨーグルトが並び、これとは別にメインメニュー(卵料理や麺類など)を選ぶことができ、朝から満腹になりました。
▼朝食
こちらのホテルはいろいろな点でかなり気に入りました。
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fi時間を問わず快適
2018年12月5日・6日
ドリーム バタフライ ガーデン ブティック ヴィラ(シェムリアップ)
▼緑に囲まれた外観
アンコール遺跡巡りの拠点にお世話になったホステルです。ここは一般の民家が客室用に改装した部屋を提供するような形で、ホームスティというカテゴリーに属するんでしょうか?最初に訪問した際は、繁華街から離れているしちょっと不便かなぁと思ったんですが、それが逆に居心地よく宿泊を延長し8泊お世話になりました。
周囲は斜め向かいが小学校、すぐ近所には飲料を売る小さな商店が一軒、すぐ隣にレストランが一軒あるだけで、あとは本当にローカルな地元民の居住区です。観光客で溢れるパブストリートやナイトマーケットまではだいたい歩いて15分くらいでしょうか?目の前にはドブ川が流れて最初見た時は「えっ?」と思いましたが、宿に入ってしまえばまったく気になりません。
宿泊した部屋は完全独立型のラナイ付きでした。といっても特別高額ではなくスタンダードにプラス10ドルするだけで泊まることができます。
▼宿泊した部屋
窓が大きくとられた部屋は広々と明るく、ダブルベッドがひとつあります。部屋にはアンコールワットをイメージした絵画や、アジアンチックな雑貨が置かれ、どこかリゾートにいるような雰囲気です。
バスルームにはアロマキャンドルの置かれたバスタブや、可動式シャワー、上と横から出る固定式シャワーもあり、お湯もたっぷりと出ます。
▼バスルーム
備品はタオルセット、歯ブラシ、石けん、ボディソープ、シャンプー、ドライヤー、コーヒー・紅茶、湯沸かしポット、毎日2本の水、バスローブ、ミニ冷蔵庫、エアコン、テレビなど必要なものはたいてい揃っています。我家は自分で手洗いして外のベランダ(洗濯紐や洗濯ばさみあり)に干したので詳しくはわかりませんが、おそらくクリーニングを無料でやってくれていたと思います。部屋は清掃もバッチリでとても清潔でした。
▼雰囲気のいい広々ラナイ付きです
朝食はいくつかのメニューの中から選び、毎朝手作りの美味しい料理がラナイのテーブルに運ばれてきました。見た目も綺麗で、味も良く、かなり満足度の高い朝食です。また、アンコールワットのサンライズを見に行く日などは、朝食の代わりにちょっとしたパンやフルーツの入ったお弁当を持たせてくれました。
▼朝食はどれも美味しく、見た目も綺麗でした
敷地内はそれほど広くないのですが、緑が茂り花が咲き、綺麗なアゲハ蝶がひらひらと舞っています。朝は小鳥がさえずり、夜はトッケイが鳴きます。ほんとうに街中にいることを忘れてしまうような空間となっています。
▼敷地内には緑がいっぱいあり癒されます
こちらの宿のオーナーはサムさんという方ですが、宿泊客の対応をするのは全てサムさんのお父さんでした。このお父さん(サムパパ)は、とても頼りになる人で、観光についても、タイ行きのバスについても、何でも適切に素早くパッパと手配をしてくれます。料金も手ごろなものを用意してくれて安心してお願いできました。到着日はおかかえのトゥクトゥクで迎えに来てもくれ、それ以降も遺跡巡りなど適正料金で巡ることができたと思います。
ここは本当に居心地のいい場所でした。いつかまたシェムリアップに来ることがあれば、間違いなくここに滞在すると思います。
宿泊料金は一部屋の値段(税込み)を当時のレートで日本円換算したものです
Wi-Fiほぼ問題なく使えますが、たまーに繋がりにくい時あり。
2018年12月7日・8日・9日・10日・11日・12日・13日・14日