【ウズベキスタン】普通列車でサマルカンドからブハラへ

2019年8月25日

駆け足観光のサマルカンドから次の街「ブハラ」に移動する日です。

 

お世話になったお宿近くのレギスタン広場から、サマルカンド駅に行くと教えてもらった73番バスに乗り込み…

 

再びやって来ました、サマルカンド駅。

 

そうです、移動交通手段はまたも鉄道です。

 

ちょっと時間があったので、駅構内のキオスクのような店でオジサン三点セットのパンとゆで卵とコーヒーで小腹満たし。

 

12時29分、乗る列車が入線してきました。今回は高速鉄道ではなく普通列車です。サマルカンド~ブハラの鉄道チケットは、一昨日タシュケントからサマルカンド到着時に既に購入済。

 

車両に乗り込みます。一番わくわくする瞬間。

 

空間が広くゆったりして見える。そしてキレイ!座席にはサマルカンドで降りたお客さんのゴミが残されていたけれど、まぁ気にしない。

同じ車両にどう見ても日本人風の若いお兄ちゃんが自転車と共に乗り込んで来ました。話しかけてみると韓国の子で、自転車でずーーーっと旅をしているんだって。すごい。韓国は行動的な子が多いね。

 

床に敷かれた絨毯。綺麗な織物で踏むのを躊躇してしまうけど、ウズベキスタンの人は1ミリも気にするそぶりなく上をのしのし歩いてました。

12時42分サマルカンド駅出発。

 

ウズアニキがワゴンを転がして、水とジュースとお茶を販売に来ました。

 

せっかくなのでレモンティー購入。

 

窓の外はのどかで広大な牧草地風。

 

やがて、なーーんにもない広大過ぎるカッサカサに乾いた大地が延々。数年後に来たらメガソーラとかで埋め尽くされてたりして。

 

2時間40分ほどでブハラ到着。ブハラがこの列車の終着駅です。普通列車ってどうかな?と思っていたけれど、とても快適で乗り心地のいい列車でした。

 

「そういえば、乗って来た列車の先頭車両撮ってなかった」と、急いでダッシュ。

 

先頭車両に着いたタイミングで目の前で切り離されて…

 

無情にも先頭車両だけ走り去ってしまいました。(待ってくれーーまだ写真撮ってないんだよぉぉぉ!)

 

しょうがないので、切り離し部分の先頭を撮りました。

 

駅のトイレは清掃がしっかりとされ、とても清潔でした。左側にある水の入った緑色のポットでお尻を洗うウズベキスタン式。

 

ブハラ駅前です。暑い…。サマルカンドも暑かったけれど、ブハラも負けないくらい暑い。空気が乾燥していて太陽光線にジリジリと焼かれるような暑さです。

 

ブハラ観光の中心地は「旧市街」ということで、例によってバスで向かいます。

 

旧市街までひとり1000スムでした。

 

おや?どこかで見たことあるような、ないような、楽しい仲間たちが並ぶ広告が。

 

30分ほど走った広い通りの途中で運転手さんに「旧市街ならここで降りなさい」と言われます。運転手さんとのやり取りを見ていた乗客のおじさんとおばさんが口々に「あっち、あっち」と教えてくれました。

 

教えられた「あっち」の方向に歩いて行くと、それらしい旧市街風な雰囲気に。

 

まずは今夜の宿探し。

 

迷路のように入り組んだ路地を場所もよくわからず進みます。

 

パン屋さんかな?

 

古い車がここにもありました。

路地をウロウロ彷徨っていると、小さな女の子数人に取り囲まれて「マネーマネー」言われました。まったく覇気がなく無表情で「お金頂戴」の仕草しかしません。「ダメ」といって通り過ぎると、それ以上は付いて来ませんでした。物乞いにしては押しが弱い。得体のしれない謎の東洋人が怖かったのかも。

 

さらに路地をウロウロすると「ファミリーゲストハウス」「SUNRISE HOTEL」の看板を掲げたお宅を発見。扉を開けて中に入ると、ちょっとした中庭を囲むように宿泊部屋やオーナー宅が並んでいます。すぐに若いお兄ちゃんが出て来て対応してくれました。

 

部屋を見せてもらうと、コンパクトな造りながら清潔感があって部屋にシャワーも付いています。お宿全体も明るくてなんとなくいい雰囲気。すぐに気に入って即決。

 

するとお兄ちゃんのお父さんとお母さんも出て来て、胸に手を当て丁寧なご挨拶をしてくださいました。そして「疲れているでしょ?」「まずはこちらでお休みなさい」(お父さんとお母さんは英語を話さないのでお兄ちゃんの通訳で)と、中庭のテーブルに案内してくれました。

 

テーブルにはお茶、フルーツ、お菓子が用意されていました。

 

こちらの御宅、料金が手頃なのに、毎朝用意してくれるお母さん手作りの朝食がまた凄いんですよ。ウズベキスタンの伝統的な食器も相まってこの華やかさ。

 

そして毎朝出される焼き立てのミートパイの美味しいこと。

 

昼間に観光から戻ると部屋にフルーツやお茶を用意してくれたり、おもてなしが凄い。

 

飴のステックをクルクルしながら溶かして飲むお茶が美味しかったー。

 

夕方、涼しくなってきたところで、ゲストハウスの近所を散歩。女性陣が井戸端会議したり、子供たちがキャッキャと笑い声をたてながら遊んで日本の下町のような雰囲気です。

 

ちょっと足をのばしてスーパーマーケットに行ってみました。

 

広い店内にお客さんは、まばら。もう夕方過ぎで買い物のピークは終わったのかな。

 

チーズがたくさん。

 

いろんな種類のチーズがある。後で画像見たらナゼかチーズの写真ばっかり撮ってた。

 

昼間にバスを降りた大通りです。ガラーンとして、なんとなく漠然とイメージしていた旧ソの街そのもの。

 

歩く人は少ないけれど、イルミネーションが点々と飾られていい感じです。

 

ギンギラ派手じゃなく、なんともかわいらしいイルミネーション。ウズベキスタンって食器や刺繍もかわいいし、どことなく「おとぎの国」っぽい。

明日からブハラの旧市街をいろいろ見て歩こうと思います。

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