飯豊本山小屋テント場(広々快適!大展望!)

飯豊本山小屋 テント場

このページでは2016年に幕営利用した飯豊本山小屋テント場の様子を紹介しています。
 

飯豊本山小屋テント場データ

2023年度1人1000円。

最新情報は「西会津町公式サイト>観光情報>登山>登山情報>飯豊山登山情報>市町村別登山情報(PDF/243KB)」をご覧ください。
 

利用した2016年
ひとり500円。

 

飯豊本山小屋のテント場は、稜線上の登山道を挟んだ左右にありました。敷地は広く概ね平らですが、その多くはゴロゴロ石に覆われ、実際スムーズに張れる整地されたは場所は少ない印象。

さぁて、どこに張ろうかな?

 

本山小屋向かって左側は飯豊連峰がすぐ目の前に迫り、右側は吾妻、蔵王、朝日など東北の名だたる山々を遠望する雄大な景色。うーん、どっちにしようか迷う・・。

 

ここで忘れちゃいけないのがテント場が山頂近くの稜線上であること。・・・という事は、夜になると風が強く吹く可能性大。周りのハイマツを見てみると、その風向きを示すように左側→右側に向かって思いっきり寝ている。そしてなにより、その風を避けると思われる石垣が所々に造られている!

 

・・・というワケで、強風の際に影響を受けにくそうな(小屋に向かって)テント場右側の石垣付きスペースに決めました。

夜は予想通りやや強めの風が吹いていましたが、石垣のおかげでテントに当たるのはそよ風程度で快適でした。

 

飯豊本山小屋とトイレ

テントを張り終えた後は本山小屋へ料金を支払いに行きます。

 

テント場から本山小屋までは5分程度の距離です。

 

テント場からは少し上ります。

 

先ずは小屋の隣にある飯豊山神社にお参り。

 

小屋は一組のご夫婦と男性が管理していました。

 

販売物は山バッチとTシャツ、そしてビールのロング缶が1000円、コーラが500円(売り切れ)でした。管理人さんのおススメはワインだそーで、顔を合わせるたび「ワインどぉ?ビールよりお得だよ」とすすめてきます(なかなかの商売人)。当然ながら購入した空き缶などは持ち帰りです。

テント料金は一人500円で支払いの証の黄色いタグをテントに括り付けます。夕方になると小屋からタグの確認に来るのですが、ひと張りだけ17時を過ぎても持ち主が戻って来ない料金未払いテントが一つあり「この人どうしちゃったのかなぁ?」と管理人さんが心配していました。18時頃(?)ようやく持ち主登場。大日岳にでも行って来たのかな?

 

小屋のトイレは浄化システムの付いた和式で臭いはほとんど無く、山のトイレにしては快適です。

 

トイレットペーパーはありましたが、数が限られるのか「持参したものを使うように」と掲示あり。テント泊の人は初回に100円を投入し、その後は何度でも自由に使ってよしとの事です。

 

実は今回の山行、本当は2泊で大日岳まで行く予定だったのですが、小屋で最新の天気予報を聞くと明日の午後から天気が崩れ明後日は雨らしいとの事。「蒸し暑い雨の中、長い尾根道を歩くのは嫌だなー・・」という事でアッサリ予定変更、明日の朝に下山する事にしました。2泊のつもりで食料を多めに持って来たけれど、足らなくなるよりはまぁいいか。

 

飯豊本山テント場 水場

水場はテント場の近くにあります。登山道に案内があるのですが指導標の下の方に書かれていたので見逃す人が多く「水場どこ?」と彷徨う人続出でした。上の画像は本山小屋から見た指導標と水場の方向です。

 

ちょっとアップで。

 

テント場から少し下った斜面にあります。

 

水場は水量こそやや細めですが、

 

雑味のないキンキンに冷たく美味しい水が流れていました。

 

周囲は花畑に囲まれ、なんとも美しく幻想的な水場です。

 

水を汲んだ後は、お楽しみのグダグダタイムです。目の前に広がる景色をボーッと眺めたり、

 

昼寝したり。

 

テント場では虫がブンブン飛んでいますが、正体はマルハナ蜂で、こちらが意地悪しなければ刺す事はありません。そしてトンボもいっぱい!トンボはあまりに多すぎて、あちこちでカサカサと羽のすれる音がするほどです。

 

いいでのほし☆飯豊りんどう

本山小屋の近くに咲いていた飯豊りんどうです。

 

小屋に書いてあった「いいでのほし」という素敵な別名。

 

夕方もう一度見に行くと花は閉じられていました。

 

17時頃のテント場です。この日は16時以降に到着する人が多かったです。またもや学生の団体が来るんじゃないかと楽しみにしていたけれど今回は現れずチョット残念。それでもまだまだスペースはたっぷり空いています。

 

テント場からは、遠くに切合小屋方面も見えます。

 

ズームすると・・アチラは、なかなかの賑わいの様子。

 

夕暮れが迫って来ました。飯豊山山頂は小屋のすぐ近くなんで、夕方にでも散歩がてら行ってみようと思いつつ・・面倒臭くなってやめました。山頂を踏むのは明日にします。

 

夕暮れです。飯豊山頂に集うハイカーさん達のシルエットが見えます。

 

本山小屋とテント場の上に月が輝きはじめました。

 

今日もいい一日だったなぁ・・・。明日も良い日でありますように。

フリーズドライの夕食をチャッチャと済ませた後は、朝までグーグー寝てしまったのですが、途中トイレに起きた三昧が「空に雲ひとつ無く星が凄かった」と興奮気味に言っていました。

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