唐沢鉱泉

唐沢鉱泉 2023年10月

天狗岳登山口にある鉱泉旅館です。前回同様に今回も下山後の立ち寄り入浴でお世話になりました。8年ぶりの再訪ですが最近の物価高の流れからか立ち寄り料金が変更になっていました。

浴場は受付から見て二階に位置しています。浴場入口手前にはちょっとした部屋があり浴後の休憩や待ち合わせに利用可です。

浴室には横並びで浴槽が2つあり、一つは熱めの木造6人サイズ、もう一つはぬるめの3人サイズです。浴槽湯温は順に実測で41.9℃と36.0℃に調整されていました。無色透明、少しかためな印象を受けるお湯で、浴槽底には明るい黄土色の湯花も沈殿しています。

両浴槽の間には非加熱源泉(実測=9.9℃)が常時に流れていて、そのちょうど下の部分の湯船内側面より冷たい源泉の注入があります。脱衣室掲示の利用状況によると大浴槽は循環ろ過、小浴槽は加温の為の循環でろ過はなしとの事。源泉を口に含んでみると僅かな金気臭味、薬味ありです。

加温循環無しの冷たい源泉に触れ合いたい方は打たせ湯があるので、そこで存分に滝のように落ちてくる冷鉱泉を浴びることができます。訪問時の晩秋ではかなり冷たく打たせ湯を浴びるのは無理でした。
(三昧・2023年10月)

▼紅葉の季節でした

▼唐沢鉱泉 外観

▼御柱で使用した縄かな

▼受付まわり

▼鹿ファミリーがお出迎え

▼休憩スペース

▼温泉のご案内

▼男性脱衣所

▼男性脱衣所

▼男性浴室

▼非加熱源泉に触れられます

▼熱湯浴槽

▼ぬる湯浴槽

▼非加熱源泉打たせ湯

▼女性浴室

▼熱湯浴槽

▼ぬる湯浴槽

▼かわいらしい花が咲いていました

▼立ったまま使用できるシャワーが設置されていました

▼源泉の流れ込む池も秋の装い

▼動画もどうぞ1分31秒(源泉池→女性浴室→非加熱源泉打たせ湯の順に流れます)

唐沢鉱泉 2015年6月

八ヶ岳国定公園内にあり、八ヶ岳連山の一つである天狗岳の登山口に位置している唐沢鉱泉。秘湯を守る会に加盟で、唐沢鉱泉の一軒宿でもあります。玄関から登山口方向へ数十メートル程のところには、源泉地があり池のように鉱泉が流れ出しています。硫黄成分と苔の緑色のコラボがキレイなので是非見学しましょう。

さて今回は天狗岳登山を楽しんだ後に立ち寄り入浴しました。下山したのは朝の9時、立ち寄りには早いかな?の頃合いでしたが、「入浴できます」看板が出てたので当然の如く立ち寄りです。前日はテン泊、なので入浴は出来ていなく一日ぶりの風呂が楽しみでした。

浴室までは廊下を進み、階段を上り進んだ場所まで向かいます。男女別に内湯がそれぞれにある造りです。浴槽は二つ横並びで、間に源泉湯口槽を挟んだ構造です。向かって左は6人サイズの42℃適温、右手には3人サイズの38℃温め設定です。6人サイズ浴槽は、常に鉱泉を浴槽内注入しながらの加温循環塩素ありの湯使い。こちらは適温入浴ができるので、これはこれで良いでしょう。

3人サイズ浴槽は加温のための吸い込み吐き出しが作動、そのうえ常に冷たい鉱泉を浴槽内注入している加温掛け流しです。体感38℃と温めなのでじっくりと浸かるに良いです。源泉湯口槽の冷たい鉱泉を口に含んだ。弱酸味に金気を感じ、源泉槽は若干の濁りがあった。お宿建物の裏にはヒカリゴケが自生しているらしいが、こちらは未確認です。
(三昧・2015年6月)


八ヶ岳の天狗岳登山口に宿を構える温泉旅館です。しばらくダート道を進んだ、ややアクセスの不便な場所にありますが、お宿自体は鄙びでは無い中規模の清潔感ある建物で、ピンクのドライフラワーがあちこちに吊るされた館内は、男女問わず気持ちよく過ごせそうです。今回は天狗岳登山を絡めたテント泊の〆に、汗流しで立ち寄りました。

館内には男女別に内湯がひとつづつ。浴室の扉を開けると、壁に羊歯などが茂る不思議な味わいの浴室に驚いてしまいます。女性浴室には、冷たい源泉枡を挟んで3~4人サイズと5~6人サイズの長方形浴槽が横並びに配置され、どちらにも無色透明の湯が満たされています。

肝心の湯は両浴槽共に冷たい非加熱源泉を投入しつつの循環ベースで、小浴槽がぬるめ、大浴槽が適温となっています。どちらの湯にも浴槽底に小さな白い湯花が沈殿、明礬金属味のハッキリとする硬質的なキシキシ感のある湯です。循環のためか浴槽湯は完全に無色透明となっていますが、源泉枡の非加熱湯はほんのりと濁りを帯びていました。

また、浴室には非加熱源泉と思われる打たせがあり、湯口には白い温泉成分がビッシリと付着しているのがわかります。なんにしても二日ぶりに体を洗い、浸かった温泉の気持ちよさといったら!思わず「あ~っ」と唸ってしまいました。

敷地内には源泉の湧出池があるのですが、その神秘的美しさは必見です。
(まぐぞー・2015年6月)

▼唐沢鉱泉 外観

▼日帰り入浴の案内

▼館内にはドライフラワーがいっぱい

▼男性浴室

▼ふたつの浴槽の間に非加熱源泉

▼非加熱源泉の打たせ湯もあります

▼女性浴室

▼女性側にも「非加熱源泉打たせ湯」があります

▼季節柄か元気に育つ羊歯

▼湯上りに一休みできる部屋もありました

▼源泉が流れ込む池

▼神秘的な光景です

唐沢鉱泉 データ

長野県茅野市豊平4733-1
0266-76-2525
10時~15時30分(受付15時)
1月中旬~4月初旬冬期休業
700円→990円
訪問:2015年6月

唐沢鉱泉 温泉分析

唐沢鉱泉源泉 単純二酸化炭素冷鉱泉 10.9℃ pH=? 溶存物質計=281.4mg Na=21.0mg(26.42mv%) K=6.1 NH4=0.2 Mg=8.5(20.30) Ca=18.4(26.62) Al=4.7 Mn=0.6 Fe2=1.7 Fe3=0.6 F=0.5 Cl=44.8(40.00) HSO4=0.4 SO4=89.5(59.05) H2SiO3=82.1 HBO2=2.1 CO2=1001(R元.7.22) ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤の使用あり

平成20年6月24日

唐沢鉱泉源泉 単純二酸化炭素冷鉱泉 10.2℃ pH=4.0 溶存物質計=293mg H=0.1mg Na=20.8(30.18mv%) K=6.0 NH4=0.2 Mg=7.9(21.10) Ca=15.7(25.65) Al=4.1 Mn=0.6 F=0.5 Cl=42.9(33.58) HSO4=0.4 SO4=113.5(65.61) H2SiO3=78.5 HBO2=1.9 CO2=1012 (H20.6.24) ※温泉利用状況=(大浴槽)加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤使用あり・(小浴槽)加温あり・循環あり(加温の為の)・塩素系薬剤使用あり

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