岩木温泉はいったん閉業の後、リニュアルし2023年12月19日に再オープンしました。このページの情報はリニュアル前のものです。
黒石市の温泉公衆浴場です。ふらっと立ち寄りしてみました。脱衣所にある藤の籠は、青森の温泉浴場でたびたび見かけます。浴室も青森ではお決まりのスタイルで、洗い場が並び、浴槽がシンプルにポツン。8人ほどのタイル浴槽は42℃、4人ほどの浴槽は深い造りでこちらも42℃。
お湯は丸太を刳り貫いた湯口より40L/minちょいの源泉をドンドコと掛け流し。オーバーフローは浴槽手前より全て溢れさせており、この浴槽の大きさからして充分以上の投入量です。無色透明、弱いとろみがあり、ほぼ無味無臭ですがなんとも心地よい湯触りです。
肩までどっぷりと湯に浸かっていると、目の前にはたっぷりのオーバーフロー湯が視界に入ります。湯は新鮮そのもので、湯使い良しです。温泉の泉質云々よりも、やはりドンドコ掛け流しには惹かれてしまいます。なにはともあれ、下手な小細工無しの源泉そのまんま大量掛け流しが好きです。
(三昧・2005年8月)
岩木温泉は岩木温泉でも黒石市内の岩木温泉です。川沿いに建つ小規模の銭湯で、男女別の入口をくぐり中の番台で料金を払う仕組みです。訪問時は真夏の昼間だった所為か、女湯には他にお客さんはいませんでした。
丸タイルの敷き詰められた洗い場の奥に二つに仕切られた長方形浴槽があります。片方が2~3、もう片方が4~5人サイズで、底には洗い場同様丸タイルが敷き詰めにれています。浴槽内に吸込み口と吐き出し口らしきモノがありましたが、訪問時、作動はしていないようでした。
湯は適温の無色透明無味無臭、湯口より綺麗に澄んだ湯が注ぎ込まれ、静かに溢れ出しています。ちょいスベ感はあったものの特別突出した特徴はありませんが、なにより澄んだ湯が掛け流しというのが気に入りました。浴室にはサウナも有り。誰もいない浴室で、湯の流れる音だけを聞くという、とても静かな湯浴みを満喫できました。
(まぐぞー・2005年8月)
▼岩木温泉 外観
▼岩木温泉看板
▼男性浴室
▼女性浴室
▼湯口
▼2021年12月閉業後の外観(リニュアル後再オープンしました)
▼閉業のおしらせ(リニュアル後再オープンしました)
岩木温泉 データ
青森県黒石市袋井2丁目33-34
9時~21時
300円→370円
毎月1・15日休み(日・祝は翌日)
訪問:2005年8月
岩木温泉 温泉分析
黒石温泉(袋井温泉)単純温泉(Na-SO4・Cl) 43.5℃ pH=8.6 300L/min Na=37.6mg K=1.2 NH4=0.1 Mg=0.9 Ca=5.1 Fe2=0.1 F=0.3 Cl=12.4 SO4=17.2 HPO4=0.1 H2SiO3=106.5 HBO2=12.2(S52.3.30)