足尾温泉 かじか荘(リニュアル前)

足尾温泉かじか荘は2017年10月1日に大々的な改装を行いリニュアルオープンしています。このページの情報は改装前のものです。

足尾銅山観光で名高い日光市足尾町に湧出する温泉に浸かってきました。町営の国民宿舎「かじか荘」への立ち寄りです。かじか荘は日本百名山の一つ「皇海山」への登山ベース基地的な場所でもあります。お宿建物自体は多少の草臥れ感や古さも出てしまっていますが、立ち寄り温泉や食堂などでの地域住民の交流場所にもなっているようでした。浴室への途中には、湯上り後などに利用できる畳敷き休憩所もありました。

まずは内湯からです。二面ガラス張り造りの空間、7-8人サイズのタイル浴槽が一つあります。湯中に差し込まれた循環装置が作動中。湯は無色透明、つるつる浴感が特徴。極僅かながら浴槽縁からのオーバーフローも。ほんのりカルキ臭も感知。

露天風呂もあり、せっかくなので行ってみました。半分ほど屋根がけされた開放感ある露天岩風呂で、大人8人ほどがゆったり浸かることができました。対岸の山肌には真っ白な雪がたっぷりとあり雪見風呂といったところです。お湯は無色透明、つるつる浴感、弱カルキ臭のする42℃。岩石湯口からの湯はつるつる感が強く、これは源泉では。浴槽内循環の湯使いですが、まずまずの湯でした。
(三昧・2013年1月)


銅山で有名な足尾にある国民宿舎です。周囲は山に囲まれ自然豊かな地にあります。建物は多くの国民宿舎同様、役所や公民館のようなやや無機質な鉄筋コンクリ造り。今回は寒い時期の訪問だったためか、館内の大広間では数人のお客さんが卓上コンロで熱々のウドンを美味しそうに食べていました。

男女別浴室にはそれぞれ内湯と露天風呂があります。まずは内湯ですが、明るく外光の広がる浴室に、10人サイズの長方形浴槽がひとつ。浴槽には無色透明の湯が満たされ、循環利用されています。やや熱め設定の湯は弱塩素臭がしますが、弱いヌルツル感があり源泉は良さそうな印象を受けます。

続く露天風呂は一度脱衣所へ戻り、更に階段を下った眺めの良い山沿いにあります。10人サイズの岩風呂で、湯口からは「源泉かな?」と思えるような湯と、浴槽内での吐き出し湯があります。適温調整された湯は、内湯よりもややヌルツル感が強く、なかなかいい感じです。かじか荘は建物こそ年季が入っていますが、浴室は綺麗に清掃管理され好印象でした。
(まぐぞー・2013年1月)

▼足尾温泉 かじか荘 外観

▼男性内湯

▼男性露天風呂

▼別の角度から

▼露天風呂湯口

▼女性内湯

▼浴槽から

▼女性露天風呂

リニュアル後のかじか荘レポはこちら

足尾温泉 かじか荘
日本百名山のひとつ皇海山の登山口近くの「足尾温泉かじか荘」です。約10年前に一度訪問していますが、その後に大々的な改装を行ったそうです。今回は改装後の初訪問になります。 かじか荘はアクセスに時間のかかる山の中にあり、幾つか数をこなしたい湯巡...

足尾温泉 かじか荘 データ

栃木県日光市足尾町5488
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0288-93-3420
10時~20時→11時~15時(受付14時30分)
600円→800円
訪問:2013年1月

足尾温泉 かじか荘 温泉分析

庚申の湯 アルカリ性単純温泉 36.0℃ pH=9.5 溶存物質計=215mg Na=57.6mg K=1.1 Ca=1.7 Mg=0.1 Fe2=0.6 Pb=0.2 F=5.2 Cl=24.7 SO4=1.2 HCO3=29.6 CO3=38.9 HS=1.4 BO2=12.1 OH=0.5 H2SiO3=40.4 (H7.10.31)※加温あり・循環あり・塩素系薬剤の使用あり

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