温泉施設前の国道は今まで何度も通ってはいましたがその度に素通りで、日帰り施設なのか宿泊できる旅館なのか、どんな湯使いなのかも知らずのままでした。ようやく訪問することができた「はやぶさ温泉」は日帰り温泉施設でした。
玄関前には源泉を利用した手洗い場所があって、コロナ対策でまずは手を洗ってから入館する流れになっていました。受付前売店には干し柿がコロ柿という名前で売られており入浴後に購入。脱衣所と浴室においては撮影禁止となっていました。
内湯は10人サイズの石造り浴槽で、浴室に入るとすぐに目にする見事なオーバーフロー具合で驚きました。その次に目に飛び込んでくるのは鯉の湯口でここから湯船へ豪快な源泉の大量落とし込み投入があります。投入音も大きくこの光景は見るだけでも楽しいです。お湯は無色透明、ほんのり香るタマゴ臭が鼻をくすぐり、アルカリ的なヌルすべ感があります。湯温は体感で約40℃ほどでゆっくり浸かることができました。湯使いについては源泉そのまま細工無しの掛け流しで、お湯の鮮度も上々、鮮度重視マニアでも満足できると思いました。
露天風呂にもいってみます。内湯から階段を5-6段ほど降りて行くとありました。露天風呂は10人サイズ、大きな岩を取り入れた岩風呂で一部分が屋根掛けされている造りです。湯温は体感で約38℃無いほどで内湯より温め調整されていてこちらは長湯向きでした。明らかに内湯より投入量を控えており、そのぶん鮮度も内湯の方が上をいっています。
「はやぶさ温泉」では内湯の湯使いと鮮度の良さが気に入りました。
(三昧・2023年5月)
奥秩父の山や甲府に行く際に何度か前を通ったことのある「はやぶさ温泉」です。通過するのがだいたい早朝や夜間だったのでなかなか訪問の機会に恵まれませんでしたが、今回ようやく立ち寄ることができました。
駐車場に着いて先ず目についたのは温泉水の販売を行う倉庫のような所でした。最初そちらが入浴施設かと行ってしまいましたが、そのすぐ隣の一見すると民家にも見える建物がお目当ての「はやぶさ温泉」でした。玄関前には液体石鹸の置かれた手水舎があり、感染予防のため手洗いしてから入館するようにの掲示がありました。玄関ではドーンと大きな木彫りの福助がお出迎えです。受付近くの水槽にはビッシリと大小のグッピーがいて、スタッフのお姉さんによると増えすぎたから里親さんを募集しているとのことです。
館内には男女別に浴室があり、それぞれ内湯と露天風呂がありましたが、男女入れ替え制かは不明です。脱衣所を抜けると窓が大きくとられ明るい内湯浴室です。浴室に入った途端ザアザアと浴槽から溢れ出るお湯が目に飛び込み思わず顔がニヤけてしまいました。先ずは洗い場で全身を洗いますが、シャワーのお湯も温泉利用とのこと。
内湯には10人サイズ浴槽がひとつあり、一見するとマグロにも見える大きな鯉の口から源泉がビューっと飛び出し、湯面に向けてバシャバシャと叩きつけるように豪快に投入されていました。その鯉に隠れるようにして後ろにも石組湯口があり、そちらからは少量の湯が投入されていました。浴槽サイズにしてじゅうぶんな投入量があり、休日で既に大勢のお客さんが浸かったと思われる夕方の訪問にもかかわらず鮮度良好、ほんのりとタマゴ臭香るぬるめ寄りの適温湯はスベスベとした心地よい肌触りがあり、さざ波のように掛け流されるお湯が嬉しくてついつい長湯してしまいました。
お次は露天風呂へ移動です。露天風呂は7人サイズの岩風呂で、内湯より投入量はやや控えめで人肌よりややあたたかい程度の無色透明湯が掛け流されていました。鮮度は内湯の方が上でしたが、露天風呂もなかなかよかったです。湯口の上に亀、その横には二羽の鶴が見守っていました。
シャンプー・ボディソープ・ドライヤーもあるので周囲の山々の下山後温泉にもよさそうと思いました。
(まぐぞー・2023年5月)
▼はやぶさ温泉 石碑
▼はやぶさ温泉 外観
▼入館前に玄関横の手水舎で手を洗います
▼手入れされた庭
▼富士山と笠雲が見えました
▼こちらは温泉水の販売をしていました
はやぶさ温泉 データ
山梨県山梨市牧丘町隼818-1
→Googleマップで見る
0553-35-2611
10時~21時
2時間700円
訪問:2023年5月
はやぶさ温泉 温泉分析
はやぶさ温泉 アルカリ性単純温泉 41.3℃ pH=9.9 溶存物質計=0.187g Na=57.3mg(93.26mv%) K=0.3 Ca=3.3 Al=0.1 F=0.7 Cl=26.3(27.92) Br=0.1 OH=1.3 SO4=44.7(35.09) AsO2=0.2 CO3=6.0 HSiO3=43.1(21.13) BO2=2.9 As=0.1 (H29.6.15) ※温泉利用状況=全ての項目で該当無し