乗鞍高原温泉 青葉荘

入口玄関に「入浴出来ます」看板があったので立ち寄りしてみました。外観はなだらかな三角屋根が目印の小規模な温泉旅館といった印象です。呼び鈴を押すと女将さんがいらして入浴を受付してくださいました。今の時期は紅葉も終わりスキーシーズン前の閑散期とのことでした。

男湯は廊下を進み突き当たりにある青葉の湯でした。この他に渓山の湯という浴室もありそちらが女湯でした。青葉の湯は脱衣室から洗い場、そして浴室へはそれぞれの箇所が独立した部屋になっています。青葉荘には内湯と露天があります。内湯は2人サイズ、木造湯船、薄い青白色濁り、硫化水素臭がプンプンするお湯ではっきりとした酸味、苦エグミがあります。天井の高い浴室は換気バッチリです。

湯温は湯口44.8℃、浴槽で42.0℃でした。また、浴槽内においては湯温キープの為の熱交換用パイプが施されていました。これによる加温で湯温をキープしているようです。加温掛け流しの湯使いということですね。オーバーフロー湯は全量が露天風呂へ流れ込んでいました。

内湯のオーバーフロー湯による露天浴槽には保温用のマット蓋がしてあります。入浴の際には一時的に外して湯浴みが終わり次第元に戻す流れです。2人サイズの木造浴槽、内湯より温めの40.0℃です。鮮度的には断然内湯が上でした。
(三昧・2022年11月)


温泉街を乗鞍岳方面へと上る84号線沿いにある素朴な温泉宿です。どこに立ち寄ろうかと車を走らせながら入浴案内の看板が目に入った青葉荘に飛び込み訪問したところ、女将さんが快く迎え入れてくださいました。

浴室は構造の違う「青葉の湯」と「渓山の湯」、そして別料金の貸切湯があり、訪問時の女性浴室は「渓山の湯」でした。自然豊かな乗鞍のイメージそのままの木材をふんだんに使った浴室には内湯と露天風呂があり、外の景色を眺められる丸窓があしらわれちょっと洒落た雰囲気です。全体的にコンパクトな造りですがそれがまた山小屋風情を醸し出していい感じです。シャンプーとボディソープの置かれたシャワーは3台設置されていました。

まずは内湯から浸かってみました。2人(詰めて3人)サイズ総木造りの四角い浴槽には湯口より乗鞍の苦くて酸っぱい湯が静かに流し込まれ、最初は青みがかった薄白濁、浴槽に入ると沈澱していたパウダー状白湯花がモワモワ舞あがり黄白色の湯に変身です。適温の湯は湯面から明礬タマゴ臭がふんわり香り、トロっとまとわりつくような白濁湯です。

続く露天風呂は内湯と同じくらいの浴槽サイズで、内湯からの溢れ出し湯を少量投入です。溢れ湯利用ですが入浴者が限られるためか嫌な「ゆなまり感」はなく、内湯と比べぬるめでノンビリ長湯に最適でした。
(まぐぞー・2022年11月)

▼乗鞍高原温泉 青葉荘 外観

▼受付

▼青葉の湯 脱衣所

▼青葉の湯 内湯と露天風呂

▼青葉の湯 内湯(入浴前)

▼青葉の湯 内湯(入浴後)

▼青葉の湯 内湯湯口

▼溢れ出しは露天風呂へ流れ込みます

▼青葉の湯 洗い場

▼天井

▼青葉の湯 露天風呂(最初はシートの蓋がされています)

▼青葉の湯 シートを外した状態

▼渓山の湯 内湯

▼別の角度から

▼渓山の湯 内湯 湯口

▼こちらも溢れ出しは露天風呂へ

▼渓山の湯 露天風呂

▼露天風呂 湯口

▼露天風呂からの眺め

▼動画もどうぞ(2分4秒)

乗鞍高原温泉 青葉荘 データ

長野県松本市安曇3952-2
Googleマップで見る
0263-93-2750
9時~17時
500円
訪問:2022年11月

乗鞍高原温泉 青葉荘 温泉分析

湯川源泉 単純硫黄温泉(硫化水素型) 46.8℃ pH=3.2 溶存物質計=671.7mg H=0.5mg Na=62.8(30.19mv%) K=19.7 NH4=1.0 Mg=19.4 Ca=61.5(33.94) Al=4.2 Mn=2.8 Fe2=0.1 F=0.9 Cl=77.2(23.36) S2O3=1.7 HSO4=5.7 SO4=336.8(75.12) H2SiO3=70.7 HBO2=6.4 CO2=202.0 H2S=35.4 (H27..10.14) 温泉利用状況=入浴に適した温度を保つため浴槽内で熱交換

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