中山平温泉 菊池旅館(休業中)

中山平温泉菊池旅館は現在休業中です。

湯治宿の「菊池旅館」です。訪問時はご主人が庭の植木の手入れ真っ最中。入湯をお願いするとすんなりOKとの事。タイミング良く空いていて「貸し切りでいいですよ」との事でラッキー。

貸切利用させていただいた女湯はレンガ調の造り、熱めの43℃の湯が溢れる。湯は薄緑色透明、弱つるすべの浴感、ほぼ無臭な中にモール臭もごくわずかに感知できた。

ここの御主人はとても温泉に詳しくて浴後にコーヒーを御馳走になりながら温泉談義で盛り上がり、御主人の温泉に対する熱意を熱く感じました。「菊池旅館」は源泉を3本所有しておりそのうちの自然湧出している一本だけ使用しているとの事。他の二本は温泉管にスケールが詰まっていて使用していないらしい。気が向いたら詰まりを取るのかな?いつか宿泊してゆっくりと湯に浸かりに行きたい湯治宿です。
(三昧・2003年12月)


田園風景の長閑な景色の中に建つ菊地旅館です。一泊3,500円の自炊専門湯治宿との事。浴室は男女別に二ケ所あり、女性の方は小さな浴槽がひとつのこじんまりとした浴室、男性の方は浴槽がふたつで洗い場も広々。今回は他にお客さんがいないということで「どちらか好きな方を貸切利用していいですよ」のお言葉に甘え、小さな浴槽が好きなので女性浴室を使わせていただきました。

流し込まれる湯は湯口で無色透明、かなりの高温です。浴槽で微茶色となり、紅茶の葉のような湯花が漂います。スルスベのサラッとした浴感は夏向きかと思いきや結構な温まり。特別目立った匂いは無いものの湯に浸かっているとどこかモールっぽい香りがフッと沸き上がって来ます。蛇口も温泉利用です。女性浴室の小さな浴槽は湯を楽しむのに丁度いい大きさでした。

湯上がりは囲炉裏端でコーヒーを御馳走になりながら、御主人に貴重な温泉資料を見せていただいたり、帰り際お年賀のタオルをいただいたりと、とてもよくしていただきました。いつか泊まってのんびりと湯治してみたいお宿でした。
(まぐぞー・2003年12月)

▼菊池旅館全景

▼こちらで自炊できるようです

▼今回利用させていただいた女性浴室

▼別の角度から

▼見学させていただた男性浴室

▼男性浴室には浴槽がふたつありました

▼浴後はご主人と温泉談義

中山平温泉 菊池旅館 データ

宮城県大崎市鳴子温泉字星沼54-1
10時~17時
550円
訪問:2003年12月

中山平温泉 菊池旅館 温泉分析

高砂湯源泉 単純温泉(Na-HCO3型)61℃ pH=8.22 溶存物質計=457.2mg Na58.39mg(96.09mv%) K=2.2 NH3=0.1 Mg=0.1 Ca=0.42 Cl=9.9(10.90) SO4=10.01(8.16) HCO3=114.3(72.82) CO3=1.07

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