30号沿いに建つ鄙びた雑貨屋さんの私営共同浴場です。ラムネ湯方面から歩いて行くと、まずは雑貨屋店鋪、その隣に昔からの浴室(男女別)、続いて最近造られた浴室(男女別)の順に入口が並んでいました。各々に料金箱があり、そこにお金を入れて湯浴みする仕組みとなっていますが、私は500円硬貨しか持っていなかったので雑貨屋に直接支払いに行くと、のんびりしたお婆ちゃんが応対してくれました。
まずは古くからの浴室へ。こじんまりとした浴槽に注ぎ込まれる湯は熱めで、途中より加水されています。浴室縁には析出物が蓄積しいい味わい。湯は緑がかった黄土色、炭酸感は感じられませんが、なかなかの鄙びが気に入りました。
続いて新しい方の浴室へ。こちらも先程入った「古い方」と似た感じの造りで、お婆ちゃんに伺ったところ「お湯は同じ」との事で、やや湯温に差がある程度で言われた通り同じ湯でした。運送屋さんの旗が暖簾に使われていたのが楽しい。ここで竹田の隣から来ているという御婦人と一緒になったのですが、明るく元気な方で初対面とは思えぬ程会話が弾んでしまいました。湯上がりはお婆ちゃんに「休憩室もあるから」とすすめられたのですが、なにやら現場の詰所みたいな狭い所で、そのまま休憩はせずのんびりと川沿いを歩いて戻りました。
(まぐぞー・2004年3月)
▼きもと温泉 新しい方
▼きもと温泉 古い方
▼古い方の浴室
長湯温泉 きもと温泉 データ
大分県竹田市直入町桑畑3273-1
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時間未確認
古い方150円・新しい方200円
訪問:2004年3月
炭酸水素塩泉(※訪問時はこれ以外の掲示は見当たらず)