西根温泉 おらほの温泉

外観から推測すると大型日帰り温泉センター的な印象を受けた「おらほの温泉」です。施設建物の背後には白く雪をかぶった岩手山がドーンと見える好立地です。広い館内なので男女浴室まで少し歩きます。向かう途中、昭和レトロを味わえるような演出も館内随所に見られました。

広~い脱衣場、浴室内も昭和時代にあった健康ランドのようです。浴槽は5つ位?あったけれど、どういうわけか実際に湯張り稼働してるのは2つのみでした。今回浸かったのはメイン浴槽のみ。10数人サイズのタイル張り浴槽にスルスル感ありの無色透明湯。分析書では硫黄泉と記載があり総硫黄=12.5mgとそこそこ出てるけれど全くといっていいほど硫化水素感はないです。はてっ!?

帰り際、受付前売店で販売していた大和芋を今晩のおかずにと思い購入、宿泊中の湯治宿へと戻りました。
(三昧・2024年1月)


昔は大盛況だったのかもしれない大型温泉施設「おらほの温泉」です。オープン当初は「ゲンデルランド」という施設名だったらしく、変わった名前だなぁと調べてみると、なんとアノ昭和から平成に一世を風靡した「元気が出るテレビ」から名付けたとか(本当?)。

館内はいたるところが広いです。浴場までの空間や休憩広間、そして脱衣所もだだっ広い。そのだだっ広い脱衣所を抜けるとドーンと広い大浴場です。内湯には数種類の浴槽が揃い、ガラス窓の向こうには露天風呂見えます。ところが現在浴槽として使われているのは内湯のふたつのみ。そしてお客さんは無人で終始私ひとりきりでした。

お湯が張られている二つの浴槽は、ひとつが15人サイズのメイン浴槽で、湯の中を見ると焦げ茶色や薄い半透明の細かな浮遊物がたくさん舞っている無色透明湯を、やや熱め寄りの適温で掛け流しています。もうひとつが4人サイズ八角形浴槽で、こちらはぬるめ寄り適温でした。お湯の状態がよかったのはメイン浴槽で、ツルツルとした肌触りの湯を終始独占入浴という贅沢な時間を過ごさせていただきました。

浴場は貸切状態でしたが、浴後に覗いた元々は宴会場だったっぽい休憩広間はお年寄りを中心に賑わっていました。お手軽料金のランチ定食も気になります。

館内には昭和の家具や雑誌などを集めたコーナーもあり、懐かしい少女漫画も読めました。チラシなどを自由にお持ち帰りできるコーナーには、お客さんが持ち込んだと思われる自作のカレンダーなども並んでいて、なんともアットホームな雰囲気です。

ここは温泉施設であると同時に、地域にとって大切な交流の場でもあるんだなぁと思いました。
(まぐぞー・2024年1月)

▼おらほの温泉 看板

▼外観

▼岩手山が見えます

▼館内

▼浴場入口

▼直売所(大和芋買いました)

▼食堂メニューはどれも手ごろ

▼自由に弾けるピアノ

▼休憩スペースの本棚

▼懐かしい単行本

▼雑誌も懐かしい

▼一日いられる

▼こちらは昭和コーナー

▼微妙に懐かしい

▼本棚にはガロ(一日いられる)

西根温泉 おらほの温泉 データ

岩手県八幡平市大更18-88-208
0195-75-1515
10時~21時(受付20時15分)
500円
訪問:2024年1月

西根温泉 おらほの温泉 温泉分析

西根温泉(宝の湯)含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉 54.2℃ pH=8.4 溶存物質計=1.566g Li=1.0mg Na=489.4(93.58mv%) K=14.9 NH4=0.5 Mg=4.4 Ca=10.9 Sr=0.4 F=3.7 Cl=384.3(48.46) Br=1.0 I=0.9 HS=3.9 S2O3=8.4 SO4=253.0(23.56) HCO3=303.3(22.22) CO3=24.3 H2SiO3=36.8 HBO2=22.2 HAsO2=2.4 H2S=0.2 As=1.6 (H22.10.12) ※温泉利用状況=全ての項目で該当なし「完全掛け流し」との掲示あり

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