台温泉 精華の湯・2023年12月
約5年ぶりの訪問です。朝一番のオープン時間に合わせて訪問しました。相変わらず清掃が行き届き気持ちよく過ごせる館内。特に洗面所がより綺麗になった気がします。
寒い冬の朝なので例によって浴室内は湯気でモウモウ。浴槽は大きくとられたガラス窓沿いにあり、真ん中でそれぞれ3~4人サイズに仕切られています。湯口のある槽はやや熱め、隣の流れ込み槽は適温で、綺麗に澄んだ無色透明湯の中にごく少量のフワフワとした綿状白湯花がただよう掛け流し。朝一番湯の訪問だったこともあってか、鮮度は最高に良かった。また来ます。
(まぐぞー・2023年12月)
▼この看板が目印
▼精華の湯 外観
▼受付
▼券売機
▼男性側湯口(湯気でこれが精いっぱい)
台温泉 精華の湯・2018年9月
かれこれ10年以上も前に訪れて以来の二回目になる台温泉 精華の湯です。営業時間からそれほど過ぎていない頃に再訪してみました。記憶のある限り、特に目立った変わりはないように思えましたがどうだったかな。
浴室はガラス張りでまずまず明るいです。ガラス窓沿いに浴槽が置かれており、およそ半分の辺りで木板で二つに仕切られていました。浴槽は石板張りでそれぞれ4人サイズほどです。4-5個の石で囲われて造られた湯口からは熱め湯が注がれています。案内書きによるとこの湯口から30cmの所で高温源泉への加水がされているようです。加水してすぐに浴槽投入しています、ということでしょう。二つの浴槽湯温は43℃-45℃に差がつけてありました。木板の下部において互いにお湯の行き来があります。浴槽湯は無色透明で焦げタマゴ臭、苦エグ味あり。湯中には白い綿状の湯華が少し浮き沈みしています。まだまだ時間的にも利用者が少ないので湯の鮮度がまずまず良好でした。前回とは異なり良い印象となり、湯の素性の良さが確認できてよかったです。
(三昧・2018年9月)
岩手県でも人気のある花巻温泉郷のひとつ、その中でも湯治色の強い温泉地「台温泉」にある日帰り温泉施設です。鄙びた風情の台温泉に溶け込むような雰囲気のいい温泉施設です。前回訪問時は夜だったためお湯に元気がなく、施設の雰囲気は良かったもののお湯そのものにいまひとつ良い印象がなかったので、今回はオープン直後の早い時間帯に訪問してみました。結果としては、午前中の訪問の方が圧倒的に湯の状態は良かったです。
実に14年ぶりの訪問となる精華の湯は特に大きく変わった印象はありません。館内もそれだけの年数が経ったと感じないほど綺麗に保たれています。おそらくは毎日のメンテナンスをしっかりされているんだと思います。
大きく窓の取られた静かで落ち着いた雰囲気の浴室には、4人サイズ・4人サイズの二つに仕切られた浴槽があります。向かって左側の浴槽に湯口があり、右側の浴槽へ流れ込む仕組みです。湯口より流し込まれる湯は綺麗に澄んだ熱めの無色透明で、湯口付近では焦げタマゴ臭が香り、溶きタマゴ状白湯花の浮遊も見られます。
湯口槽では長湯は厳しい熱め(ただし鮮度抜群)、流れ込み槽ではごくごくわずかに劣化による白濁りの生じた適温の無色透明で掛け流されています。適温槽では湯面でのタマゴ臭は飛んで感じられません。適温槽でのんびりと湯に浸かり、最後に鮮度のいい熱湯に浸かり〆の湯にしました。源泉温度が高いため、どうしても少量投入となってしまいますが、個人的にはこれが最良の湯使いだと思いました。
(まぐぞー・2018年9月)
▼精華の湯 外観
▼受付
▼加水について
▼男性浴室
▼二つに仕切られています
▼湯口
台温泉 精華の湯・2004年1月
「精華の湯」は台温泉にただ一つの日帰り温泉施設です。男女別の内湯のみとシンプルです。浴室はガラス張り、変型のタイル浴槽です。源泉が高温なので少量しか投入でできません。湯口付近では硫黄泉らしくタマゴ臭がします、また白い湯華の浮遊もあります。ただ夜の20時半すぎに訪問したせいでか、湯の鮮度がいまいちだったのがちょと残念でした。どこの施設もそうですが午前中に行くのがよい。浴室のガラス越しに庭園があって雪がシンシンと降り続いていて雪見風呂となりました。入湯後、温泉街を散歩しましたが細い道路の両脇に温泉宿が並び、雪も降ってよい感じでした。
(三昧・2004年1月)
温泉街が夜の静寂に包まれた雪降る台温泉「精華の湯」を訪れました。ここは比較的新しい日帰り温泉施設ですが、昨今流行りのジャグジー浴槽や露天風呂を並べたものではなく、男女別に内湯があるのみのシンプルなもの。
浴槽は仕切りによって「熱め」「ぬるめ」にわかれています。湯口からは綺麗に澄んだ湯が滔々と流し込まれ、スベッとした浴感があり、浴槽内には白い溶きタマゴ状の湯花も漂います。浴槽前には大きくとられたガラス窓が施され、外の庭園を眺めながら湯浴みができるようになっていました。
静かに雪が降り続き、今では滅多に聞くことの無くなった屋台のチャルメラが遠く闇夜の中を響いて来ます。遠い昔に迷い込んだような、懐かしく、郷愁溢れる湯浴みとなりました。
(まぐぞー・2004年1月)
▼外観
台温泉 精華の湯 データ
岩手県花巻市台2の56の1
0198-27-2426
6時~22時(受付21時30分)
500円→480円
訪問:2004年1月・2018年9月・2023年12月
台温泉 精華の湯 温泉分析
寿の湯 含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 95.6℃ pH=8.3 溶存物質計=1.236g Na=346.3mg(87.92mv%) K=8.7 Ca=35.8 Li=0.4 F=7.2 Cl=169.5(29.18) HS=4.1 SO4=466.0(59.22) HCO3=66.6 CO3=9.0 S2O3=0.6 Br=0.2 H2SiO3=100.9 HBO2=20.9 CO2=0.6 H2S=0.4 (H22.10.13) ※温泉利用状況=加水あり
以前の分析
含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素)95.8℃ 56L/min(掘削自噴) pH=8.2 溶存物質計=1094mg Na=286.2mg(82.83mv%) K=12.0 Ca=44.6(14.84) Cl=143.0(27.24) HS=4.1 SO4=448.9(60.64) HCO3=73.8 CO3=9.9 H2S=0.3