なの花温泉 田田

なの花温泉田田 2022年4月

昔の庄屋住宅のような立派な外観の「田田」です。日帰り入浴のみならず、宿泊もできるようです。入って靴を下駄箱へ。受付後は渡り廊下を進んでいき男女脱衣場への入口に到着します。館内には「岩風呂」「石風呂」があり、当日の男湯は岩風呂でした。脱衣所上部壁には利用している二つの分析書を掲示、すっかり馴染んでいる山形スタイルの湯使い掲示もあります。

浴室内には右手に大浴場、左側に小岩風呂があります。それぞれ10数人と4～5人サイズ位かな。温泉マニアが注目するのは後者の方でしょうか。3号泉と4号泉の混合泉利用でうがい薬を薄めた色、鼻にツンとくるヨウ素臭がします。岩湯口から温泉投入、湯温は体感で浴槽44℃と熱め。掲示の湯使いによると「塩素使用」ですが源泉本来の匂いが強く塩素臭は気にならなかった。

大浴槽はタイル造り、15人サイズはあります。こちらは3号泉の単独利用で循環濾過の湯使い。無色透明で小岩風呂とは対照的な湯色となっています。体感で42℃の適温。因みにふた昔前の訪問時で大浴槽は3号泉、小浴槽は4号泉のそれぞれ単独利用でした。ですが今回は4号泉の湯量減少なのか？濃すぎて単独では使いにくいのか混合利用になっていました。

浴室にはイオンルームなる部屋がありました。使用用途は定かではないですが休憩所のような所かな？
(三昧・2022年4月)

▼大きな囲炉裏の休憩スペース

▼三川町の方言

▼浴室入口

なの花温泉田田 2003年11月

温泉施設「田田（でんでん）」に行きました。すぐ様お風呂へ向かいます。石風呂と岩風呂があって男女別はそれぞれ日替わりで交代します。当日、男湯は石風呂でした。

浴槽は二つ。大きい浴槽はナトリウム-塩化物泉で黄色、無臭でジャグジー仕様の循環、黄色透明、薄塩味でほぼ無臭。小さい浴槽はナトリウム-塩化物強塩泉の掛け流し、鉄分酸化による茶褐色濁りで強塩味のヨウ素臭が目立ちます。両浴槽には塩素を投入しているとの事。

掘削深度は3号源泉が600M、4号源泉が1300M。館内の壁に源泉の利用状況が丁寧に説明されているのが感心です、好印象の温泉施設でした。
(三昧・2003年11月)

立派な温泉施設「田田」です。朝早くから営業している嬉しい所です。玄関をくぐるとドーンと大きな囲炉裏がお出迎え。浴室は廊下を歩いた先にありました。浴場は男女別に内湯があり、この辺りの温泉施設にしては珍しく露天風呂がありません。この日は日曜日なので脱衣所から結構な混み具合です。

浴室内には小さい浴槽と大きい浴槽の二種類があり、小浴槽は湯口から無色透明の湯が滔々と流し込まれ、浴槽内では濃い鉄錆色となっています。口に含むとかなり塩っぱい。大きい浴槽は薄深緑色、スベスベ感があり口に含むと極薄く塩味がします。お湯が重いヘビー級だからか浴槽内に浸かっている人はあまりいなく、多くの人が小さい浴槽の周辺に座ってボーッとしていました。

この後「ぽっぽの湯」をはしご湯したら、ヘビー級のダブルパンチでグッタリしてしまいました。
(まぐぞー・2003年11月)

▼なの花温泉田田外観

▼囲炉裏がお出迎え

▼温泉の図解

なの花温泉田田データ

山形県東田川郡三川町大字横山字堤172-1
→Googleマップで見る
0235-66-4833
6時～21時30分(受付20時45分)
第3水曜日6時～17時休み
~~430円~~→450円
訪問:2003年11月・2022年4月

なの花温泉田田温泉分析

町営3号泉（大浴槽注湯口で採水）含よう素-ナトリウム-塩化物温泉 39.0℃ pH=7.5 溶存物質計=7102mg Li=0.5mg Na=1949 K=30.1 Mg=166.6 Ca=248.0 NH4=1.2 Sr=2.2 Ba=0.6 Cl=4296 Br=29.2 I=13.9 HCO3=313.0 CO3=0.7 H2SiO3=27.5 HBO2=24.6 CO2=48.2 (H28.10.31) ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤の使用あり

町営3号泉及び町営4号泉（注湯口で採水）含よう素-ナトリウム-塩化物温泉 39.8℃ pH=7.4 溶存物質計=15330mg Li=1.7mg Na=4612 K=91.0 Mg=177.9 Ca=291.8 Sr=3.5 Mn=0.1 Fe2=0.8 Fe3=0.7 NH4=68.7 Ba=1.3 F=0.1 Cl=9363 Br=55.4 I=27.6 SO4=0.3 HCO3=502.4 CO3=1.0 H2SiO3=69.6 HBO2=59.5 CO2=32.5 (H27.9.29) ※温泉利用状況=気温の高い期間のみ加水あり・気温の低い期間のみ加温あり・塩素系薬剤の使用あり