新真室川温泉 関沢荘(休業中?)

2023年春頃、真室川町に問い合わせしたところ休業中かもしれないとのことです。

新真室川温泉の一軒宿である関沢荘です。平屋建ての完全な湯治宿で玄関を入ると受付に若旦那が対応なさって頂けました。立ち寄り入浴も出来るとの事で、早速お願いすると一人200円という料金に驚きと感動を覚えます。

廊下を左手に進んでいき、進み切った突き当りに浴室があった。脱衣所にきちんと分析書の掲示があり、利用状況は浴室へ来る廊下通路の壁に掲示があった。脱衣所から浴室へは1-2段くらい下がる感じ。冬期で浴室空間は湯気がこもり気味な状況は毎度のことです。

浴槽は4-5人サイズ、丸太を模ったコンクリ製オブジェ?が湯船縁回りの演出に一役かっている。お湯は黄色づいたような、緑がかったような、茶系の色がついたような薄濁り湯です。ライオンの湯口から熱めに加温された湯を浴槽へ落とし込んでいますが、これは加熱源泉と推測します。コップが置かれていたので一口味見をすると塩味に弱く重曹甘味、土類金属臭味、弱臭素臭を感じた。浴槽内では体感で44℃ほどの熱めに調整されていて、オーバーフロー湯は湯船縁に切り込みを入れて排湯口へ直行させる造りになっていました。
(三昧・2017年1月)


長閑な地にある湯治宿風情漂う一軒宿です。以前から気になっていましたが、なかなかここまで来る機会がなく、ようやく訪問する事ができました。館内は外観と同様に昔ながらの湯治宿風情があります。所々に達筆な注意書きが掲示されていましたが、これは案内くださったご主人の書いたものでしょうか?

館内には男女別に内湯がひとつづつ。冬場で湯気モウモウの女性浴室には5人サイズの丸っこい浴槽がひとつあり、くすみを帯び緑がかったやや熱めの加熱湯が掛け流されています。ハッキリとした塩気のある湯で、湯面からは鉄臭と海のような臭いがします。湯口や湯の通り道は茶色の析出物で筋ができ、源泉の強さを目視する事ができます。浴感の強い湯は塩分の影響か温まりも強く、寒い冬場にはもってこいでした。
(まぐぞー・2017年1月)

▼新真室川温泉 関沢荘 外観

▼玄関

▼新真室川温泉 関沢荘 館内

▼料金などの掲示

▼浴室入口

▼達筆

▼脱衣所掲示

▼節水のお願い

▼男性浴室

▼ライオン湯口

▼窓からの眺め

▼女性脱衣所

▼女性浴室

▼湯口(女性側にライオンいない・・・)

新真室川温泉 関沢荘 データ

山形県最上郡真室川町川ノ内769
9時~17時30分
200円
訪問:2017年1月

新真室川温泉 関沢荘 温泉分析

沓沢源泉 ナトリウム-塩化物泉 32.4℃ pH=7.5 溶存物質計=8947mg Li=0.2mg Na=3164(89.55mv%) K=29.6 Mg=4.4 Ca=236.8 Fe2=0.6 Mn=0.2 F=3.5 Cl=5173(97.49) Br=16.3 I=1.3 HCO3=204.5 CO3=0.5 H2SiO3=23.8 HBO2=50.7 CO2=11.1 (H27.5.22) 温泉利用状況=加温あり

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