温泉銭湯の「東北温泉」です。周囲も日が落ちて雪がシンシンと降り続くなかの訪問となった。玄関周辺には温泉が流しっぱなしになっており融雪のために利用しているようでした。看板には「県内初、湧水による水風呂」との宣伝があった。入口を入ると受付はスナックやバーのカウンターらしきものがあって不思議な光景。
支払い後、お風呂へ。銭湯そのまんまの典型的な浴室でタイル張り浴槽があるシンプルなもの。浴槽は4-5人と6-7人が入れる広さに区切られていて、それぞれにジャグジーにジェットバス仕様になっています。湯は意外にも黒湯でした。濃茶褐色の湯で弱重曹味、つるつる感があります、湯温は42℃。また、湯は少し黄色がかった黒湯にも感じられた。湯口ではかすかに硫黄臭もある。内湯から外へ続く露天風呂へ向います。屋根付きの岩風呂風といった造りで、こちらは湧水を利用した水風呂になっていてサウナ後に利用されているみたいです。
(三昧・2004年12月)
前回訪問時、場所がわからず諦めた温泉。今回も少しばかり迷った後に辿り着きました。雪の舞い散る闇夜の中、ぼんやりと灯りのともる温泉銭湯。建物前では雪解かしの湯が垂れ流しで使われています。館内は鄙びというか、一昔前の雰囲気というか、どことなく侘びしさも。
男女別の浴室には二つに仕切られた長方形タイル浴槽がひとつ。片方が4人程入られる大きさ、もう片方が5-6人程の大きさとなっています。湯はとてもツルツルとする黒湯。湯口ではツンと硫化水素臭、口に含むと仄かな甘味もあります。なかなかの掛け流しで、オーバーフローする洗い場の上では子供が平泳ぎのマネをして、お母さんに叱られていました。メイン浴槽の他に、サウナ、水風呂もあり。黒湯好きの私には嬉しい一浴となりました。
(まぐぞー・2004年12月)
▼脱衣所
▼脱衣かご
▼男性浴室(湯気がすごい)
▼真っ黒なお湯
東北温泉(旧施設) データ
青森県上北郡東北町字上笹橋21-18
5時30分~22時30分
280円
訪問:2004年12月
東北温泉(旧施設) 温泉分析
上笹橋温泉(東北温泉) 単純温泉(Na-Cl・HCO3型)44.0℃ pH=7.8 150L/min(動力) 溶存物質計=610mg Na=140.0mg(96.21mv%) K=6.2 NH4=0.1 Mg=0.3 Ca=1.0 Fe2=0.1 F=2.0 Cl=170.1(73.06) Br=0.2 I=0.1 SO4=3.3 HPO4=4.3 HCO3=91.5(22.83) H2SiO3=189.8 HBO2=4.3 CO2=22.0 (H9.3.7)