木賊温泉 共同浴場 岩風呂 2022年2月
木賊温泉の24時間利用可能な無人温泉施設です。2月の寒い時期、駐車場から岩風呂へのアプローチが積雪と凍結のため足元が滑りやすいので注意が必要です。2020年6月訪問時は台風により湯小屋が無くなってしまいましたが、今回は無事に建て直されていました。湯屋の中に入ると地元の方がお一人様で湯浴み中でした。湯小屋内は以前は無かった「携帯電話・スマホの使用禁止」の案内があります。
浴槽向かって左側の足下湧出浴槽はゆったり4人サイズ、浴槽底に腰掛け用の丸石があります。体感で約43℃、薄い緑色をしたキレイな透明湯がなみなみと湯舟を満たしています。右側のぬる湯浴槽は今回もややなまり気味でパス。左側の足元湧出槽で15分ほど湯浴みし満足して岩風呂を後にしました。
(三昧・2022年2月)
▼湯小屋までの坂道には雪がたっぷり
▼川のすぐ横にあります
▼女性脱衣所完備
▼湯あみ着のレンタルがありました
▼前湯小屋が流された台風19号の様子
▼再建のお礼
▼この川が氾濫するんだから自然災害は恐ろしい
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 2020年6月
久々の「木賊温泉共同浴場 岩風呂」です。前回の入浴からかれこれ約14年も経っていました。その間、何度か見学だけは来てましたが、いつも先客さんで賑わっていて断念。今回は絶妙タイミングで無人タイムがあり、急いで浸かってみました。
岩風呂は2019年の台風19号で露天風呂を囲っていた小屋が無くなり、開放的な露天風呂になっていました。見慣れない光景に「おっ」となりましたが、よくよく思い出してみると、いつだったか私が最初に木賊温泉岩風呂を訪問した(データの訪問履歴には記載なし)時もこんな感じで小屋は無く、露天風呂がむき出しだったなぁ・・と記憶が蘇りました。
小屋は無くなったけれど、岩の下からジンワリと湧きあがる無色透明の湯は健在で安心しました。小屋が無くなっての難点は女性の入浴のハードルが上がったことかな。とにかく全てが丸見えで露天風呂に続く坂道を凝視しながらのまったく落ち着かない湯浴みでした。→女性用に有料で湯浴み着の貸し出しがあることを後で知りました。
(まぐぞー・2020年6月)
▼木賊温泉 共同浴場 岩風呂入口
▼仮復旧中でした
▼湯小屋が無くなっていました(慌て過ぎてロクな画像撮れず・・・_・;)
▼奥のお湯が良い方の槽(健在で一安心)
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 2006年1月
近所の旅館に立ち寄った際、お湯を再確認するために木賊温泉の共同浴場岩風呂にも寄ってみました。混浴なので先客様がいたら遠慮する予定でしたがさすがにこの時期の訪問は難易度が上がるのかラッキーにも無人でした。いつも深夜ばかりの訪問で昼間に寄ったのは久しぶり。夜と違って明るいので、じっくりとお湯の観察出来て満足。
当然の如くお目当ては足元湧出が素晴らしい奥の浴槽、湧出ポイントでは浴槽底の岩よりブクブクと泡と一緒に湯が自然湧出する。やや緑がかった透明湯、弱タマゴ臭にエグ味。若干、前回よりタマゴ臭が弱くなった気がするのは気のせい?熱めの43-44℃ほどで長湯は出来ませんが、出たり入ったりで暫く湯浴み。
もう一つの浴槽は白濁気味で湯の鮮度に欠けていたのでサっと浸かって撤収。
(三昧・2006年1月)
会津方面へ来ると時々立寄るのですが、人気の共同湯らしく何時も混雑。その度に泣く泣く断念していました。女性にはハードルの高いところです。さすがに雪深い時期は訪問客も少ないだろうと期待しつつ行ってみると、案の定誰もいません。人気のこの湯を昼間にじっくり堪能できるなんて夢の様です。
お気に入りの奥側にある足元湧出槽の湯はこれまでになく熱め。やや緑がかった湯に外の光りが射込む光景は息をのむ美しさです。ただ、タマゴ臭は先程訪問した井筒屋の方が強く感じられました。それでもやはり心地よいタマゴ臭はたまりません。
手前(入り口側)にある「ぬる湯槽」は白濁し随分と「なまり気味」で気持ちの良い状態ではありませんでした。木賊の岩風呂は奥の浴槽が断然良いです。
(まぐぞー・2006年1月)
▼掲示
▼真冬は雪がどっさり
▼湯小屋内
▼浴槽
▼手前浴槽はほんのり白濁り
▼奥の浴槽は無色透明の鮮度湯
▼浴槽底から湯が湧きます
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 2004年12月
前回訪問時は夏場の暑い時期に行っているがほとんど記憶が薄れてしまっていてアップ出来ずじまいでした。とにかく夏場はアブがブンブンと飛んでいて湯浴みどころでは無かった記憶しかない。
今回訪れたのは深夜の23時頃、先客は埼玉から木賊温泉に宿泊に来ていた御夫婦が一組いらしたが、既に湯浴みも終わり出て行かれるところでした。共同浴場は雪に備えての囲いがしてあり露天風呂というか湯小屋といった感じ。川沿いに源泉が自然湧出する箇所に浴槽をこしらえそのままお風呂にした共同浴場です。外来者は200円、宿泊者は無料にて利用可能です。
浴槽は二つあり一つは浴槽底よりブクブクと気泡と共に湧出する源泉が注入される42℃浴槽、もう一つは先の浴槽からの流れ込みによる温めの浴槽の二つ。ココはやはり直湧き源泉の浴槽に限る。無色透明、タマゴ臭の湯で白い湯華もちらほら浮遊している。
(三昧・2004年12月)
「木賊温泉共同浴場」や「木賊温泉露天風呂」など様々な呼び名で愛されている川のすぐ横にある共同浴場です。西根川岸の岩の間よりフツフツと湯が沸き上がり、そこをくりぬき直接浴槽にしてしまったという贅沢な造り。渓流のすぐ横に浴槽があるので過去度々増水にて湯小屋が流されてしまった事も。実際以前訪問した際は浴槽を囲む湯小屋は無く、剥き出しの岩風呂だけがありました。今回久々の訪問ですが、簡素ながら立派な湯小屋も出来てもう「露天風呂」ではありません。
車道から細い階段と道を辿り、川底へ向って歩くと湯小屋はあります。中は混浴ですが女性の脱衣スペースも有り。湯小屋内には岩をくりぬいた長方形の浴槽がふたつ。入口から奥が適温湯浴槽(5~6人程入浴可)、入口手前が「ぬるゆ」浴槽(3-4人入浴可)となっています。
湯は奥の浴槽の端(浴槽底に石が置かれている部分)よりフツフツと自噴。ほぼ無色透明タマゴ臭、細かな白湯花漂う絶品湯です。訪問時は貸しきり状態。外を流れる西根川の清流に耳を傾けながらの静かな湯浴みとなりました。闇に浮かび上がる渓流は薄らと雪化粧、まるで山水画のように幻想的。空を見上げれば満天の星空。環境も素晴らしい木賊温泉です。
ちなみに夜の訪問は車道から浴場への道は所々電燈はあるものの、足元は暗く滑り易いです。また、湯小屋自体は灯りがついているのですが、女性脱衣所は狭く真っ暗で、しかも私の訪問時は奥の床板が抜けていました。私はここで足をとられてコケてしまったので御注意ください。
(まぐぞー・2004年12月)
▼翌朝再訪時の外観です
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 データ
福島県南会津郡南会津町宮里
→Googleマップでみる
基本的には24時間
200円→300円
訪問:2002年8月・2004年12月・2006年1月・2020年6月・2022年2月
木賊温泉 共同浴場 岩風呂 温泉分析
木賊共同湯 単純温泉 43.8℃ 54.3L/min(自然湧出) pH=8.4 溶存物質計=346.6㎎ Li=0.7mg Na=87.3(83.89mv%) K=2.1 Mg=0.3 Ca=11.0 F=7.0 Cl=93.9(57.83) Br=0.3 SO4=29.1 HCO3=44.0 CO3=6.9 H2SiO3=59.7 HBO2=4.3 CO2=? (H27.3.18) ※温泉利用状況=掲示見当たらず
平成6年8月9日
木賊共同湯 単純硫黄泉(Na-Cl) 44.8℃ pH=8.6 自然湧出 溶存物質計=383.1mg Na=105.2mg(85.45mv%) K=4.9 Mg=0.2 Ca=11.5 Al=0.5 F=8.5 Cl=109.0(58.48) HS=2.3 SO4=35.1(13.90) HCO3=53.7(16.76) CO3=1.5 H2SiO3=44.5 HBO2=6.2 H2S=0.1(H6.8.9)