早戸温泉 つるの湯 湯治棟・2021年12月(宿泊)

ページ更新にあたり写真撮影に関して伺ったところ2022年11月10日時点で脱衣所・浴室での撮影は事前に許可を得て了解を得た時のみ可能、その場合でも人物の写り込みは不可だそうです。当サイト2021年までの画像は使用許可いただきました。

以前からの湯治棟建物をリニュアルしてから現在の建物になって初のつるの湯・湯治棟に宿泊しました。当日、チェックイン時に受付の方から現地・三島町の宿泊補助についての提案がありました。一人一枚限定のチケットを2000円で購入すると宿泊料金4500円を補助してくれるというもの。さらに町内の協賛施設で利用できる500円分のお土産チケット付きでした。購入するには三島町の中心街にある観光案内施設『からんころん』で販売中とのこと。早速、車で向かってなんとかチケットを二枚手にすることが出来ました。おかげで実質、約半額以下で宿泊できました。

宿泊した客室は二階の角部屋で三坂という部屋名がついています。これは我が家も過去に登ったことがある三島町にある三坂山からの由来でしょう。8畳和室にトイレ、洗面所(ハンドソープ)つき。暖房は安全上からなのか電気セラミックヒーター?で寒い会津の地では若干パワー不足なのは拒めません。テレビ・WiFiもあり。部屋に詳細な案内ファイルがあるので、それを見れば設備や滞在中のルールなど大体は分かります。

館内には一階と二階の行き来するエレベーターと階段あり。湯治棟から日帰り温泉への専用通路あり。湯治棟受付にはチェックイン時間帯前後には係員がおられました。それ以外は何かあれば部屋備え付けのインターフォンで問い合わせできます。また、ちょっとしたカップ麺やレトルト食品類、お茶っ葉などが売られていました。日帰り温泉棟には地元のパンの販売やちょっとした食堂があります。ただし食堂は、営業時間が早く終了してしまうので利用予定がある方は要確認です。

調理室は二階にあります。利用可能時間は6-22時となっています。調理器具や食器は大体は揃っています。自炊するなら食材はもちろん調味料関係は持参した方が良いでしょう。設備は部屋ごとの専用冷蔵庫、共用冷凍庫、レンジ一台、炊飯釜五台、IH調理器二口と魚焼きグリル一口、トースター一台などがありました。我が家は一泊のみでしたので自炊はせず、スーパーで購入した惣菜類で食事は済ませました。

湯治棟には宿泊者専用の浴室があります。利用時間は5ー22時です。キレイに管理された浴場でシャワーは2台、シャンプーボディーソープは備え付けられています。浴室には小さめ二人ゆったりサイズのコンクリ浴槽が一つあります。なんとか3人までは浸かれる広さはありますが、コロナ禍ゆえ他客との同浴は避けたい雰囲気漂う造りです。
お湯は茶色がかったささ濁り。湯温は湯口で48.3℃、浴槽にて41.8℃で適温にて入浴できます。このくらいの湯温で入浴できるのが高齢者もストレスなくいいですね。木箱の湯口、温泉成分の析出付着が堆積しすぎて早くもお湯の通り道が狭くなって来ています。口に含むと甘くもある、塩味もある、金気に炭酸といろいろ感じます。湯口だけではなくお湯の触れる湯舟周辺が析出物でこってりとコーティングされていました。湯舟縁の切込みよ静かにお湯が掛け流されていました。日帰り温泉棟「つるの湯」の浴室もチェックイン当日の12時からと翌チェックアウト日の12時までは何度でも自由利用可能となっていますので興味のある方はそちらの方も出かけてみて下さい。
(三昧・2021年12月宿泊)


前に一度宿泊利用した「早戸温泉 つるの湯湯治棟」が、完全建て替えでまったく新しい宿泊棟になりました。といっても自炊(素泊まり)専門の湯治宿スタイルは以前のままです。

新しくなった湯治棟に今回初めて宿泊してみましたが、以前の便利さはそのままに、段差が少なく手すりは多く、部屋のトイレは自動点灯、自炊道具や食器がズラリと揃い、各部屋ごとの鍵付き冷蔵ロッカーの設置、館内は昨日改装したかと思うほど隅々までピッカピカで、老若問わず湯治初心者も気兼ねなく利用できる「近代湯治の宿」になっていました。部屋や館内の共有スペースに関しては三昧レポにあるので、ここでは湯治棟の女性浴室について書こうと思います。

湯治棟浴室には露天風呂はなく、こぢんまりとした内湯がひとつあります。旧施設とほぼ同じ只見川沿い(木立に遮られて川はあまり見えない)に造られましたが、以前と比べ浴槽の配置が変わり浴室全体がコンパクトになったと思います。浴室はこぢんまりとしていて、洗い場を含めても多くて2人で利用したいトコ。浴室には使い勝手のいいシャワーがふたつあり、シャンプー、ボディソープも揃っていました。

浴槽は2人サイズで、温泉の析出物が鍾乳石のように見事に付着した湯口より熱め源泉を投入、浴槽内で浸かりやすい適温となり静かに掛け流されていました。浴槽サイズにして適温と鮮度を保つジャストな湯量での掛け流しです。投入される湯は茶緑がかった笹濁りで甘い重曹味に弱い塩味を感じます。そしてとにかく析出物が凄いです。湯口はもちろん浴槽や鎖にもコッテリと付着して不思議なオブジェに成長しつつありました。お掃除の人は大変だろうなぁと思いつつも、数年後が楽しみだったりします。

これだけ良い浴室にもかかわらず他の宿泊客は「日帰り施設つるの湯」の方に行くので、湯治棟浴室はいつも貸し切り状態で楽しめました。源泉は日帰り施設と同じとのことですが、浴槽サイズが小さく利用者が少ないので鮮度は湯治棟の方が圧倒的に上です。ただ、日帰り施設はあの雰囲気と露天風呂からの幽玄な眺めが素晴らしく、どちらも甲乙つけがたい二重丸ということですね。
(まぐぞー・2021年12月宿泊)

▼いきなりですが雪の「つるの湯湯治棟」の外観ほぼ2秒動画です


▼レセプションまわり

▼館内廊下(2階)

▼宿泊した部屋(2階・三坂)

▼部屋からの眺め

▼部屋のトイレは自動点灯です

▼自炊室

▼部屋ごとに冷蔵ロッカーがあります

▼炊飯器がズラリ

▼食器も豊富

▼いろいろ揃ってます

▼これだけ充実した自炊室ですが・・食事はスーパーの総菜にしました

▼自炊室隣の共有スペース

▼共有スペースの外が禁煙所

▼浴室入口(右の扉は日帰り施設への通路です)

▼男性脱衣所

▼男性浴室

▼男性浴槽

▼析出物が凄いです

▼使い勝手のいいシャワー

▼窓からの眺め

▼女性浴室

▼各料金

▼今回は三島町のキャンペーンでお得に利用できました

旧湯治棟宿泊レポ(2007年4月)

早戸温泉 つるの湯湯治棟(旧施設)・2007年4月(宿泊)(閉館→新施設)
早戸温泉つるの湯湯治棟は2017年春に建替えのため取り壊され、2018年4月21日リニュアルオープンしています。このページの情報は旧施設のものです。 日帰り温泉施設「つるの湯」がオープンする前は立寄りでの利用が可能だった「つるの湯・湯治棟」...

日帰り温泉つるの湯レポ

早戸温泉 つるの湯
ページ更新にあたり写真撮影に関して伺ったところ2022年11月10日時点で「早戸温泉つるの湯」脱衣所・浴室での撮影は事前に許可を得て了解を得た時のみ可能、その場合でも人物の写り込みは不可だそうです。当サイト2021年までの画像は使用許可いた...

早戸温泉 つるの湯 湯治棟 データ

福島県大沼郡三島町大字早戸字湯ノ平888
Googleマップでみる
0241-52-3324
宿泊しました:2階「三坂山」素泊まりひとり(通常)4990円利用
※今回は三島町のキャンペーンでこれより安く利用しました
宿泊者は併設の日帰り温泉「つるの湯」も入浴可
湯治棟浴室の立ち寄り入浴不可
訪問:2021年12月(泊)

早戸温泉 つるの湯 湯治棟 温泉分析

早戸温泉源泉 ナトリウム-塩化物泉 52.9℃ 192.7L/min(動力楊湯) pH=6.9 溶存物質計=5615mg Li=0.6mg Na=1441(74.91mv%) K=115.6 NH4=0.4 Mg=70.0 Ca=239.9 Sr=2.9 Mn=0.5 Fe2=3.6 F=0.3 Cl=1988(67.32) Br=3.8 I=0.4 SO4=610.0 HCO3=881.8 H2SiO3=220.7 HBO2=35.6 CO2=102.5 (H25.6.4) ※温泉利用状況=確認できず

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