湯本温泉 丑の湯

湯本温泉 丑の湯 2022年12月

岩手県湯本温泉の公衆浴場です。以前に一度来ていますがどんなんだったか記憶が怪しいので、正直初めて来たようなものです。入浴料金は440円、券売機でチケットを購入するシステムです。それを受付に渡して脱衣室へ向かいます。きれいに管理された脱衣室で無料の貴重品ロッカーもあり、浴室との境は見透しのきく透明ガラス張り仕様でした。

浴室に入るとまずは身体洗いです。脱衣室の壁には身体を洗わないで浴槽に浸かる人がいて困っている(特に下半身、尻)との注意書きがありました。右側にシャワー完備の洗い場があり、ボディソープとリンスインシャンプーも完備してあります。一通り身体洗いと洗髪を済ませてから楽しみの入浴です。

浴槽は4人サイズのタイル張りのものが横並びで2つあります。浴室入口からみて手前が熱めで奥側が温めと案内が脱衣室にありました。両浴槽の間に木造湯口がありここから高温の湯を落とし込んでいます。

浴槽湯は無色透明でなんとも良い芒硝臭と若干スベスベとした浴感がありました。浴槽温度は「熱め浴槽」で体感ながら約43℃、「ぬるめ浴槽」で約42℃程なので快適な湯浴みが出来ました。源泉が高温なので加水して調整しているようです。また「一日に二度ほど塩素による殺菌をしている」との湯使い掲示がありましたが訪問時点では特に気になる臭いなどはなかったです。もしかするとタブレット錠による殺菌でその直後にあたると臭うかも知れません。

肝心な湯の鮮度はまずまずで湯汚れ等はなかったです。丑の湯の場合は投入湯量がそれほど多くはないので訪問時のタイミングに湯の状態が左右される感じもしますが、まずまずの鮮度と良い臭いの湯を掛け流しで楽しめました。
(三昧・2022年大晦日)


岩手県の雪深い内陸部に位置する西和賀町の共同浴場「湯本温泉 丑の湯」です。外観は別府でよく見かける公民館のようなシンプルな建物で、館内には男女別内湯とこぢんまりとした畳敷きの休憩部屋があります。

約20年前に一度訪問していますが、その時は強い塩素臭の循環湯に驚いて早々に撤収し、その後いつまでも記憶に残る「逆インパクトの湯」でした。今回たまたま近くを通りがかり、その後変化ないか外観だけでも見ておこうと思っていたところ、なんと「かけ流し」というノボリがたてられているじゃないですか。これはもう入るしかないでしょう。

受付を済ませ男女別浴室へ。訪問時は大晦日の夕方で「温泉入り納め」をしようという地元の方々で賑わっていました。浴室には数台の使い勝手のいいシャワーの並んだ洗い場スペースがあり、その横に3~4人サイズ・3~4人サイズの二つに仕切られたタイル浴槽がありました。浴槽そのものの形は以前と変わりませんが、いつ改装したのか真ん中あたりで二つに仕切る仕様になっていました。

浴槽の仕切り部分に湯口があり、それぞれの浴槽に無色透明な熱い源泉が注ぎ込まれる造りです。訪問時は片方が適温、もう片方がやや熱め寄り適温で掛け流されていました。夕方の訪問でそこそこ賑わっていたので「湯まなり」が心配でしたが、午後からオープンであることと全体的に利用者がそれほど多くないということもあるのか、お湯は良い状態でした。塩素の掲示もありましたが、訪問時に限っては塩素臭は感じませんでした。

「湯本温泉 丑の湯」がいつ頃改装して湯使いを変えたのかはわかりませんが、この変化にはかなり驚きました。同時に強烈塩素臭だった頃の古い記憶しか持っていなかったことを反省。やっぱり温泉は1度だけの訪問じゃダメですね。浴室は清潔でシャンプー・ボディソープ完備、集うみなさんも温かくここはまたぜひ再訪したいと思いました。

おまけ情報。町内にある「スーパーおせん」が鮮魚などが充実していて値段も手ごろで良かったです。うちの近所にもスーパーおせん欲しい。
(まぐぞー・2022年大晦日)

▼入浴料掲示

▼営業時間

▼浴槽温度は「ぬるめ」「あつめ」にわかれています

▼湯使いなど

▼浴室入口

▼男性浴室

▼休憩室

▼掲示

▼方言クイズ

湯本温泉 丑の湯 2003年8月

「丑の湯」は岩手湯本温泉の源泉汲み上げ場所近くにある共同浴場です。建物はごく普通の共同浴場。玄関を入ると右手に畳み敷きの休憩所があり、正面に男女別の浴室です。当日は誰も先客はいなく貸し切り状態。浴槽はシンプルなタイル張り。湯は無色透明でカルキ臭がする湯です。溢れだしも全くなく完全循環仕様。洗い場カランは温泉かも?
(三昧・2003年8月)


町の路地裏といった雰囲気の場所に建ち、隣は温泉プールとパチンコ屋の「共同浴場 丑の湯」です。公民館風の建物に男女別浴室と休憩室があります。女性浴室には7~8人サイズの浴槽がひとつあり、無色透明、適温に調整された湯が満たされていました。ブクブクとジャグジーが施された完全循環で塩素臭が強く、温泉マニアさん的には好まれない湯使いだと思います。観光と言うより明らかに地区の生活湯的存在だと思います。
(まぐぞー・2003年8月)

▼湯本温泉 丑の湯 外観

▼男性浴室

▼女性浴室

湯本温泉 丑の湯 データ

岩手県和賀郡西和賀町湯本30-82-1
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0197-82-3790
6時~23時→14時~20時
第2月曜午前中休み→月曜日休み(祝日は翌週)
200円→440円
訪問:2003年8月・2022年12月

湯本温泉 丑の湯 温泉分析

湯本温泉(第6号泉)ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 95.0℃ 500L/min(動力楊湯) pH=7.6 溶存物質計=1.566g Na=390.4mg(80.40mv%) K=20.4 Mg=0.2 Ca=71.4 Li=0.3 F=6.5 Cl=303.1(39.49) SO4=563.5(541.8) HCO3=62.0 CO3=0.2 H2SiO3=145.2 HBO2=2.8 CO2=5.3 (H27.1.26) ※温泉利用状況=泉温が高い為、適温になるよう水道水を加えております、1日2回塩素による殺菌消毒をしております

以前の分析

湯本温泉3号泉 ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 88℃ pH=8.3 611L/min 成分総計=1641mg Na=445mg(82.84mv%) Ca=68.0(14.51) SO4=655(58.24) Cl=289.6(34.88)

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