木道の水が美しいニャックポアンと、見どころ満載のプリアカン

本日はトゥクトゥクでアンコール遺跡グランドサーキットコースを巡っています。バンテアイスレイ・プレループ・東メボン・タプローム・タソムに続いてやってきたのは・・・

ニャックポアン

ここはとても印象に残りました。遺跡そのものというよりも、祠堂へ向かう長い木道の両側に広がる池がとても美しいんです。

 

綺麗に澄んだ水です。シェムリアップで宿泊しているホステルの前に川が流れているんですが、それが悪臭漂い灰色に染まったまさにドブ川状態で。そのイメージが強かったんで、最初にこの澄んだ水を見たときは「こんな綺麗な池もカンボジアにあるんだ」なんて思ってしまいました。

 

澄んだ水面には白い可憐な花を咲かせた水草が浮いていました。

ニャックポアンはタソムやプリアカンを造ったジャヤヴァルマン七世が病気療養の沐浴場として、ヒマラヤにあると言い伝えられている伝説の池を模して造られたそうです。

そのヒマラヤの池には阿那婆達多という名の竜王が住んでいて、通常「竜」というのは生まれながらに背負う苦悩と対峙しながら生きるどこか悲しい生き物ですが、この阿那婆達多にはその苦悩が無いとされています。その苦悩のない竜王にあやかって沐浴場を造ったんだと思うと、ジャヤヴァルマン七世には何かよほど治したい病があったんでしょうか?

そのヒマラヤにあると伝わる池は優れた八つの特徴を持つ八功徳水で満たされていたそうで、その一つに「飲んでもお腹を下さない」っていうのがあるんですが・・・

 

間違いなく下す・・これ。

 

残念ながら肝心の中央の池は淀んで、限りなくドブ川寄りでした。テレ東の番組で一度池の水を全部抜いて欲しいです。

 

プリアカン

プリアカンは今日巡った遺跡の中でも特に広く見ごたえがありました。

 

 

参道の両脇にはガルーダの彫られたリンガが並んでいます。

ガルーダの上部には仏像が彫られていたそうですが、プリアカンを仏教寺院として造ったジャヤヴァルマン七世亡きあとに起きた宗教を巡る争いで、剥がされてしまったそうです。

 

アンコール遺跡でお馴染み、阿修羅に引っ張られるナーガ。引っ張りメンズの首がほとんど残っていないのが気になります。これも人為的に取られちゃったんでしょうか。

 

ガルーダの足元にはナーガがいます。これはプノンペン郊外のキリングフィールドの解説にあったのですが、普段はガルーダとナーガは敵対しています。そのふたつが一緒にいるということ、それはすなわち「平和」ということだそうです。この像がどういう意味で造られたのか、作者じゃないのでもはや知ることはできませんが。もし「平和」を象徴していたなら、その後この遺跡が歩んだ運命を考えると随分皮肉なものだったなぁと思います。

 

実はこの像、とても大きいんです。

 

中央祠堂へ向かいます。

 

早速見応えのある浮彫がありました。

 

中は風の通りがなく蒸し暑く、汗が一気に噴き出してきました。

中には二人の現地男性がいて、そのうちの一人が親切にいろいろ案内してくれました。

「仏塔をこの位置で撮るとキャンドルのように見える」ってことで、教えてもらった位置でパチリと一枚。

 

おおっっ、本当にキャンドルのようになりましたよ。

他にも「記念写真をこのアングルで撮るといい」など、小ネタを教えてくれました。

そして中央祠堂の小部屋で胸を叩くようにと言われ真似してみると、ボワン、ボワン・・と部屋の中に低音が響いています。「日光・東照宮の鳴き竜のように手を叩いてみたらもっと響くかも?」とやってみたんですが、こちらはまったく響きません。教えてくれた男性によると音を響かせるには胸を叩くのが一番いいそうです。

「ありがとう」と立ち去ろうとすると、申し訳なさそうに「旦那様、奥様、チップをいただけませんか?」と。

「な~んだもぅ、そう来たか~。」思わず笑ってしまいました。

そうだよね、大の大人が昼間っからこんな蒸し暑い中央祠堂にいて、観光客に無料の案内してるわけないよね。ってことでお礼として1$を渡しました。仏塔をキャンドルに見立てるなんて絶対に思いつかないし、胸を叩くと音が響くことも知らなかったし。

 

更に進むと、なにやらローマ神殿かと思うような柱が出てきました。

 

ここは「踊り子のテラス」と呼ばれる場所のようです。

 

その名の通り、かなりアクティブなダンスを踊る女性のレリーフがありました。

 

その上部は剥がされちゃってますが、たぶん仏像が彫られていたんだと思います。

 

ガルーダやナーガもあちこちに潜んでいます。

 

ここプリアカンのガジュマルもなかなかの迫力でした。

 

これだけ見どころが多いのに、他の遺跡と比べグっと人が少なくなるのが不思議。

 

プリアカンが今日の〆の遺跡になります。

 

頑張ればもうひとつふたつ遺跡見学できたかもしれないけれど、昼食も食べずに一気に見たのでそろそろ体力の限界がやってきました。これ以上詰めると、集中力が無くなって疲れるだけなのでやめておきました。

遺跡巡りは楽しいけど、ホント体力つかいます。

トゥクトゥクのソファールさんもおつかれさま。

さぁ~、明日はアンコール遺跡共通三日券の最終日。

一番楽しみにしていたアンコールワットを夕方までたっぷりと時間をかけて見尽くします!

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