スリランカ|コロンボで利用した宿|フランジパニ (Frangipani)

フランジパニ (Frangipani)

ローカル度ほぼ100%、庶民で賑わうディヒィワラの住宅街にある民泊施設です。賑やかな表通りからほんの少し奥に入った場所にあるビル型の建物で、3階から上が民泊施設になっています。
 
 

最初は地味な雑居ビルのような建物に「ここでいいのかな?」と不安になりますが、中は普通のお宅でした。
 
 

出迎えてくれたのは、やたらと元気で陽気なハーシーさんという女性で、私達の顔を見るなり「お腹空いてない?いま食事作るから待ってて」と言い、パパっとスープにパスタ、ライムジュースを作ってくれました。
 
 

案内された部屋はハーシーさんの居住スペースと思われる居間の横から階段を上った先に、全部で三つの個室がありました。「どこでも好きなところを選んで」というので、部屋にシャワーとトイレのついていた、遠くに海の見える一番大きな部屋を選びました。その他の二部屋はややこぢんまりとしていて、シャワールームとトイレは共同利用(といっても二部屋のみで利用)になるようです。

充分な広さのある部屋はやや年季が入っていて、元々はハーシーさんが利用していたと思われる衣類の入った家具や、昔懐かしのプラウカンテレビ(映らない)が置いてありました。
 
 

部屋の備品としては、効きのいいエアコン、湯沸かしポット、コーヒー、タオルセット大・小、ドライヤー、石けん、シャワージェル、ハンドソープが置かれています。水は階下のキッチンにあるウォーターサーバーから自由に汲むことができます。

部屋に置かれている家具は年季が入り埃も積もっています。洗面所に置かれたコップも「いつからあるんだろう?」といった状態でハーシーさんは掃除が苦手な人とみました。ただシーツやバスタオルなどの洗濯はしっかりとされていました。
 
 

ベッドは縦幅がやや短めで173cmの三昧でギリギリといったサイズです。ベッドはフカフカで寝心地よく、シーツも枕も清潔で気持よく利用できました。シャワールームも年季が入っていてやや薄暗い印象ですが、トイレとシャワーの仕切りがちゃんとあり、お湯の温度・勢い共に満足のいくものでした。
 
 

部屋からの眺めは素晴らしく、周囲の家々の屋根の向こうには輝く海が見え、沈むサンセットを見ることもできました。
 
 

家々の屋根ではリスが走り回り、空を色鮮やかな鳥が飛び交い、賑やかな地区にありながら自然を感じられるのはさすがスリランカだと思いました。

難点は徒歩5分ほどの場所にバスが多く行き交う停留所があるんですが、バスが来た合図なのかどの車両もクラクションを鳴らすんです。この音が早朝から夜まで引っ切り無しに鳴り響きうるさく感じました。これに関しては人によって気になる気にならないがあると思います。今回利用しなかった二つの部屋は表通り側に窓がないので、もしかするとバスの音はあまり聞こえないかもしれません。

ハーシーさん宅の嬉しいところは、居間にある洗濯機が自由に使え、とても眺めのいい屋上で干すこともできたことです。旅行中に洗濯機と干す場所が確保できるって、ほんとうに助かるんです。
 
 

ハーシーさんがかなりの世話好きで、朝食は食べきれないほどの料理が並びます。
 
 

夜食のフルーツを部屋まで持って来てくれたり、外から帰ると冷えたビールを出してくれたり、まさに至れり尽くせり状態でした。ただしかなりのお喋り好きでマシンガントークで喋りまくるんで、ひとり静かに過ごしたい人には不向きかな。一緒に街歩きをした時は歩行者がいるのに止まらないバスの運転手を指さして猛抗議したり、まさに下町の肝っ玉母ちゃんといった感じで、ハーシーさんを慕って近所の人もよく遊びに来ていました。
 
 

周囲はコロンボ市民の飾り気のない下町そのままで、観光要素はほぼありませんが、スーパーのような商店、酒店、パン屋などが並び、徒歩圏内にはバス停や鉄道駅もあり大変便利な立地です。10分くらい歩けば綺麗なビーチに行くこともできます。たまにはこういうホームステイタイプも楽しいなぁと思いました。

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フランジパニ (Frangipani)簡易データ

コロンボのディヒィワラ
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※宿泊料金は当時のレートで日本円換算したものです
一泊朝食付き約4000円
Wi-Fi時間を問わず快適(ルーターが不調な時があり、言えばすぐ直してくれる)
宿泊日:2019年3月8日・9日・10日

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