【ぺラデニヤ植物園&スパイスガーデン】日本人と中国人とは同じフロアで食事をしたくない欧米人の話も【スリランカ・キャンディ】

トゥクトゥク一日チャーターでキャンディ観光のつづきです。

高台に鎮座する純白の巨大仏像の次は、キャンディ川、第二次世界大戦墓地を巡り、キャンディ市民憩いの公園ぺラデニヤ植物園へやってきました。
 

ぺラデニヤ植物園

日本でいう新宿御苑のような緑の多い憩いの公園です。ここ、とにかく広ーーいんです。この時はまだ知らなかったんですが、このぺラデニヤ植物園は仏歯寺の次くらいにキャンディで行くべき観光地だったようです。最初は入園料が高いから行くのをやめようと思っていたんですが。トップツーの観光地を外していたら後々後悔していたので、行っておいてよかったです。(単なるミーハー)

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2019年3月訪問時の入園料1500スリランカルピー(約1050円)。例によって「高っっ!」と思いました。

入園料がお高めなんで最初は行くのを断ったんですが、トゥクトゥクのドライバーさんが「え、行かないの?」と残念そうな顔をしたので、行ってみることにしました。もしかすると観光客を連れて行けばドライバーさんにちょっとお金が入るのかも。受付でスタッフのオバちゃんが私達の国名を聞いた後ドライバーさんに「一番高いとこね」と言っていたのを聞き逃しませんでしたヨ。

 

2時間ほど自由見学です。ドライバーさんとは門の外で待ち合わせします。入園料を払い、この吊り橋を渡った向こう側が植物園です。

 

下を見ると猿たちがアクティブに水浴びをしています。

 

猿は橋の上にも。

 

無視して通り過ぎればなんてことないハズだったのに、一緒に渡った欧米の兄ちゃんが突如猿の頭をポーーーーンと軽く叩いて怒らせるというハプニング勃発。ホント、ヤメレ。

 

広大な敷地内は様々な植物が植えられ、樹木が影を落とし癒しの空間となっていました。

 

お客さんは欧米人の他に、地元スリランカ人の姿も多く見られました。もしかすると、ここも二重価格なのかな?

 

いつから生えてるの?と思ってしまう巨大樹木多し。

その木陰やベンチでイチャイチャする若いカップルが多発。スリランカの若者の密着度はアジア圏ダントツで、頭のカタイ三昧は「けしからん!」と終始お怒りモード。

 

ハリウッド映画の舞台にでもなりそうなど派手な椰子の道がドーン。ここにオープンカーを置いておけばセルフィ大好きインド人とタイ人で押すな押すなの大盛況になりそう。

 

綺麗に手入れされた庭が美しいです。

 

かわいいのか、そうじゃないのか、微妙なラインの鳥さんがいました。

 

リスも走り回ります。

 

最初は「2時間もいらないかなぁ」なんて思ってたんですが、公園そのものが広くいろんな植物が綺麗に咲いていて、逆に時間が足らないくらいでした。

 

キャンディ湖にうじゃうじゃいたオオコウモリくんの案内板がありました。

 

温室には蘭がいっぱーーい。

 

スリランカは世界有数の蘭の産地とのこと。

 

なんですか?この妙(不気味)な植物は??

 

花も個性的。

この植物園でお昼を挟んだので、園内の食堂でランチを食べようと思ったんですが・・・メニューを見たところ、たっ・・高い!近くに売店があったんで覗いてみるとリーズナブルなお弁当を発見!「これ、ちょーだい」と言うと「これはスタッフ専用」とのことでガックリ。一緒に売られていたドーナッツはゲストも買っていいらしく、それを今日のランチにしました。

ここでちょっとガッカリなことが。

大木の木陰に座ってドーナッツを食べていると、後ろの方にガイドに連れられた欧米人のご夫婦がやってきて、これから食べるランチの話をしています。ところが「中国人や日本人とは一緒のフロアで食べたくない」と言っているんです。するとガイドさんが「安心してください、今から行くレストランは中国人や日本人とはフロアを分けてます」だってさ。

実際にキャンディで一度だけ行った観光客向けレストランがまさにソレでした。アジア人は一階、白人の皆様は二階へドウゾ。中国のお客さんは「自分達も二階で食事をしたい」と注文するも断られ、そのお客さんはメニューを置いて出て行っちゃいましたヨ。「中国人と日本人」という括りが気になったんで、後日スリランカの人に聞いてみたところ、東アジア系の観光客はこの二国が圧倒的に多いらしいです。

親日なスリランカですが、実は白人びいきなうえにアジア人を見下す人も一定数いると、一か月旅をして感じました。特にここキャンディは、その傾向が結構強めです。というか、このキャンディが突出していて、他ではほぼ感じられなかったですよ。

 

若干のモヤモヤ感を持ったままドライバーさんとの待ち合わせ、次の目的地「スパイスガーデン」へ移動です。

 

スパイスガーデン

実は訪問前にスパイスガーデンについてネットでリサーチしてました。普段はあまり観光地についてリサーチしないのに、なぜかスパイスガーデンだけはしていたという。もしかすると「何かを察した」のかもしれません。

すると続々と旅行記が出て来たわけですが、その先駆の皆様の情報が、ある一定のパターンを記していたのです。

スパイスガーデンの定番パターン

  1. スパイスガーデンと名の付く場所がキャンディ界隈だけでも無数にある。
  2. パッケージツアーで訪問することが多いらしい。
  3. ガイドによるハーブやスパイスなど植物の案内からはじまる。
  4. やがて体験マッサージ、そして最終的にはお高めの軟膏やらアロマオイルやらの販売へ。

・・・なんだ、バリバリの物販施設だったのかぁ。しかも施設によっては流暢な日本語を話すスタッフまでいるらしいです。うーーん、流暢な日本語でフレンドリーに接客されたら、余計な買い物をホイホイしちゃいそうな予感がむんむんです。

なので私は行きたくなかったんですよ。ところが三昧が突如スイッチが入ったように「行きたい!」と興奮気味に言い出しまして。三昧はあえてこういう所に行こうとする妙な癖があるんです。

 

「スパイスガーデン」に到着すると早速英語を話すガイドさんが登場し、栽培している植物が何に効くかの解説をしてくれます。私達が日本人と知りつつも英語のガイドさんが付いたので、どうやらここには日本語のガイドさんは不在のようでした。

案内してくれる内容が「これは関節痛に効く」だの「白髪に効く」だの、どうも年齢的に中高年層をターゲットにした効能ばっかりチョイスされます。(うーん、若い人には絶対に関節痛とか白髪とかのワードは出てこんでしょ)

植物の案内が一通り終わり、さていよいよ物販開始かというタイミングで、三昧が突如「日本語のガイドさんいるの?詳しい説明を日本語でも聞きたいよぉぉ」と騒ぎだします。普段はおとなしめの人物ですが、年に数回スイッチが入ります。どうやら今日がその日だったようです。するとガイドさんがみるみる困った顔になり「本当ならいるんだけど、今日はお休みで・・・あっ、明日ならいるよ」と。すると三昧が「じゃあ、明日また来ます!」と声も高らかに言い放ちおった。

すぐ目の前の簡素な掘っ建て小屋では、椅子に座って欧米人の若いカップルがアロマオイルで首のマッサージを受けているのが見えます。私達の視線を素早く察知したガイドさんに「どう、やってみる?」と促されますが、三昧は「明日きます!」の一点張り。これにはガイドさんも苦笑い。

結局、商品の売り込みも体験マッサージも一切なく、単に植物の案内をされただけでスパイスガーデン見学は終了となりました。三昧は「いろんな植物が見れておもしろかった」と満足していたので、まぁ、立ち寄ってよかったでしょう。念のため「明日また来るの?来たいの?」と確認すると、「珍しい植物をじゅうぶん見たから、もぅいいかな」ってことです。スパイスガーデンのガイドさん、ホントごめんなさい。

ちなみにこのスパイスガーデンでは何故か画像を一枚も撮ってないことに後で気が付きました。先に行ったぺラデニヤ植物園で散々いろんな植物を見た直後だったから触手が向かなかったのかも。苦し紛れに載せている植物の画像は、ぜんぶぺラデニヤ植物園で撮ったものです。

お次は、なにげに楽しかった紅茶工場です。

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