【スリランカで大人の社会科見学】キャンディ 紅茶工場

トゥクトゥクを一日チャーターして巡ったキャンディ観光もこの記事でようやくラストです。長かった・・・。本当はダイジェスト的にひとつの記事でまとめようと思っていたのに何故か長くなっちゃいました。

スリランカを巡った中でもキャンディは「観光地」の印象が特に強く、ハイソ臭ぷんぷんの欧米かぶれな面も見受けられて、ぶっちゃけそれほど好印象を持てる街ではなかったけれど、なぜか記事がダラダラと長くなってしまいました。

さて、キャンディ市民憩いの公園ぺラデニヤ植物園、謎の物販施設スパイスガーデンを巡りやってきたのは・・・・

 

紅茶工場

ここも紅茶を買ってもらうというのが最終目的の物販系なのかもしれませんが、なぜか一度も買ってくれアピールはありませんでした(結局買ったけど)。紅茶ができる過程を見学出来て、美味しい紅茶の試飲もできて、大人の社会科見学といった感じで結構楽しめました。

 

ちなみにこの紅茶工場、いったいどこの何という所か忘れちゃいました。いつもは忘れないようにメモするんですが。こういう詰め込み型一日観光って、終盤になると疲れちゃって飽きも出て、ホントいつも勿体ない状態になります。

 

紅茶工場に到着すると駐車場にはガッチガチの日本の中古車が。スリランカでは日本の中古車との遭遇率がとても高いのです。

 

それでは入場します。

工場内では綺麗なサリーを着たスタッフのお姉さんが紅茶の製造過程を英語で詳しく説明してくれます。

 

摘み取った紅茶の葉っぱを先ずはここで乾燥させるそうです。行った時は既に茶葉はなく、隅っこにちょっとだけ残されているだけでした。ちなみに、紅茶も緑茶もウーロン茶も元は同じ葉っぱで作られてるそうです。

 

乾燥室から階下へ移動したこちらでは、さきほどの紅茶の葉をローラーで揉むそうです。はて?葉っぱを揉むとは?葉っぱをあえてクシャクシャにするのは、発酵のためになくてはならない行程だそうで。紅茶を作る過程で葉っぱを揉むなんて知らなかった~。

 

この工場内に入った途端、ふわ~っと紅茶のいい香りに包まれます。私は圧倒的にコーヒー派なんですが、この香りには癒されました。

 

紅茶を滅多に飲まない私がこうなんだから、大量の茶葉に囲まれるこの空間、紅茶好きの人にはたまらない空間かも。

 

そして選別やらの行程を経て、ようやく店舗に出回る紅茶ができるようで、なんだ、単に摘み取った葉っぱを乾燥させるだけじゃなかったのね。紅茶の誕生までかなり手間がかかってます。

 

そうそう、この機械は日本製らしいですよ。

 

そして、こちらが紅茶の茶葉。左から超ド級の高級茶葉ゴールデンティップス~右に移行するたびに手ごろな茶葉になります。

 

その昔、かれこれ20年以上前にコロンボ空港の紅茶専門店でシルバーティップスが売られていたのを見ましたが、とんでもない驚愕価格を叩きだしていたのを思い出しました。さらにそれの上をいくゴールデンティップスって、いったい!?

 

最後は美味しい紅茶の試飲で〆。正直に言いましょう・・・私、紅茶にはまったく疎いです。これまでは、どれを飲んでも全部同じ味にしか思えませんでした。ところがですよ・・・・これ、今まで飲んだ紅茶と全然違うんです!

 

口に含んだ途端、優雅な香りがフワッと広がり、一瞬のうちに気品ある王侯貴族の世界にトリップするんです。もしかしたら原産地ならではの美味しくいれる方法があるのかも。

 

この黒糖みたいな塊はココナッツハニーと言ってました。砂糖のように紅茶に入れるものかと思っていたら、「これを口に含みながら紅茶を飲んでみて」と言われるがままにやってみると、これまた美味しゅうございました。

 

その後ろのカウンターには商品の紅茶がズラリとありますが・・

実は工場に入ってからここまで「紅茶買いませんか?」のアピールは一切なし。そりゃそーですよ、あれだけ丁寧な紅茶を作る過程を、芳醇な香りに包まれながら見学し、最後は「どや!」と言わんばかりに美味しくいれたご自慢の紅茶の試飲。セールスなんてしなくたって、財布のひもが緩んじゃいます。

私も魔法にかかったように紅茶を買っちゃいました~。まぁいろいろ詳しく案内していただいたんで、お礼の意味も込めて。

そんなワケで、この紅茶工場見学がトゥクトゥクチャーターによるキャンディ一日ツアーの〆となりました。正直トゥクトゥクチャーターをしてよかったか、しなくてもよかったかいまだに迷うとこですが、ほぼ下調べせずに時間の無駄なくいろんなとこに行けたんで、まっ、いっかな~。

タイトルとURLをコピーしました