2019年3月27日
のんびりとした東海岸に位置するトリンコマリーの次に向かうのは、真逆の西海岸に位置する海の町「ネゴンボ」です!なぜネゴンボかって、スリランカ国際空港に近いからなんです。そうです、いよいよスリランカを出国する日が近づいてきました。
私達の観光ビザは1ヵ月有効です。スリランカ入国当初は「1ヵ月あれば小さな島国のスリランカなら、じゅうぶん見てまわれる」なぁんて思ってたんですが、気が付けばアッという間に時が過ぎ、全然時間が足りなかったなぁ。
私達はトリンコマリーからネゴンボへ直行せず、仲良くなったラックスマンゲストハウスのオーナーさんにもう一度会うために、ポロンナルワに戻って二泊三日、その後キャンディを経由してネゴンボへ向かいます。
トリンコマリーで宿泊していたホステルからバス停まではトゥクトゥクを利用しました。ホステルのおにいちゃん、お世話になりました!(ベトナムのコーヒーはホントにおいしいから、今度飲んでみて!)
バスでトリンコマリーからポロンナルワへ
トゥクトゥクのドライバーさんに「きょうはこれからポロンナルワに戻るんだよ」というと、親切にも二つのバスルートを教えてくれました。
ひとつが、行きでも通ったハバラーナを経由する王道ルート。もうひとつがカルクダ(Kalkudah)方面へ南下した後にポロンナルワ(内陸)へ進むルート。「カルクダまでは海岸沿いを走って、その後はジャングルを通るから、このルートは自然の景色がとても綺麗だよ」ってことです。(ただハバラーナルートと比べ本数は少なめ)
どちらのルートで帰るか迷うトコですが、バスステーションに着いて最初に出るバスに乗ることにします。
トリンコマリーのバスステーション(Central Bus Station Trincomalee)です。
→Googleマップでみる
ちょうどタイミングよく王道のハバラーナ経由バスが出発するところでした。なぁんだ結局、同じルートで戻ることになるのかぁ。カルクダ経由ルートも気になるなぁ。
ちなみにポロンナルワからトリンコマリーまでは直通バスで来たので、戻りルートにも同じ直通があるんだと思いますが、発車するバスがトリンコマリー発キャンディ行(ポロンナルワへはハバラーナで乗り換え)のバスでした。(・・・ん?ってことはキャンディから直にトリンコマリーまで来られるんだ)
10時16分トリンコマリー出発。さようなら素朴な海の町トリンコマリー。10年後くらいにまた来ることがあったら、もしかしたら中国系大型ホテルが立ち並ぶ一大リゾート地になっていたりして!?
町を完全に出きったところで、車掌さんの集金です。
運賃ひとり128スリランカルピー
荷物代(バックパック1個につき)100スリランカルピー
計228スリランカルピー(2021年4月のレートで約130円)
でした。
しばらくはスリランカの長閑な田園風景が続きます。
12時10分ハバラーナ着。
ガネーシャがお出迎え。
ハバラーナからポロンナルワ行のバスなら時刻を調べなくてもたくさんあると思って、なにはともあれ腹ペコなんで食堂に入ってランチ。美味しいカレーだったんだけど、ここで結構ボラレたな~。スリランカのローカルな食堂で露骨にボラレたの初めてかも。大勢の旅人が行き交う一見さんが多い場所だからかなぁ?後でスリランカ人に料金言ったら「あー、それは明らかに外国人相手の二重価格だね」だって。
バスステーションへ行くとタイミングよくポロンナルワ行のバスが出るとこでした。
12時55分ハバラーナ発。
・・・と思ったら、5分ほど走った所で再び停車。ここは小さな商店が集まるドライブインのような所で、行きのバスでも小休止したところ。そしてココで必ず運転手さんはトイレ休憩。
13時12分あらためて出発。
14時10分ポロンナルワの「カダウウェラバススタンド」(Kaduruwela Bus Stand)に三日ぶりに到着しました。
→Googleマップでみる。
三日ぶりのポロンナルワ。なんと私達のいないたった三日間に、駅近くに新しいチキンのお店がオープンしてました。
ポロンナルワでの2泊3日、どこにも出かけず、ラックスマンゲストハウスでただひたすらゴロゴロして過ごします。
↓ラックスマンゲストハウス紹介記事
画像は何をしているかというと、暇な私達のためにオーナーさんがグアバの実を採ってるとこ。中学生くらいの男の子たちも、この実を採って、その場でおやつに食べてた。
グアバです。果肉は柔らかくてほんのり甘いんだけど、存在感のある固めの種がめちゃめちゃ大量でこれを噛むと歯がヤラレル。種だけ出したいけどスリランカやインドの人は、そのまんま全部食べちゃってる。
お客さんは毎年この時期に出張で長期滞在しているスリランカ人のお兄さんと私達だけ。お兄さんと一緒にオーナーさんの手料理をご馳走になりました。(元々食堂を経営していただけあって、料理はとーーっても美味しかった~!)
これだけ美味しい料理なんだから、また食堂やればいいのにって思ったけれど、スリランカ人は食堂の「つけ払い」が多過ぎて、商売にならないらしいです。
バスでポロンナルワからキャンディへ
2019年3月29日
ポロンナルワの後は、キャンディ経由でネゴンボを目指します。
その日のうちに一気にポロンナルワからネゴンボへ行こうと思ったら、想像以上に距離があって、体力温存のためキャンディで一泊挟むことにしました。キャンディは観光地特有の商魂臭プンプンな一面もあって、駅周辺の渋滞による排気も凄くて、なるべくなら泊まりたくなかったなぁ。(あくまでも個人の感想です)
ポロンナルワのカダウウェラバススタンド(Kaduruwela Bus Stand)から乗り込んだキャンディ行のバスです。例によってバスが次々とやって来て、最初はどれがキャンディ行かわからなかったよ~。スリランカ人に「カンディ、カンディ」って聞いたら、キャンディ行のバスを探して教えてくれました。本当にありがとうっっ。
このバスは荷物を後ろに積んでくれました。(スリランカのバスでは運転席の横に置くパターンが多いです)
バス代はひとり203スリランカルビー(2021年4月のレートで約114円)←金額的にたぶん荷物代込かな?
さようなら、ポロンナルワ。またいつか、来られるかな。
バスは4時間ほどでキャンディに到着~。
キャンディのバスターミナルは相変わらずゴチャゴチャしてました。
バスでキャンディからネゴンボへ
2019年3月30日
いよいよ約1ヵ月のスリランカ旅を〆くくるネゴンボへ向かいます。
キャンディ鉄道駅すぐ近くのバスターミナルです。
このキャンディのバスターミナル、一度来てみるとわかるんですが、とにかくバスの量が尋常じゃないんです。バスターミナルの中はバスがギュウギュウのすし詰め状態。さらにこのバスターミナルを目指して道路にはバスの大渋滞。もぅスリランカじゅうのバスを集めたんじゃない?ってくらいバスが多いです。
余談ですが、もしバスターミナル近くでランチを探しているなら、郵便局併設の食堂が安くて美味しいですよ。
↓紹介記事。
キャンディのバスターミナルは、あまりにバスがゴチャゴチャ過ぎて、早々にネゴンボ行バスを自力で探すのは諦めてスリランカ人に「ネゴンボ、ネゴンボ」って言って探してもらいました(;^ω^)はい、もう、すっかりスリランカ人の優しさに甘えまくってます。
で、難なくネゴンボ行のバスに連れて行ってもらったんですが、ネゴンボ行、お客さん少ない・・・。
11時03分バス発車です。料金はひとり175スリランカルピー(2021年4月のレートで約98円)でした。
すぐ隣をアーミーを満載したバスが通過。よくよく見ると、かなーーり年季の入ったバス・・・。
12時40分大きい賑やかな街ケーガッラ(Kegalle)で12~3分ほど停車。
例によって停車時間にワーッと物売り兄さんたちが突入。ノンエアコンバスだから停車すると蒸し風呂みたいに暑くなってアイスを一本買いました。
素朴な甘いアイス一本20リランカルピー(11円くらい)。バスの中の蒸し風呂状態が効いたのか、アイスが飛ぶように売れまくってました。
13時35分ホラガスマンカーダ(Horagasmankada)のバスターミナル。
ここで運転手さんがエンジン止めて、何にも言わずどこかに行っちゃった。トイレ休憩かと待っていてもなかなか帰ってこないし、車掌さんもいないし、バスの中はオソロシイほどの熱帯サウナだし、他の乗客もたまらず車外に避難。ちなみにみんな座席に荷物置いたまま。スリランカって結構平和ボケよ。
外をうろうろしていると、小さな商店で運転手さんらしき人物を発見!「あっ!何か食べてる!」(この停車は運転手さんの食事休憩だったようです)
13時50分食事を終えた運転手さんは静かに運転席に着席。そしてクラクションで合図をすることも、声掛けすることもなく静かに出発。
ちょうどキリのいい時間に出発したんで、もしかしたらそういう時刻表なのかもしれないけど、何も知らない初心な旅行者は運転手さんの動向を見張ってないと置いてかれちゃうのかなぁ。車掌さんもいるし、さすがに乗ってない人がいたら声かけてくれる??
15時15分、無事ネゴンボのバスターミナルに到着しました。
朝食の後はアイスしか食べてなかったんで、お腹空き過ぎてバスターミナルでパンを買い食いしてしまった。スリランカって何気にパンが充実してるのヨ。
予約したホステル近くまで905番バスで行けることが判明し、慌ててパンを食べて乗車。ネゴンボのバスターミナルはあまり外国人が利用しないのか、みんな私達を見ると驚いたように二度見するのがおもしろかったな~。ちなみにこの時点でかなり日焼けしていたためか、トリンコマリー辺りから「フィリピン人?」と聞かれるようになりました。
バスはひとり23スリランカルピー(約13円)でした。
突然現れた謎のフィリピン人日本人に興味津々のお子達。
なぜか女性率高し。
バスの車窓から見えたネゴンボは、どこか素朴な、
それでいて賑やかな、
ちょっと下町風情漂う街に見えました。