ベトナム・フエ トゥーゾー・スタジアムでサッカーU21観戦

リアルタイムでは、ベトナムのチャウドックにいます。今現在、スズキカップでベトナムVSフィリピンですよ!あちこちから、オジサンの達の雄叫びや悲鳴のような絶叫が聞こえてきます。

さぁーー、現在1対2でベトナムがリードしてます!

ベトナム勝ちましたー。

 

そんなわけでダナンからベトナム統一鉄道に揺られてフエにやってきたわけですが、世界遺産の王宮とか実はあんまり興味なかったんですよね。

 

なもんで当初の予定としては、「フエはおもしろくなさそうだし、サラッと3泊だけして早々に引き上げよう」なんて思っていたんですが、前回の記事にも書いた通り、ベトナム統一鉄道の寝台車が予想以上に人気があって、なかなか希望のチケットが取れずもう3泊追加、結局1週間も居座ってしまいました。

 

その結果、

 

気が付いたらフエが大好きになっていました!

 

 

▲露天商のオバちゃんのお持ち帰りチェーが安くて美味しかった

フエって世界遺産の王宮散は勿論ですが、安宿やバーなんかが密集する旅行者のために造り上げられた歓楽地区がある一方、ほんの少し外れるだけでかなりローカル色の強い庶民的な街になり、さらにもう少し足をのばすとアッという間にのどかな田園になるという、「まち散歩」がとても楽しい場所だと思いました。

 

そのフエで私達が一番最初にしたことは、

 

トゥーゾー・スタジアムでサッカーU21観戦!

 

この日はベトナムU21のハノイFCとベカメックス・ビンズオンによる決勝戦でした。

実は私達はこのスタジアムの正面入口がよくわからなくて、近所の子供たちの後ろにくっついて裏口っぽいところから入ったんですが、なんか選手のユニフォームみたいのがいっぱいかかってる・・。後から気が付いたんですが、どうやら選手控室から侵入してしまったようです。

しかもお金払ってないし。無料だったのかなぁ?

 

キックオフ時点では、まだ攻撃的な太陽がギンギンに照らしていたので、直射日光の当たる場所にはほとんど人がいません。かろうじて陰になる部分に身を寄せ合う程度です。ここだけ見ると「全然観客いないじゃないかーい」と思うかもしれませんが、

 

反対側、屋根付き観客席を見ると・・・

 

おおーーっっ凄い観客数です。

 

試合は1-0でハノイFCのリード。

 

観客大興奮の大盛り上がりでベトナムのサッカー熱を感じます。どんちゃんちんちん鳴り物応援は、どこも一緒みたいですね。

 

ハーフタイムでは通路に出店した物売りのオバちゃんに観客が一気に押し寄せ、ちょっとした暴動状態に。あまりに一気に押し寄せたもんだから、おばちゃんのザルに入った商品がすっ飛ばされるハプニングも。慌てて観客の足元にかがみこんで、おばちゃんと二人で散乱した商品を拾い集めましたよ。

おかげで串団子とお金を握りしめたクソガキ元気な坊やに、「これちょーだい、これちょーだい!」と激しく店員さんと間違われる始末。店の人間じゃねーっつーの!と日本語で優しく言ってやりましたが、坊やはわかってくれたでしょーか?

 

その後の試合展開はベトナム人のちょっと控えめな面が出ているのか、引っ張ったりとか押したりとか、そういうのがとても少ない印象でした。そうなんです、ベトナムの人って大声で喋ったりするから気が強く図々しい感じなのかと思っていたんですが、結構シャイというか押しが弱いんですよね。

 

気が付けば、すっかり日も暮れ、グランドには無数のコウモリが飛び交っています。

コウモリに囲まれつつ優勝トロフィーを手にしたのは・・

 

ハノイFCでした!

 

スコアボード。遠目だと電光掲示板に見えましたが、

 

なんと素朴な手動式でした。よくみるとヤモリもウロチョロ。

なんて、のどかなんだぁー。

 

セレモニーで賑わう会場を後に、帰りも再び裏口から逃げるようにコソコソ退場。

 

この日はもうクタクタだったんで、ホテルに戻る途中で、できたて熱々のバインミー(ベトナムのサンドイッチ)を買って帰りました。

 

いやー、それにしてもベトナムのサッカー熱は結構アツいですよ。後日行われたスズキカップでは、町のカフェが即席スポーツバーに。

 

おじさんが「座れ、座れ」と言うんで、一緒に観戦させてもらいましたー。

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