【ウズベキスタン】ブハラから、千夜一夜物語の世界に迷い込んだようなヒヴァへ。

ヒヴァの旧市街

2019年8月28日

ブハラから次の街「ヒヴァ」へ移動する日です。

 

部屋のテレビで柔道の試合やってた。ホステルのお兄ちゃんによると、ウズベキスタンでも柔道が人気らしい。一番人気はボクシングとテニスだって。実際に小学校の校庭で子供たちが、シャドウボクシングしてたのは驚いた。

 

本日のブハラ→ヒヴァの移動は、なーーんとリッチにタクシーをチャーターしました!やって来た運転手さんは気のいいウズおとっつぁんです。

3泊4日の駆け足観光だったけれど、まぁまぁ楽しめたブハラよ、さようならー。

 

車はぐんぐん走り、荒野は続くよどこまでも。

 

どこかの小さな町の交差点。

 

途中でガススタンドに立ち寄りました。一番端の6番に停まっているのが今日お世話になっている、ウズベキスタンではお馴染み過ぎるシボレーです。「なんでウズベキスタンはシボレーばっかりなの?」と聞いたら「工場がある」らしいですよ。

 

燃料はガソリンじゃなくガスです。メタンやプロパンのガスです。

 

荒野にポツンとガススタンド。

 

あ、トラックだ。荒涼とした大地にトラックがよく似合う。

 

再び走り始めると…

ん?カラカルパクスタン共和国??こんな国がすぐ近くにあったんだ。お隣のトルクメニスタンは知ってたけど、へぇーー。世界にはまだまだ知らない国がたくさんあるね。

 

そうこうしているうちに、いつの間にかヒヴァに到着。なにやら前方にブハラのカラーンミナレットに負けず劣らずの巨大なミナレットが見える。そして青いドームも。

 

ヒヴァでお世話になるホステルに到着。なんと今回は、前もって3泊予約するという用意周到さ。タクシーですぐ近くまで送ってもらいました。

 

ヒヴァ観光の中心は、大きな二重の城壁に囲まれた旧市街で、今回お世話になるホステルもその一画に位置していました。

宿を営むのは感じのいいファミリーで、中学生か小学生くらいのお子さん二人いる私達より若いご夫婦です。ご夫婦は英語を話しませんが、二人のお子達が勉強も兼ねて一生懸命接客してくれます。

 

こぢんまりとした部屋は、ウズベキスタンをイメージする敷物や小物などがセンスよく飾られて、とにかくカワイイ。私達のようなヨレヨレバックパッカー中年夫婦より、キラキラな若い女の子二人で利用してもらいたい。訪問時は二部屋営業だけど、今後もう少し部屋数を増やしたいとのこと。

 

早々に周囲の偵察に出かけた三昧が戻って来た。

 

まだ日没まで時間があったので、今度はふたりで城壁内を散歩してみました。

 

自分達の足音だけが響く静かな街角。まるで千夜一夜物語の世界みたいで久々に心が躍った。

 

ここに暮らしている人にとっては、これがあたりまえの景色なんだよね。

 

いすゞのトラック発見。消防車かな。

 

わんこ。

 

城壁の外から城門を眺める。立派だねー。

 

ちびっこ広場があった。周囲は砂だらけのガラーンとした場所にポッと突如出現するオアシスのような遊具広場。なんだか不思議な光景。

 

シールペタペタコーナー。「家具や柱にはシール貼っちゃダメ、ここならいいよ」の、フリーエリア。

 

どれどれ、ウズベキスタンのお子たちは、どんなキャラクターが好きなのかな?ふむふむ。

 

修復作業が行なわれてました。工事現場の看板には中国語が大々的に掲げられてます。一帯一路関連なのか、ウズベキスタンでは中国との関りを強く感じる場面が多い。

 

夕暮れ時、ホステルのすぐ近くで何やら盛大にイベントが開催されてました。

 

看板から想像すると、建国記念日に関係するイベントかな?訪問した2019年は数え間違えがなければ、ウズベキスタンが旧ソから独立宣言して28年目。

 

お子達による空手とボクシングの演武。

 

気が付いたら周囲はすっかり暗くなってしまった。

 

ホステルでは追加料金で夕食もお願いしました。街の食堂ではない家庭の奥さんが作るウズベキスタン料理に興味深々。

夕食に出て来たのがコチラ。屋外のテラスのような場所で夕食をいただいたので、写真がちょっと暗めになってしまいました。

 

中央アジアのうどん、具沢山のラグマン。ラダックで食べまくったトゥクパに似てる。

 

そしてウズベキスタンといえばコレ!「二郎系ごはん」で有名なプロフ。このプロフが、ウズベキスタンで食べた中で断トツのメチャ旨でした。はしっこに乗ってる柔らかく炊いたニンニクを混ぜて食べると「うわぁ」となるくらい美味しい。

 

これは何だろー?中に卵みたいのが入った水餃子的なもので、上に乗ったサワークリームを付けて食べます。中央アジアやトルコのサワークリームって濃厚で爽やかで美味しいんですよ。

この味が忘れられなくて、日本の某ファミレスのトッピングでサワークリーム頼んだら、まったく別モノの全然サワーじゃないバタークリームみたいなのが出て来てショックだった…。

 

ヒヴァの夜は静かに更けてゆきます。明日はヒヴァの旧市街をいろいろ見て歩く予定。(楽しみだぁ)

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