車中泊で日本半周3か月 山歩き 北アルプス

折立から太郎平小屋|北アルプス・テント背負って6日間・2

投稿日:2018年7月30日 更新日:

この記事では北アルプス周回テント泊6日間(薬師峠→雲ノ平→高天原→三俣蓮華→黒部五郎→薬師峠)1日目、折立から太郎平小屋までの様子、太郎平小屋での登山届、お弁当予約、高天原山荘宿泊予約について記しています。

 

2018年7月20日(金)晴れ

いよいよ北アルプス周回テント泊6日間出発の朝です!4時前に目覚めると、我家と同じ車中泊組が既に準備を終え続々と出発して行くのが見えます。みんな気合入ってるな~。

 

5:10簡単な食事とトイレを済ませ、イザ出発!我家にとって初となる5泊6日の山行にワクワクが止まりません。

 

前回の記事でも紹介した、薬師岳登山口前の折立休憩所(左)とトイレです。トイレは開いていましたが、折立休憩所は施錠されていました。登山届を出そうと周囲をウロウロすると、折立休憩所に「登山計画書は薬師峠手前の太郎平小屋で提出するように」との掲示がありました。

歩き出してすぐに愛知大学13名の遭難碑があります。慰霊碑に「無事に山行が完了できますよう見守ってください」と手を合わせ出発です。

 

しばらくは鬱蒼とした樹林帯を進みます。朝も早よから蒸し暑く、とめどなく汗がダラダラと流れますが、谷川岳の西黒尾根や白毛門のような蒸し風呂地獄に比べればかわいいもんです。

 

テント装備と日数分の食料を詰め込んだザックがオソロシク重いっっ!「本当に6日間も歩き通せるんだろーか」と、ちょっと不安。

というのも去年の9月に谷川岳の西黒尾根から土樽まで歩いたのを最後に、仕事が忙し過ぎてまともな山歩きをしてなかったんです。4月に歩いた至仏山は雪上楽々歩行だったし、5月の連休も尾瀬の山の鼻でのんびりテント泊。ここ最近になって慌てて白毛門を2回だけ足慣らしで歩いた程度での出発・・あぁ不安。

 

高度を上げると樹林帯の中に水芭蕉(の葉っぱ)やモウセンゴケが生えていました。

 

やがて目の前がパッと明るく開け、三角点やベンチのある広場に出ます。いままでが鬱蒼と薄暗い樹林帯だったので、目の前が開け「おぉ、明るくて気分いいなぁ」なぁんて、この時は思ってました。

実はここからが地獄。5泊6日極暑日射地獄の一丁目でした。

 

ヤバい。無茶苦茶暑い。朝だというのに、陽射しがビックリするぐらい強い。なんですか?北アルプスってのは、日本でも特別陽射しが強いんですか?

 

少し進むと謎の大きな縞々棒。「なんだろう、これ?」と、しばし協議の結果、冬場の積雪量をはかる為の棒じやないの?と勝手に決着。

 

それにしても朝から暑過ぎます。ぬぐっても、ぬぐっても、汗が流れます。

 

画像の下が曇っているのは別にボカシ効果を施したんじゃなくて、手に持っていたデジカメが体から発せられた熱気で曇ってしまったんです。あぁ恐ろしや。

 

日射の下で仕事をする登山道整備のお兄さんたちがいました。木陰なんてひとつもないからキツイよな~。ちょっとだけお話しすると「上の小屋から通ってる」ってことで、おそらく太郎平小屋の事だと思うんですが、小屋から仕事場まで通うだけでも距離があるよぉぉ。

 

ふと左を見れば、遠くに剱岳や弥陀ヶ原など立山方面が一望。お兄さん達もこの景色を見れば少しは気分的に良くなるかな?・・ならないか。

 

足元の花々も増えてきました。

 

可憐な花々に何度も何度も足を止め撮影タイム。

実はなにげに重いザックを背負ってしゃがむのって、最悪に疲れるし足にプルプル来るんですよね。花の撮影で屈伸運動を繰り返していた三昧がこの直後に足が攣り、早くも芍薬甘草湯のお世話になっておりました。

 

右に見えるあの山は乗鞍岳でしょーか?

この辺りから、数日間の縦走を終え真っ黒に日焼けしたハイカーさんとポツポツ擦れ違うようになりました。ちょっと話してみたところ、薬師峠から三俣蓮華や黒部五郎を通る、まさにこれから私達が歩く予定の周回をされた方が多かったです。周回を終えた皆さんは誰もが充実した笑顔で下りてこられていました。数日後に私達も同じような笑顔で下山できるといいなぁ。

そして何より驚いたのが、平日ってこともあってかシニア層がとにかく多い!そして、皆さん本当にタフなんです。私がその年齢になる頃、同じように動けるか?って考えたら自信ないなぁ。

 

そうこうしているうちに太郎平小屋が見えてきましたよ!

 

9:13太郎平小屋到着。
 

「山と高原地図・剱・立山」の謎コースタイム

 
ここでちょっと余談ですが、山と高原地図・剱・立山のコースタイムについて。
 

今歩いてきた折立~太郎平小屋間は、途中で何度も休憩したり花の写真を撮ったり、おしゃべりしたり、相当なスローペースで歩いたわりには高原地図のコースタイムより早く着いたので、「そっか、この山と高原地図・剱・立山版は、ちょっと緩めのコースタイムなんだぁ」なぁんて油断していたら・・・後のコースで逆に「この区間をこの時間じゃ無理だろー」と超絶辛めのコースタイム設定も登場。

へっぽこハイカーの我が家だからコースタイム内に歩けないのかと思っていたら、他のハイカーさんたちも「このコースを、このコースタイムで歩くってかなりキツイよ」と同じことを言ってました。それがどの区間かは実際に歩いてのお楽しみとして、「山と高原地図・剱・立山」は、なんかちょっと一筋縄ではいかないのですよ。

ちなみに折立~太郎平小屋間のユルさは、あまり山歩きをしないハイカーさんも多いコースなので、ここだけはあえて甘い時間設定にしているのかなぁ?と想像してみた。

 

太郎平小屋で登山届の提出・薬師峠テント場について・お弁当注文・高天原山荘宿泊予約

 

さて太郎平小屋ですが、小屋前はひろーーーい広場になっていて、

 

お花畑の向こうに、これから数日にかけて歩く水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳がズラーーーっと並んでの大展望です。手前にある台地のような緑地が雲ノ平でしょうか?いやーー素晴らしい。この景色を見るためだけにここへ来てもいいくらいです。
 

太郎平小屋でやっておくことが四つありました。

  • 登山届の提出
  • きょう幕営する薬師峠キャンプ場(テント場)の受付
  • 明日のお弁当の予約
  • あさって宿泊する高天原山荘の宿泊予約

 

太郎平小屋で登山届を出します

 

太郎平小屋のお兄さんに用紙をもらって、外のテーブルで記入。

 

うーーん、日数が長くて悪戦苦闘。

 

しまいには「書く欄が無くなった」と地図と用紙を持ってウロウロしはじめました。家で登山計画書を作成して印刷してくればよかった・・。
 

太郎平小屋の押し寿司弁当を予約

無事登山届を出した後は、太郎平小屋のお昼のお弁当が「押し寿司」でおいしそうだったので、明日のぶんを注文しました。

料金先払い(1000円)でチケットを貰い、今日の夕方か明日の朝5時以降のどちらか希望する方でお弁当を引き渡すとの事。我家は明日の朝を希望しました。

 

これが太郎平小屋の押し寿司弁当です。パックのお茶もセットです。

 

山歩きで疲れた体に甘酸っぱい押し寿司はサイコーに美味しかった!

太郎平小屋はお昼の食事も注文でき、ジュースなどを購入できる窓口もオープンしています。ここまではお客さんも多く時間帯によってはとても賑やかで、山小屋というより観光地の売店のようでした。

 

こちらは5泊6日の北アルプス周回を終えて再び太郎平小屋に戻って来た時に、ご褒美で注文したラーメンです。

 

行者ニンニクがたっぷり乗った名物ラーメンで、これも、とーーっても美味しかった!ラーメンなどが注文できる太郎平小屋のランチ営業は14時までです。
 

太郎平小屋で高天原山荘の宿泊予約

今回の目的地のひとつ「高天原温泉」にはテント場がないので、高天原山荘に二食付きで一泊することにしました。

公式サイトからも予約ができるようですが、私達は同じグループ経営の太郎平小屋から予約を入れました。予約方法はいたって簡単、太郎平小屋で「○月○日に○名、高天原山荘の予約をお願いします」と言うだけです。
 

きょう幕営する薬師峠キャンプ場の受付

太郎平小屋から20分ほど離れた薬師峠が本日幕営するテント場になります。

さっそく受付をしようとしたら、太郎平小屋では受付せずに直接テント場へ行き、そのまま設営してよいとのこと。14時頃にテント場内の受付がオープンするので、そこで手続きをしてください、との事です。

※現地の管理棟に「受付は太郎平小屋まで」の貼り紙もあったので、管理棟がオープンしない日もあるんだと思います。太郎平小屋を通過する際に念のため聞いた方が無難と思います。

実際に行ってみるとテント場内に太郎平小屋の出張所みたいな小屋があり、時間になるとミニ売店もオープンしていました。これは、わざわざアルコールを買いに太郎小屋まで行かなくていいので、とても助かりました。

 

太郎平小屋の水場と環境に優しいトイレ

 

太郎平小屋のチップ制トイレは清潔に清掃されペーパーも置かれ、昼間はとても明るく快適に利用できました。アブハエがブンブン飛び回るのは、どの山小屋でもたいてい見られる光景なので気にしません。

 

山を汚さない、環境に優しいトイレです。

 

トイレへ行く途中に引かれているチップ制の沢水もありました。小屋の方に聞くと「このまま飲める」んだそうです。冷たくて美味しい水ですが、テント場の水場の方がもっとキンキンに冷たかったです。

 

それでは本日の幕営場所、薬師峠キャンプ場へ向かいましょ~。

 

途中の木道沿いにも高山植物が咲き、気分はウキウキでした。

つづく。

じゃらん・北アルプス

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