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はしご湯のすすめ

日本半周・2018 山歩き 北アルプス

薬師峠~雲ノ平~高天原~三俣蓮華~黒部五郎・5泊6日テント泊周回・その2~折立登山口から太郎平小屋~

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7月20日(金)晴れ

朝4時前に目覚めると、我家と同じ車中泊組が既に準備を終え続々と出発して行くのが見えます。みんな気合入ってるな~。

出発前に登山届を出そうと周囲をウロウロすると・・折立休憩所に登山計画書は薬師峠手前の太郎平小屋で提出するようにとの掲示があります。

簡単な食事とトイレを済ませ、

 

5:10イザ出発!我家にとって初となる5泊6日の山行にワクワクが止まりません。

それにしてもテント装備と日数分の食料を詰め込んだザックがオソロシク重いっっ!「本当に6日間も歩き通せるんだろーか」と、ちょっと不安。というのも去年の9月に谷川岳の西黒尾根から土樽まで歩いたのを最後に、仕事が忙し過ぎてまともな山歩きをしてなかったんです。4月に歩いた至仏山は雪上楽々歩行だったし、5月の連休も尾瀬の山の鼻でのんびりテント泊。ここ最近になって慌てて白毛門を2回だけ足慣らしで歩いた程度での出発・・あぁ不安。

歩き出してすぐに愛知大学13名の遭難碑があります。彼等とは薬師岳山頂近くでも再会する事になりますが、それは後程。慰霊碑に「無事に山行が完了できますよう見守ってください」と手を合わせ出発です。

 

しばらくは鬱蒼とした樹林帯を進みます。朝も早よから蒸し暑く、とめどなく汗がダラダラと流れますが、谷川岳の西黒尾根や白毛門のような蒸し風呂地獄に比べればかわいいもんです。

 

高度を上げると樹林帯の中に水芭蕉(の葉っぱ)やモウセンゴケって事は、この辺りは湿地って事なんでしょうか。

 

やがて目の前がパッと明るく開け、三角点やベンチのある広場に出ます。いままでが鬱蒼と薄暗い樹林帯だったので、目の前が開け「おぉ、明るくて気分いいなぁ」と思ったのも束の間、

実はここからが地獄。ここが5泊6日に及ぶ極暑日射地獄の一丁目でした。

 

ヤバい。無茶苦茶暑い。朝だというのに、陽射しがビックリするぐらい強い。

 

少し進むと謎の大きな縞々棒。「なんだろう、これ?」と、しばし協議の結果、冬場の積雪量をはかる為の棒じやないの?と勝手に決着。

それにしても朝から暑過ぎます。

 

画像の下が曇っているのは別にボカシ効果を施したんじゃなくて、手に持っていたデジカメが体から発せられた熱気で曇ってしまったんです。あぁ恐ろしや。

 

日射の下で仕事をする登山道整備のお兄さんたちがいました。木陰なんてひとつもないからキツイよな~。お話しすると「上の小屋から通ってる」ってことで、おそらく太郎平小屋の事だと思うんですが、小屋から仕事場まで通うだけでも距離があるし、ホント大変です。三昧いわく「こういう場所で仕事をするのは、来て使いものにならないってんじゃハナシにならないから相当高い技術を持った人達でプロ中のプロだ」としきりに感心していました。ちなみに三昧は建築土木には無関係のまったくの素人さんです。

 

ふと左を見れば、遠くに剱岳や弥陀ヶ原など立山方面が一望。お兄さん達もこの景色を見れば少しは気分的に良くなるかな?・・ならないか。

 

足元の花々も増えてきました。

 


 

可憐な花々に何度も何度も足を止め撮影タイム。

実はなにげに重いザックを背負ってしゃがむのって、最悪に疲れるし足にプルプル来るんですよね。花の撮影で屈伸運動を繰り返していた三昧がこの直後に足が攣り、早くも芍薬甘草湯のお世話になっておりました。

 

右に見えるあの山は乗鞍岳でしょーか?

この辺りから、数日間の縦走を終え真っ黒に日焼けしたハイカーさんとポツポツ擦れ違うようになりました。ちょっと話してみたところ、薬師峠から三俣蓮華や黒部五郎を通る、まさにこれから私達が歩く予定の周回をされた方が多かったです。周回を終えた皆さんは一様に充実した笑顔で下りてこられていました。数日後に私達も同じような笑顔で下山できるといいなぁ。

そして何より驚いたのが、平日ってこともあってかシニア層がとにかく多い!そして、皆さん本当にタフなんです。私がその年齢になる頃、同じように動けるか?って考えたら自信ないなぁ。

 

そうこうしているうちに太郎平小屋が見えてきましたよ!

 

9:13太郎平小屋到着。

途中で何度も休憩したり花の写真を撮ったり、おしゃべりしたり、相当なスローペースで歩いたわりには高原地図のコースタイムより早く着いたので、おそらくこの折立~太郎平小屋間はあまり山歩きをしないハイカーさんも多いので、あえて甘い時間設定にしているのかなぁ?と想像してみた。逆に「この時間じゃ無理だろー」と他のハイカーさんたちも思わず突っ込む辛い時間設定のルート区間もあったりして、なんかちょっと「山と高原地図・剱・立山」は一筋縄ではいかないゾ。

 

さて太郎平小屋ですが、小屋前はひろーーーい広場になっていて、

 

お花畑の向こうに、これから数日にかけて歩く水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳がズラーーーっと並んでの大展望です。手前にある台地のような緑地が雲ノ平でしょうか?いやーー素晴らしい。この景色を見るためだけにここへ来てもいいくらいです。

 

 

では早速、太郎平小屋で登山届を出します。「日数長くて書く欄が無くなった」と三昧が地図と用紙を持ってウロウロしはじめました。家で登山計画書を作成して印刷してくればよかった・・。

無事登山届を出した後は、ここのお昼のお弁当が「押し寿司」でおいしそうだったので、明日のぶんを注文します。料金先払い(1000円)でチケットを貰い、今日の夕方か明日の朝5時以降のどちらか希望する方でお弁当を引き渡すとの事。我家は明日の朝を希望しました。

太郎平小屋はお昼の食事も注文でき、ジュースなどを購入できる窓口もオープンしています。ここまでの往復のお客さんも多く時間帯によってはとても賑やかで、山小屋というより観光地の売店のようでした。

 

 

チップ制トイレは清潔に清掃されペーパーも置かれ、昼間はとても明るく問題なく利用できました。アブハエがブンブン飛び回るのは、どの山小屋でもたいてい見られる光景なので気にしません。トイレへ行く途中に引かれているチップ制の沢水もあります。小屋の方に聞くと「このまま飲める」んだそうです。冷たくて美味しい水ですが、テント場の水場の方がもっとキンキンに冷たかったです。

 

今日はここから20分ほど離れた薬師峠のテント場に幕営します。太郎平小屋では受付せずに直接テント場へ行き、そのまま設営してよいとのこと。14時頃にテント場内の受付がオープンするので、そこで手続きをしてください、との事です。

つづく。

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