林温泉 かたくりの湯

林温泉 かたくりの湯 2023年9月

土曜夕方に訪問してみました。諸般の事情により令和5年6月から区民以外の方の入浴料金が500円に改定されていました。また駐車場は浴場前ではなく観光客用駐車場を利用するようにとの案内があり、浴舎すぐ斜め向かいに地域の観光案内も掲げられた立派な駐車場ができていました。浴場前は区民専用の駐車場となったようです。

男女別の入口を入ると料金箱があるので入浴料金を支払います。脱衣場にはトイレが併設されています。まだまだ新しい浴場で浴槽は御影石造り、長方形浴槽で4-5人の広さです。シャワー完備ですがソープやシャンプーなどの設置はありません。

この日はちょうど週三回実施の湯抜き清掃直後だったようでお湯はとてもキレイで少しの濁りもなかったです。ご一緒した地域住民の方が「掃除したばかりでお湯がきれいだ。いい時に来たね。」とおっしゃっていました。

お湯は無色透明、少しのとろみ感があります。林温泉の大きな特徴である石油臭も感じました。浴槽湯温は約44℃前後と熱めでしたが掛け湯で慣れれば問題ないです。林温泉は源泉温度が高く大量投入は無理なので、利用人数が多くなると鮮度的にどうなるのかな?とも思いましたが、まあそこまで混雑することは想像できません。

当日は鮮度の良い状態でしっかりと掛け流された中での湯浴みで満足感たっぷりでした。
(まぐぞー・2023年9月)


久々に訪問の林温泉かたくりの湯です。前回訪問時はコロナ禍のため地域住民以外の立ち寄り休止で「もしやこのままジモになってしまうのかな?」と心配していましたが、無事に一般開放再開していました。

相変わらずスッキリ清潔感ある浴室には、窓に沿って5人サイズの石板造り長方形浴槽がひとつあります。湯口からは触るのもしんどい熱湯が流し込まれ、湯温調整のため半分が浴槽外へと捨てられています。この日は清掃日で湯溜め後の入浴者がまだほとんどいなかったのか、スッキリクリアに澄み切った無色透明湯が静かに掛け流されていました。

そっと浸かるとやや熱めの弱いヌルスベ感の湯で、湯に浸かりながら林温泉ならではの柔らかな石油臭に包まれるのがなんとも心地よいです。お湯にはハッキリとした塩気もあり、浴後の発汗がなかなか止まりません。

八ッ場ダム建設にともない地域の為に造られた三つの共同浴場が「八ッ場三兄弟」として温泉好きにもてはやされた昔、今となっては立ち寄り入浴できるのはこの林温泉かたくりの湯だけになってしまいました。昨今のご時世で入浴料は値上がりしましたが、温泉が掘られた経緯を思うと一般開放してもらえるだけでありがたいです。また来ます。
(まぐぞー・2023年9月)

▼駐車場の案内

▼観光客用駐車場

▼玉城山の立派な案内がありました

▼林温泉 かたくりの湯外観

▼料金改定のお知らせ

▼男性脱衣所

▼男性浴室

▼掲示いろいろ

▼温泉は大切に

▼女性浴室

▼女性浴槽

▼湯口

▼動画もどうぞ(1分45秒)

林温泉 かたくりの湯 2015年9月

以前の味わいある浴場は解体されてしまって新たにキレイな共同浴場に生まれ変わった「かたくりの湯」です。昨今では温泉マニアの間では広く知れ渡っている施設です。新築後は駐車スペースも設置されているので車付け可能。新施設も一般外来可能なので料金を支払えば外来利用時間に入浴できるのは有難いです。

浴室に入ると空間に漂う石油臭が鼻を突きます。浴槽は御影石造り5-6人サイズの立派なもの。ガラス窓からの採光がよく、浴室が明るいというのは清潔感が増し好みです。

湯口では源泉投入量が微調整出来る造りですが、外来者は触れない方がいいでしょう。お湯は無色透明、微濁り、石油臭がたっぷりと香ります。訪問時は湯口にて63.9℃、浴槽では42.3℃でしたが自由加水できるので先客の好みで大きく影響を受けそうです。

源泉温度が熱いのでどうしても少量投入になり、浸かったときのオーバーフロー湯が実に勿体なく思えます。この湯がいつまでも一般外来者にも開放されることを切に思う。また近くに来たら寄ってみようと思う。
(三昧・2015年9月)


温泉マニアにお馴染みの八ッ場ダム関連湯小屋「八ッ場三兄弟」の中でも、特に強い重油臭と激熱湯の抜き出た個性でマニア一番人気の林温泉です。他の湯小屋が移転→ジモ専などになる中、この林温泉は「ダムの水がかからない」という事で移転はありませんでした。そのかわりかどうかはわかりませんが、すっかり綺麗に湯小屋ごと建て替えられています。新しくなった湯小屋は茶色の落ち着いた色合いで、屋根の上の湯抜きがなければ湯小屋には見えないかも?

先ずは脱衣所にある料金箱にお金を投入。女性浴室は大きくとられたガラス窓に沿って5~6人サイズの長方形浴槽がひとつあります。以前の簡素なポリバスから一転、旅館風呂のような石板の綺麗な浴槽です。湯使いは以前と同様に無色透明激熱源泉をチョロチョロ投入の掛け流し。今回も例によって朝一番に訪問してみると、まだ誰も浸かっていなかったらしく、相変わらずの激熱湯でした。源泉も変わらずで重油臭がプーンと香っています。ただ以前の湯小屋と比べ浴室内が大きくなり換気も良くなったためか、むせるようにこもっていた温泉臭はだいぶおとなしくなっていました。
(まぐぞー・2015年9月)

▼男性脱衣所

▼別の角度から

▼料金箱

▼男性浴室

▼別の角度から

▼さらに別の角度から

▼湯口

▼半分は捨てられています

▼シャワーも完備

▼女性脱衣所

▼女性浴室

▼湯口

▼浴槽から

▼窓から丸岩が見えます

道の駅八ッ場ふるさと館の手湯は林温泉の源泉利用

林温泉 かたくりの湯旧施設の感想

林温泉 かたくりの湯 データ

群馬県吾妻郡長野原町林
10時~17時
火・金の8時~15時は清掃のため不可
月・木・土15時まで清掃のため不可
300円→500円
訪問:2015年9月

林温泉 かたくりの湯 温泉分析

林温泉かたくりの湯 ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 75.5℃ pH=? 成分総計=4.36g Na=954mg K=10.5 Mg=0.9 Ca=574 Sr=1.0 F=1.6 Cl=2140 SO4=384 HCO3=48.7 HS=0.5 Br=9.2 H2SiO3=84.7 HBO2=135.0 CO2=16.5 H2S=0.4 As=0.5 (H19.6.29) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし

平成8年7月18日

ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 泉温=? pH=? 成分総計=3.16g Na=673.0mg K=7.7 Mg=0.2 Ca=448.0 Fe2=0.1 Al=0.4 F=2.2 Cl=1626 SO4=226.0 HCO3=31.1 CO3=0.1 HS=0.9 H2SiO3=72.7 HBO2=73.9 H2S=0.1 (H8.7.18) ※温泉利用状況の掲示確認できず

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